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GジェネCD

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じーじぇねれーしょんくろすどらいぶ

2007年に発売されたGジェネレーションシリーズの一作。正式名称は「SDガンダム GGENERATION CROSSDRIVE」

概要

ヴァンガードが開発したギャザービート系列に属する作品で、ニンテンドーDSをプラットフォームとした作品では二作目となる。

従来の作品と比べてゲームシステムが大幅に変更されているのが特徴で、特に戦闘システムはそれまでと全く異なると言っていい。また前2作からユニットのグラフィックやモーションが進化している。

ストーリーはフィオ編ニケア編の2つのルートがあるが、どちらもこのシリーズの売りであったIF要素が殆どなく、条件を満たすことで進める隠しステージも存在しない。そのため、原作で死亡するキャラクターの大半は原作通りの運命をたどる。なお、一年戦争などグリプス戦役以前が舞台の作品は「メモリアルセッション」という形で簡潔に補完されており、クリアするとキャラクターやユニットが入手できる。

また、前作ではセンチュリオというオリジナルユニットが登場したが、本作ではそのようなオリジナルユニットは一切登場しない(一応、ゼロシステムを搭載したトールギスⅢなどオリジナル設定の機体は登場する)。

ゲームシステム

本作では操作のほぼ全てをタッチペンで行うのが最大の特徴で、ボタンや十字ボタンによる操作は殆どなく、また変更も出来ない。

セーブデータは6つ。

なお、本作は補給ポイントが存在せず、新たなユニットを得るにはストーリー進行に伴う自軍への加入か、ステージ攻略中に敵軍の機体を鹵獲する必要がある。

クロスドライブ

作品のタイトルにもなっている本作の目玉要素。

本作では戦闘開始時に円型の「フォーメーションパネル」内に居るユニットを動かして位置取りを決める必要があり、その際に特定のキャラクターが乗ったユニット同士を隣接させると、クロスドライブと呼ばれる強力な合体攻撃を行うことが出来る。2機の場合は1機を集中攻撃し、3機以上の場合は敵チーム全体を攻撃する。前作の「チーム攻撃」と違って敵軍のターンでも使用可能で、IDコマンドとも併用出来る。攻撃開始前に見せるキャラクター同士の掛け合いも見どころの一つ。

更に、「特定のキャラクター」が乗った「特定のユニット」同士の組み合わせなら、更に強力なクロスドライブが発動する(例:百式に乗ったクワトロ・バジーナと、リック・ディアス(黒)に乗ったアポリー&ロベルトによるアーガマ・プラトゥーン)。

ただし、モビルアーマーなどの大型ユニットではクロスドライブは発動しないので注意。

オリジナルキャラクター

本作のオリジナルキャラクターのデザインは電光石火轟が担当。

フィオ・クロフォード

フィオ編の主人公。

L3のコロニーで父ヴィクターと二人で暮らす内気な少年。

ある日、住んでいたコロニーが謎の武装集団の攻撃を受け、父親を失い、SOSを受けて駆け付けたエゥーゴに保護される。

パイロットとして高い素質を持ち、ニュータイプの素養もある。

ミオ

フィオ編のもう一人の主人公。

オリジナルの敵組織「アイゼンラート」に所属する少女。

外見はフィオと瓜二つだが、性格は真逆で好戦的。

仲間になった後はどこかの誰かさんのようにネタ台詞をしゃべりまくる。

ニケア

ニケア編の主人公。

L5宙域で謎の集団に追われていたところをエゥーゴに保護される。

普段はかなり天然ボケでおっちょこちょいな性格だが、アンフィニという好戦的な裏人格を持つ。

人格がスイッチすると口調どころか顔つきや髪の色まで一変し、もはや別人とも言える姿になる。

なお、「温和な主人格と好戦的な裏人格を併せ持つ」という設定が発売から数か月後に放送が始まったシリーズ登場人物と被ってしまっている。

スタンレー兄妹

エゥーゴの輸送艦アルトリウスに乗艦している兄妹(と言ってもクルーはこの二人しかいない。)

兄のライオットは豪快かつずぼらな性格で、妹のエミリアがそんな兄をサポートする。

序盤でこの二人がL3とL5からのSOSをキャッチし、どちらに向かうか選択するかでルートが分岐する。

アークライト・ストリンガー

かつて地球連邦軍の高官を輩出し続けた名家ストリンガー家の嫡子。

アイゼンラートを指揮している人物で、パイロットとしても高い技量を持つ。

シルカ・チェイニー

アークライトの右腕を務める寡黙な女性。

ジョルジオ・ストリンガー

アークライトの父。元連邦軍の将校で、アイゼンラートを組織した人物。

フィオ編では存命だが、ニケア編では死亡している。

フェルディナンド・レスタホーク

アイゼンラートに雇われた傭兵。

ルウム戦役やソロモン、ア・バオア・クーなどの激戦を戦い抜いてきた歴戦のパイロット。

ユーザーからの評価

前作『DS』からおよそ2年ぶりに発売された本作だったが、前作とはあまりにも違いすぎるシステムやIF展開が皆無のストーリー、それでいてステージ数が多すぎるためクリアに時間がかかる等々マイナス要素が多く、ユーザーからの評価はお世辞にも高いとはいえない。

なお、この作品を最後にギャザービート系列のGジェネは作られていない。

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