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真八極

しんはっきょく

漫画「アンデッドアンラック」に登場する架空武術(サムネはイメージです)。功夫の系統になる流派で、開祖はファン=クーロン。
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概要編集

戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する架空武術。創始者は中国人の武術家・ファン=クーロン

武技の様相や武術名から、中国拳法八極拳を基盤にしていると窺える。つまり功夫(クンフー)の系統へ属する流派。


主に中国圏の主要人物たちが体得している。


数多の流派を集約編集

強力な近接技が特徴の流派「真八極(しんはっきょく)」

より動作(モーション)を注視すると―

  • 八極拳の如く、強靭な五体と素早い動きで直接的な破壊力を主とする「外家拳(ガイカケン)」
  • 八卦掌みたいに、繊細な重心・身体の操作≒発勁で強烈な威力を発する「内家拳(ナイカケン)」

といった徒手空拳の他に棒術も含まれる我流拳法


開祖・ファン=クーロンは中国各地を永年に渡り、貪欲に武を極め、数多の他流派を破り、その実践で技術吸収独学し自己の流派を開発した。そして始めは無名流派だった拳を【真八極(しんはっきょく)】と命名した。

なおファン老師の衣服には【八极】が書かれている。最後の文字中国語極みを意味する言語


武技編集

  • 捌廻山靠(はっかいざんこう)
  • 弧撲(こぼく)
  • 絶招歩砲(ぜっしょうほほう)
  • 五不苦星(ごふくせい)

※それぞれの詳細は【ファン=クーロン】【シェン=シアン】を参照。


使い手編集

本項では便宜に関連した体得者も羅列する。


ファン=クーロン

流派「真八極(しんはっきょく)」の創始者。

ファン自身の特異事情もあって、永年に渡り最強を求め、武を追求し老練された実力者。しかし実態は…。



ロウ

師事:ファン

流派「真八極(しんはっきょく)」の一番弟子。強面な外見通りの強さに加え心優しい一面もある男性。



シェン=シアン

師事:ファン

流派「真八極(しんはっきょく)」の二番弟子。入門したのは少年期。当時は貧困で飢え、強さに飢えていたケンカ小僧だった。

ある武道大会に出場した縁で、当時は無名流派だったファン達と邂逅。条件付きで武の門をくぐり、鍛錬へ励みながら家族のような日々を過ごしていたが…。



メイ=シアン

師事:シェン

シェン=シアンの実妹。純粋な少女で武とは無縁の乙女だった。あるキッカケで最愛の兄から師事を受けると、短期間で武の才能を開花させたが…。



ムイ

師事:シェン(推定)

放浪の末に組織(ユニオン)へ所属した不良青年のシェンが邂逅した中国人の一般女性。いわゆる彼女の身元引受人となったシェンは、ムイを傍においていた。彼女は生真面目な情動もあって、私生活はズボラである男へ献身的な補助をしていく。

そして物語初期では、上司シェンと手合せできる程の武闘家だった人物像を整合すると、少しでも彼の助けになればと功夫(クンフー)の師事を申し出て、さらに自己鍛錬の努めも経て、やがて熟練の武術家≒真八極の門下生になったと推察される。



ニコ=フォーゲイル

師事:-(シェンから独学)

本業は科学者の老人男性。だが明晰な頭脳と解析力、そして組織(ユニオン)円卓メンバーに抜擢される否定者も合わさり、見取り稽古で真八極の武技を体得。


備考・余談編集


凄い功夫(■■■ー)だったよ編集


中国拳法について知り始めや、これを題材とする制作物で、ふとカンフー」と「クンフー」の違いって?と、少し不思議に感じたことはないだろうか。

結論として、両方とも同一に中国武術の別称「功夫」を意味している。


中国語圏での読みを表記すれば「クンフー」なのだが、発音では「クン・フー」「ゴン・フー」と発声変化する言語文化もある。そして一般的に有名な読み「カンフー」が広まった大きな由来には、名優ブルース・リージャッキー・チェンなどが中国武術を主題にした映画が世界的ヒットした影響力(通称「カンフーブーム」)と言われている。この制作展開で、中国文化功夫」とは『中国武術の総称』として認知を広げる宣伝効果と共に、映画部類に「カンフー映画」を確立する偉業を成した。

総括すると、瞬く間に浸透してしまった呼称「カンフー」とは娯楽(エンタメ)へ活用する過程で、誤解釈して採用されてしまった読み方(いわゆる俗称であり、明確な発祥は不明確)。本来では間違いなのだが、世間では既に音楽といった他所でも「カンフー」を引用される動き、それでも然程は理解に支障ない実感もあってか、この命名が定着し今現在でも使われる続ける事と相成ってしまった(見方を変えれば、国内外でチャイナ功夫を扱う企画では、既に一般的な名称「カンフー」を採用しなければ制作しづらい裏事情があると推察せられる)。

この言語背景から、本作『アンデッドアンラック』みたいに正式呼称「クンフー」を活用-場面例:主要人物の武術家・シェンが、部下・ムイの成長を喜び「凄い功夫(クンフー)だったよ」と褒めている-していれば、その制作では本格的な中国拳法を題材としている風な、転じた指標になっている。


ありがとう『SF編集

原作者・戸塚慶文対戦格闘ゲームの愛好家。本作の掲載誌「週刊少年ジャンプ」にある巻末目次コメントとかで近況のゲーム関連もちろちろ発言している程。


アンデラ×ストファイパロディ

特にCAPCOM(カプコン)の『ストリートファイター』作品群で、登場する世界各国の格闘家たちが魅せる動作(キャラモーション)が大好き。そんな多国籍の武闘家・格闘技をきっかけに、色んな拳法を調べたりする趣味へ繋がった。

構え、踏み込み、拳の握り、どこを曲げてどこを伸ばすのか、その流派を扱う者の筋肉の付き方。戸塚先生曰く、心酔する『SFストリートファイター)』は各国の門派を再現する専門職(プロフェッショナル)な息遣いが感じられて最高なんだとか。

出典:原作漫画19巻の表紙カバー折込にある作者コメントより


そのため本稿「真八極(しんはっきょく)」のような戦闘関連には、格ゲーが創作参考元と思われる描写「迫力ある技絵」「既視感のある外見」が散見される。


関連項目編集

アンデッドアンラック アンデラ

格闘技 武道 / 武術 体術 発勁 アクション モーション

架空の武術 中国拳法 / 中国武術 八極拳 功夫 クンフー / カンフー

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