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概要編集

正義のヒーローが洗脳されて悪堕ちする展開は、男児向けヒーローものではそれなりに定番の要素なのだが、プリキュアシリーズにおいてはある種のタブーとして扱われている。


傾向としては、洗脳によって一時的に正義→悪になってしまったケースがほとんどであり、この手の作品には多いウルトラマンベリアル仮面ライダー龍玄の様な「(洗脳されたわけでなく)自らの欲望のために敵側に寝返ったプリキュア」はいまだに公式には一度も登場していない。

…夏休みの宿題が終わらなくてデザトリアン中学校を破壊してもらおうとしたプリキュアがいたって?未遂で終わりましたから…。


なお、「変身もの」の作品には定番と言える「主人公の能力をコピーした悪の戦士」は定期的に出てくる。Pixivでは悪キュアというカテゴリでそれを扱っている。



悪堕ち・裏切り・仲間割れ等の展開があるプリキュア編集

ふたりはプリキュア編集

プリキュアシリーズでプリキュアが悪堕ちする展開がタブーになっている理由は、最初に悪堕ち洗脳展開を行った『映画 ふたりはプリキュアMax Heart2 雪空のともだち』で子供たちから怖いと言われて評判が芳しくなかったからだとされている。


ハピネスチャージプリキュア!編集

2014年の第11作『ハピネスチャージプリキュア!』で初めてプリキュアが洗脳されて悪堕ちするという展開を正面から描き(キュアミラージュキュアテンダー・闇を参照)、プリキュアの洗脳悪堕ちを9年ぶりに復活させたが、それらはあくまで「悪堕ちした状態で登場し、元に戻った後で味方入りする」という順番であった(見ようによってはキュアパッションキュアビートの変則バージョンとも言える)。


Go!プリンセスプリキュア編集

また、続く2015年の第12作『Go!プリンセスプリキュア』にも当初は洗脳された状態で敵幹部として登場し、洗脳が解けた後に味方になる追加戦士が登場する(キュアスカーレットを参照)。


キラキラ☆プリキュアアラモード編集

そして2017年の『キラキラ☆プリキュアアラモード』では、第27話で立神あおいがロックも菓子作りもうまくいかずに嫉妬心を募らせていたところでエリシオに心の隙をつかれて悪堕ちし、愛憎入り混じったロックステージを破壊しようとしたところで他のメンバーに止められて説得されて正気を取り戻すという事態が発生。上記の雪空のともだち以来のメインのプリキュアの悪堕ち場面が展開されることとなった。こちらは堕ちていないメンバーに諭させる、攻撃をクリームエネルギーの応酬にして直接のリョナ描写を避けることにより場面の描写を和らげようという試みが行われている。


ヒーリングっど♥プリキュア編集

2020年放送の『ヒーリングっど♥プリキュア』の最終回では、地球環境を破壊し生きる以上の目的で動物達の命を奪っている人間という種に否定的なサルローと、彼を諌めるヒーリングアニマルの女王テアティーヌによって、環境破壊を行う人類文明の行く末次第では、地球を守るためにヒーリングアニマルたちが人類を浄化する可能性が示唆された。

もし「その時」が来てしまったら、プリキュア達は、妖精達はどうするのか…。

(→VSヒーリングガーデン


ひろがるスカイ!プリキュア編集

2023年放送の『ひろがるスカイ!プリキュア』第49話では、アンダーグ・エナジーで強化したスキアヘッドことダークヘッドとの戦いに敗れたキュアスカイがアンダーグ・エナジーに呑み込まれ一時的にダークスカイに変化している。メインプリキュアが完全な闇堕ちフォームになるのは何気に史上初だったりする



関連項目編集

プリキュアシリーズ プリキュア戦士一覧

ダークキュア プリキュア戦士派生タグ一覧

悪キュア:悪人が変身するプリキュア


ノワールプリキュア/ダークプリキュア

バッドエンドプリキュアアンラブリーに付、諸般の検討をしたのですが新規のプリキュアではなく、あくまで公式キャラの派生という扱いとなりますので独立番号は付きません。予めご了承願います。


キュアシュプリーム:検討中だが、該当する可能性あり。

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