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XEXEX

ぜくせくす

1991年にACで稼働が開始された、コナミの横スクロールシューティングゲーム。開発メンバーは『グラディウスII -GOFERの野望-』のスタッフが中心となっている。
目次 [非表示]

概要編集

R-TYPE』を意識した、機体前方に着脱可能なオプションフリント

”フリント地獄突き”と称されるチャージショットが特徴。

また、OPやステージクリア後にはフルボイスのデモムービーが流れる

ラスボスであるクラウス・パッヘルベル私自らが出る!という台詞が有名。

イレーネ及びシステムボイスは島本須美が担当。

長らく『(クラウスの声を含めた)全ての声を島本須美が演じていた』と言われていたが、コナミのシューティングBGMを集めたCD-BOXである「コナミシューティングコレクション」のライナーノーツにて「クラウスの声は演技経験の無い開発スタッフの声である」旨が記され、事実上公式に否定された。同じく、この非常に特徴的なデモの絵に関しても「コナミの社長の息子が描いた」という噂が出ていたが、こちらも否定されており、当時新米であったグラフィッカー(後に「ときめきメモリアル」や「クイズマジックアカデミー」等のキャラクターデザインに参加している人物)の手によるものだったことが判明している。


ちなみにキャッチコピーは「STGの歴史が変わる。コナミが変える。」である。

コナミのシューティングゲーム史に限って、ある意味に於いてその歴史を変えてしまったのは確かであろうが、むしろ同時期に発表されたタイトーメタルブラックの方が後世のシューティングゲームに影響を及ぼしSTGの歴史を変えてしまったのは何とも皮肉である。


当時としては非常に高性能な基板を使用していたため、PCエンジンへの移植計画も進んでいたが頓挫してしまい、長らく家庭用機への移植が実現しなかったが、15年の歳月を隔た2007年にPSPの「沙羅曼蛇 ポータブル」(開発:M2)に収録された。ちなみにPSP版には例のステージ間デモだけを再生出来る機能が何故か標準で搭載されている。


2021年12月23日にアーケードアーカイブスのラインナップとして配信。家庭用機では据え置きゲーム機で初のアーケード版移植となる。海外版も収録されており、後述の北米版も収録。


メニュー画面でコナミコマンドを使うと…?


ストーリー編集

宇宙に進出した人類の前に飛来した謎の生命体”フリント”、そしてそれと同時に地球に届いたテレパシー。

惑星イースクウェアの王女イレーネを救うため、

最新鋭戦闘機フリントロック”が遠い宇宙へと飛び立つ。


関連イラスト編集


海外版編集

日本国内版とはかなり内容が異なる。

残機制ではなくライフ制になったことや、2P同時が可能になったこと、2P側の自機デザインが異なること、ショットの種類が一種類となりそれを5段階までパワーアップさせる仕様に変更されたこと、サブウェポンとしてホーミングミサイルが追加されたこと、フリントの触手が短くなったこと、難易度が高めになっていることなど、キャラのグラフィックがほぼ同じ(一部書き換えられているが)であることを除いて概ね別ゲーになっている。3周エンドでクリアデモが出るが以降もゲームはループで継続する。

あと、あの残念なステージ間デモはテストモードでカットが可能。ただしクリアすると、残念なクリアデモも痛いスタッフロールも否応なしに出てくるので御安心を。なお、北米地域のみ「ORIUS」のタイトルで流通している(北米以外は日本と同タイトル)。


なお、海外版はBGMの音量が小さく効果音の方が大きく設定されている。


その他雑記編集

・開発当初はオプションがフリントロックの他、グラディウスビックバイパータイプ、サンダークロスのブルーサンダー45型タイプの3種類から選べる仕様だったという。バランス調整し切れなかったんだろうが、もしそのまま出していたなら…などと言っても仕方が無い。歴史に「if」は無いのである。

  • 「お願い、私の星を助けて…」のイレーネ姫のデモはクレジット投入で初めて出現する(スタートボタンでスキップ可能)。その後放置すると通常のデモに繋がりループする。イレーネ姫のデモは経由しない。

・デモの「まおう」が何故かひらがな。

・パワーアップアイテムのデザインがどれも似ていて、実際に取ってみないと効果がわかりづらい。

・2面はお菓子で出来ている・・・のは間違い(実際は分子)。お菓子でできているのは実況おしゃべりパロディウスでパロディにされたもの。

・場違いな妖精が出てくる。

・フリントが神社ガランガランにしか見えない。

・しかもネームエントリーでおみくじが引けてしまう。大吉はともかく、ハズレってなんだ?なお、グラディウスではプレイヤーの星座も登録できるが、XEXEXは干支。

・スタッフロールは一見の価値有り。

PSP沙羅曼蛇ポータブルに収録されているので気軽に入手できたが、アーケードアーカイブスの配信によってさらに入手可能となった。伝説を体験したい人はどうぞ。

・『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』にミニゲーム扱いで1ステージのみでステージ2が簡素ながら収録された。ちなみにイレーネ姫のOPデモも簡素(何故かセリフはカタカナ)で収録されており操作説明までする。

・『オトメディウス』では自機"フリントロック"をモチーフにしたキャラが登場し、『オトメディウスG』のストーリーモードにて、そのキャラのエンディングの最後にクラウスが顔見せで登場。このほかイレーネがゲスト出演している。

・『R-TYPE_FINAL』においてB-1B“MAD FOREST”という自機が登場し、パクリ返…ゲフンゲフン。

・最終ステージ前半になんかどこかで見た事あるそっくりな奴が複数登場する。しかも飛ばした肉塊(?)から放ってくる弾の方向もどっかで見たような…

・海外版では体力制に変更され、なんと2人協力プレイも可能となっている(ただし、難易度が高くなっている)。

・ステージ間デモ画面のイメージから、一部では“脱衣シューティング”の異名でも呼ばれていたとか(ファンロード誌、“シュミの特集”より)。

・クラウス・パッヘルベルの「おにょれ!」は「おのれ!」とはっきり言っているにもかかわらず「おにょれ!」と表記するのが標準となっている。


関連タグ編集

ゼクセクス(表記揺れ) コナミ STG

イレーネ・ラ・ティアス フリント フリントの妖精

R-TYPE 島本須美

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