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愛知県豊川市の国府駅から豊川稲荷駅までを結ぶ名古屋鉄道の路線。全線が単線で途中の諏訪町駅を除いてすれ違いが可能になっている。


概要編集

太平洋戦争中の豊川海軍工廠への通勤輸送を目的に豊川市内線として建設を開始。1945年2月18日に国府駅~市役所前駅(現:諏訪町駅)が開業。戦時中のためレールは他線区(西尾線とも渥美線とも言われている)、車両は瀬戸線揖斐線谷汲線などの車両を転用していた。

戦後は豊川市によって路線延長の計画が進められ、1948年に都市計画街路に沿う形で路線延伸に取り掛かるが、土地問題がこじれて一度は中止となっている。

1954年4月1日に稲荷口駅まで延伸。同年12月25日に新豊川駅(現:豊川稲荷駅)まで全通、同時に豊川線に改称した。


名古屋本線から豊川まではかつては伊奈駅から豊川鉄道小坂井駅に至る小坂井支線を経由し、豊川駅まで直通運転を行っていた。しかし豊川鉄道が国有化し飯田線となってからは運用に制約が出てしまい、抜本的な輸送力増強が必要となったため、豊川線全通に伴い小坂井支線は廃止された。


沿線編集

沿線に大型工場や自衛隊駐屯地、学校、住宅地などが存在し沿線住民の足となっている。稲荷口駅から八幡駅の手前まで道路と道路に挟まれた場所を走行する。

終点の豊川稲荷駅近くに豊川稲荷があり年末年始には参詣客で混雑する。


駅一覧編集

駅名備考
国府名古屋本線と接続
八幡豊川線唯一の高架駅
諏訪新道信号場諏訪町駅が単式ホームのため列車交換機能を担っている
諏訪町豊川市の中心地区最寄り駅。その割にホームが狭い
稲荷口駅近くにスーパーがある
豊川稲荷JR飯田線と接続する。年末年始輸送用に臨時改札もある

運行形態編集

線内折返しの普通列車と名古屋方面へ直通する急行・準急列車がメイン。ただ線内では全て各駅停車扱いの為に事実上普通列車と化している。一部時間帯の急行は東岡崎まで準急となる。

平日の朝には1本ずつ快速特急と特急が設定されている。朝の快特は名鉄一の変態列車と言われる。その理由に

  • 始発駅の豊川稲荷駅が特別停車駅扱い
  • 国府駅で8両に増結されるのだが到着する5番線の長さが6両分しかないため特別車のドアが締め切り扱い
  • 快速特急なのに本宿と美合にも特別停車

・・・名鉄の変態運用もここまで来るとある意味素晴らしい。逆に名古屋方面からの特急の運行はしていない。


余談編集

  • 一般的な本線用の車両が運行されているが、法律上は路面電車と同じ扱いである。
    • 開業当時は瀬戸線の前身である瀬戸電気鉄道が導入した路面電車タイプの木造車モ30形が運用されており、1950年に谷汲線の前身である谷汲鉄道が導入した鉄道線用の木造車モ100形に置換えられた。
    • 1953年に直流600Vから1500Vに昇圧してからは本線用の車両が運用に就いている。
  • かつての豊川稲荷年末年始参詣客輸送は総力戦で行われ、団体列車は定期普通列車と連結して運行した。その際8800系パノラマDXと旧型AL車が併結運転をしたことがある。

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