風雲(艦隊これくしょん)
かざぐも
※実艦については「風雲(駆逐艦)」の記事を参照のこと。
2015年夏イベント『反撃!第二次SN作戦』で参戦した、夕雲型の駆逐艦娘。
E-6、E-7のボス全難易度と、E-6Mマスの乙以上、E-7のYマスの甲でドロップ出現した。
同年の秋イベント『突入!海上輸送作戦』では序盤のE-1ボスおよびHマスの乙以上でのドロップとなり、比較的邂逅しやすくなった。
しかし、続く2016年冬イベント『出撃!礼号作戦』・春イベント『開設!基地航空隊』では各最終ボスからのドロップ限定となり、再び高嶺の花となってしまった。
その後2016年7月15日のアップデートにて、通常海域3-5に出現するようになっている。また、通常海域7-2追加実装に伴い7-2第二ボスマスでも出現する。
他の夕雲型と同様、建造は現地点では不可。
艦これアーケードでは2022年8月10日実装。
先方が夕雲型の制服を常用しているという事もあって遠目には区別が付かない程であるが、分け目が逆(秋雲は向かって右側、風雲は左側)になっている。
髪色は秋雲より黄味が薄く、さらに先端が黒く変色してゆく。
髪質は堅めのようで、先端までまっすぐに伸びているほか、ポニーテールの結び目付近には逆立ったようになっている部分も存在している。
髪を結ぶリボンは山吹色に赤と白の警戒色で、これは飛龍の最後を見届け、生存者を託された史実を意識しているものと思われる。台詞の中にもそれに触れたものがある。
制服・艤装は基本的に他の夕雲型に準じているものの、リボンタイではなく一般的なネクタイを着用している点が大きな特徴となっている。これは秋雲を含めても現在まで唯一の例で、何故か純粋な夕雲型の方が差別化を図るという逆転現象が生じている。また、実装時期の都合か第4代第十駆逐隊初期編成で唯一担当声優が異なる。
身長は秋雲どころか駆逐艦娘の中でもかなり高めで(彼女はおそらくたった一人の7頭身の駆逐艦娘であり、藤川艦隊の6頭身駆逐艦娘たちよりも背が高い。)、反面胸部装甲を含めた厚みがかなり薄めというスレンダーな体型(妹の長波と一緒に登場した7周年記念の公式イラストを見る限り、胸部装甲は以前より多少大きくなったようだが、さすがに妹のそれとの差は依然大きい様子)。
中破すると、空色に白い雲の柄をしたキャミソール型の下着が確認できる。
これは彼女のイメージカラーになっているようで、瞳も同系統の配色であるほか、下記の限定グラフィックのデザインにも意識されている様子がある。
名前や外見に比例するように、性格もまた風のように爽やか。
やや勝気な所があり、どんな職務でも進んで意欲的に取り組んでゆく。むしろ常に何かしら仕事をこなしていないと落ち着かない、ちょっとワーカホリック気味。
だが、そんな意欲に身体が追い付いておらず、色々と不器用でテンパったような反応も多い。秘書艦時に料理を作ろうとした際も朝から手に怪我をしてしまい、結局昼は間宮、夜は提督自身が賄う事となった。なおも自力で作ろうとする様子を「悲壮な覚悟」と形容されてもいる。
公式4コマでは一人だけネクタイな理由も「リボンタイでは上手く結べないから」とされたほど。ちなみに、そうした事を秋雲にいじられ、最終的には拳骨を秋雲の頭におみまいしている。
矢矧率いる「第十戦隊」で鍛えられた事を自負しており、細身に反して体力はあるらしい。なお、ゲーム内でこの第十戦隊に言及したのは彼女が始めて。
四代目「第十駆逐隊」最後の一人でもあり、そちらに関する言及も見られる。
このうち同型のメンバーに対しては「夕雲姉さん」「巻雲姉」と呼び慕う一方、陽炎型の秋雲に関しては「秋雲」と呼び捨てである。当初から何かと絡まれその度に被害担当艦のようになってきた事から、彼女曰く「悪い子じゃないけどちょーっと迷惑」。
もっとも、既に触れた通り「秋雲先生」ネタを通して年々関係が深まっており、なんだかんだかいがいしく世話を焼いてあげる、唯一無二の間柄となっている。その過程で次第に手際も良くなってきているようで、今ではアシスタントがこなせるまでになった。イイハナシカナー?
遂には「風雲も作画スキル上がって同人デビュー」ネタが二次創作で定着しつつあり、風雲の気真面目な性質も合って計画的な入稿ができる優良サークル扱いされるのが定番化している。
提督たちからは「ウィンドクラウド先生」のペンネームで呼ばれている。
挙げ句は秋雲にとって衝撃の「弟子の師匠超え」ネタもチラホラと……
飛龍に対しては、初陣のミッドウェー海戦で守りきれなかった史実を未だ悔やんでおり、時々想いを馳せる事がある。
また、自身は機雷に接触し、搭載していた魚雷が誘爆して沈没している事から、現在も魚雷の搭載には抵抗を感じている様子。
これらは共に梅雨の時期の出来事であったためか、シーズンに入ると原因は明言しないものの、悪天候以上の憂鬱さを訴える。特殊台詞がこのような形で使われる事は珍しい。
提督には対しては邂逅時に「そっか、貴方が提督なんだ」と含みのある物言いをするが、その後は特に何も無い。先述の勤務態度もあって、むしろ好意的な部類である。
ただ、不器用さから秘書艦に付ける事は提督の方が遠慮してる節があり、「何その顔?まさか不満なの?」と詰め寄る一幕も。
また、夕雲の話が出ると「なに、好きなの?」→「ん?まさか、巻雲姉の方?」と唐突にコイバナを始めたかと思いきや明後日の方向に脱線してゆく事もあった。その流れで自分の名前は出てこないあたり、なんだか幼馴染系ヒロインのような距離感である。
同時に、仮に提督LOVE勢だとすると話術も相当に不器用だという事になってくるのだが。
基本的な性能は夕雲型の前例を踏襲するものの、【雷装+1】、【対空+1】、【対潜+2】、【幸運+10(改修での最大値)】と、相対的なカタログスペックなら同型中最優と言える。
ただ、索敵値では高波が優り、対潜値では改二クラスの対潜小隊長である朝霜がいるため、尖った運用には向いていない。
2019年2月8日のアップデートにて彼女自身も改二となり、大幅な強化を果たした。
詳細は専用記事へ。
ちなみに、この強化もまた「秋雲先生」と無縁ではない。
長波(艦隊これくしょん):風雲参戦までの間、第十駆逐隊における事実上の代役を務めていた。
ウィンドクラウド先生:「秋雲先生」からさらに派生した二次創作。
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