概要
昔ながら / 昔乍ら / 昔乍(むかしながら)とは、昔のままで少しも変わらないさま(※kb)。昔あったそのまま(※kb-b)。
初出は、947年頃~957頃(平安時代後期)に成立した『大和物語 (Wikipedia)』80段に所収の和歌「きて見れど 心もゆかずふるさとの むかしながら の花は散れども」で(※kb-b)、この言葉自体がめっちゃ古いうえに全然変わってない。
類義語として「古来」「従来」「旧来」「往日」「往時」などを挙げることができる。
表記揺れ等
tag1は小説を含む全てのpixiv作品が検索対象で、タグ数は完全一致検索で検出される作品の総数を意味する。tag2はイラスト部分検索結果。いずれも検索結果の数字は2024年10月17日のもので、随時更新推奨。
昔ながら(tag1,tag2)(作品総数: 6〈画: 5、文: 1〉|イラスト部分検索数: 12)… 本項。
昔ながらの(tag1,tag2)(作品総数: 4〈画: 4、文: 0〉|イラスト部分検索数: 7)
- 類義語
関連イラスト
1. 昔ながらの町の風景。例えば十年ぶりに訪れたりすると、さすがに建物や道路が大きく様変わりしていたり、行き交う自動車が世代交代していたりはするが、町の大まかな造りや山並みなどはそうそう変わるものではない。子供たちが昔と変わることなく元気一杯なら、それが何より。作者によれば、本作は島原市内の風景とのこと。
2. 昔ながらの路地裏の風景。
3. 昔ながらの町並み。
4. 石材店って、昭和だろうが平成だろうが令和だろうが、全然印象変わらんね。
5. 昔ながらの駄菓子屋さんで買い食いする今どきの若者たち。顔ぶれは『ブルーロック』と『ハイキュー!!』の登場人物たち。ただ、こういう景色、実際には見られなくなったなあ。
6. 昔ながらの自販機三昧。
7. 古風なタイプの信楽狸(信楽焼の狸の置物)は、よく見れば割と恐ろしげな顔付きをしており、「可愛い」に全振りしている昨今の売れ筋のものとは大きく異なる。
8. 昔ながらの中華そば。呼び方も「ラーメン」ではなく、ここは是非とも「中華そば」で。マルちゃんもそう言ってる。もっと年配の人に言わせれば「支那そば」なんだろうけども。
9. 赤福(赤福餅)の、変わらない味、ほとんど変わらないパッケージデザイン。
10. 1970年(昭和45年)発売のロングセラー商品! 名糖アルファベットチョコレート。
11. お魚の形をした小さな醤油用たれ瓶、旭創業の「ランチャーム (tag)」は、1957年(昭和32年)発売。魚以外の形の商品もあることから、鯛などの魚をモチーフにした形のものに限って「醤油鯛 (tag,Wikipedia)」と呼ぶ向きもある。
12. お馴染みのジャパニーズウイスキー、サントリー・オールド。
13. 昔からな~んも変わらない輪ゴム・ブランド「オーバンド」の定番商品。発売されたのが1917年(大正6年)という超ロングセラー商品で、パッケージデザインは、1951年(昭和26年)に商品名を「オーバンド」に改めて以来、ほとんど変わっていない。
14. ヤマト社 (Wikipedia) の「アラビックヤマト」スタンダード・タイプは、液体糊の定番商品。
15. (通販とかで)今でも売ってるハエ取りリボン(吊り下げタイプの粘着式蝿取り紙)。田舎にある親元に里帰りした都会の子は、高確率で捕まってしまう。
関連動画
脚注
- 出典等
※kb-a 「昔乍ら」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』
※kb-b 「昔乍」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』