概要
1990年にバンプレストが制作したファミリーコンピュータ用ゲーム。
それまでは不可能とされていた「異なる企業が版権を持つキャラクターたちを共演させるゲーム」を始めて実現させた作品で、玩具関連で拡版権元とつながりのあった杉浦昌幸のバンプレスト初代社長就任ご祝儀企画として作られた。
1回限りのお祝い企画だったが、コンパチヒーローシリーズとしてシリーズ化を果たし、後にスーパーロボット大戦につながる事となる記念碑的作品である。
体力が残り少なくなった力士は必殺技が解禁され、決まり手にも各キャラ専用の名前が付く。
スペシウム光線やバルカンやボルティックシューターなどの遠距離攻撃系、仮面ライダー達のライダーキック系、ビームサーベルやリボルケインや戦隊ロボなどの剣系、ウルトラダイナマイトなどの突進系、バルタン星人のスペルゲン反射鏡による必殺技反射、という全5系統。
相撲の舞台は地上場所・宇宙場所・ビル場所の3つが用意されている。
登場キャラクター
バンプレ部屋を除きヒーロー4体、悪役1体の計5体。
各作品は実際の相撲の様に「部屋」に所属しており、当時の版権元の総責任者が「親方」として実名で出演している。
M78部屋
ウルトラマンシリーズのキャラクターが登場。親方は当時の円谷プロ社長・円谷皐。宇宙場所以外のフィールドで3分経過すると「腰砕け」ならぬ「エネルギー砕け」として自動的に敗北する。
ライダー部屋
仮面ライダーシリーズのキャラクターが登場。親方は原作者の石ノ森章太郎。BLACKRXはロボライダーやバイオライダーにもなれる。
名前 | 必殺技の決まり手 |
---|---|
仮面ライダー1号 | キリモミけり倒し |
仮面ライダー2号 | ライダーけり倒し |
仮面ライダーV3 | ハリケーンけり倒し |
仮面ライダーBLACKRX | リボルケイン倒し |
(ロボライダー) | ボルティック打ち出し |
(バイオライダー) | バイオ突き出し |
シャドームーン | サタン切り出し |
MS部屋
機動戦士ガンダムシリーズのキャラクターが登場。親方はシリーズの総監督・富野由悠季。
戦隊部屋
スーパー戦隊シリーズのキャラクターが登場。親方は当時の東映の上層部から渡邉亮徳、多分一番人選が謎。ライブロボはスーパーライブロボ、シルバはバルジオンに変身・搭乗できる。
名前 | 必殺技の決まり手 |
---|---|
ターボロボ | 高速切り倒し |
フラッシュキング | コスモソード突き出し |
グレートファイブ | 光電子ライザー突き出し |
ライブロボ | 超獣切り倒し |
(スーパーライブロボ) | ビッグバースト出し |
バイオハンター・シルバ | バイバスター突き出し |
(バルジオン) | 反バイオ粒子飛ばし |
バンプレストオリジナル
個人戦のみ使用可能。親方の山科誠は行司も担当。
名前 | 必殺技の決まり手 |
---|---|
G雷門 | ターミネサンダァ |
バンプレキッド | ロケットぶちかまし |