オージャカリバーZERO
おーじゃかりばーぜろ
オージャカリバーZERO!
CV:谷山紀章
オオクワガタオージャーの変身アイテム兼武器。
バグナラクが倒されてから現在までの2000年間、シュゴッダムに代々受け継がれている黄金の剣で、ハスティー家にしか扱うことができないとされている。
そのため、現状はラクレス・ハスティーとその弟であるギラ以外、何らかの手段でハスティー家の遺伝子を再現でもしない限りは触っても反応しない。
最初にこの名前が判明したのはラクレスを主役にしたスピンオフ作品「ラクレス王の秘密」であり、オオクワガタオージャーへ王鎧武装した姿の傍らにこの剣の姿が確認できる。
黄金色の刀身を持ち、当該スピンオフのタイトルの副題の文字色と一致している。
本編放送OPをよく見ると全力キングの映像においてもラクレスのカットにて登場している。
そして本編第6話にてオージャカリバーを奪われたラクレスが使用、ゴッドクワガタZEROの呼び出し、及びゴッドクワガタZEROを核とした特殊なキングオージャーへの合体が可能であることが判明した。
詳細は不明だが、通常のオージャカリバーとの違いとして基本カラーの違い以外に、スイッチ部分がクワガタの角しかないことが確認できる。
通常のオージャカリバーがメンバー全員分のスイッチを備えた「力を合わせて戦う設計」であることを踏まえれば、ZEROは「所有者単独で自己完結する設計」という可能性がある。
クワガタのスイッチ「クワガタトリガー」を2回入力することでラクレスをオオクワガタオージャーに王鎧武装させる。
さらにオージャチャージで3回入力すると、必殺技「ロードフィニッシュ」が発動し、まばゆい閃光と共に一瞬で敵を切り伏せることができる。
ゴッドクワガタZEROの制御も可能としており、他のZERO系統のシュゴッド「シュゴッドZERO」を呼び出してキングオージャーZEROへの合体を指示できる。キングオージャーZEROには自動操縦装置が備わっているため、オージャカリバーZEROを操縦席に備えずとも戦闘させられる。
しかも、ゴッドクワガタZEROを核とすれば本来通常のキングオージャーとなる他のシュゴッドを強制的に合体させ(変則型だが)キングオージャーZEROを完成させることもできるという、ギラや王様達からすれば迷惑でしかない脅威の機能を備える。
この機能で勝手に恋人を合体させられてしまったゴッドスコーピオンは憤慨している。
『ラクレス王の秘密』においては、一度シデジームに奪われた際にラクレスがこれを受け止めるが、傷から流れ出た血が直後に剣に吸われる、もしくは時間を巻き戻すように逆流し傷も塞がれるという描写がなされた。所有者の資格を有する王の遺伝子があるからこそ可能とした芸当だったようだ。
本編第43話の回想シーンにおいても先代の所有者であるコーサス・ハスティー王が病で吐いた血を吸収する場面もあった(なお、コーサス本人の病気は特に回復していなかったことから、あくまでもオージャカリバーZEROが修復できるのは物理的な傷だけと思われる)。
17年前の時点(神の怒りが起こる前)ではコーサスがZEROの所有者として君臨しており、ヤンマがオージャカリバーを作成する前かつジェラミーも眠っていた時期のため、事実上この時代で王鎧武装を可能としていたのは彼だけであった。
ギラの力を使い宇蟲王を打倒しようという企てを見抜かれてしまったコーサスは、グローディやカメジムとの凄まじい激戦の末戦死。残されたオージャカリバーZEROは、息子・ラクレスに受け継がれた。
しかし、オージャカリバーZEROに関しては未だに解析が進んでいない都合上、「王の遺伝子がなければ起動できない」ことがまだ分かっておらず、ラクレスが王鎧武装を遂げるのはそれから15年近くもの歳月を掛けることになる(『ラクレス王の秘密』ではンコソパが一度剣を研究していたものの、結局構造までは完全に解析できず研究を中断。ベダリアが後任の研究者として抜擢された)。
ただ、ラクレスが王鎧武装できない期間はシュゴッダムも含めた五王国全てが、神の怒りによって国家間の争いを起こす余裕もない程疲弊しており、国王それぞれが自国の復興に力を入れなければならなかった。これらの時代背景から、予言に残されたバグナラクの復活までの期間、ラクレスはトウフとの人質の交換条件を前提とした条約などの政治に重きを置いており、前線で戦闘を行う機会は殆どなかったようだ。
ラクレス王の秘密(ネタバレ注意!)
第3話ラストにて、べダリアの残した遺言を元に全てを知ったラクレス。
王座の後ろにあった穴にオージャカリバーZEROを差し込むと、城の隠し機能が動き出した。
ただの城と思われていた、コーカサスカブト城。
次の瞬間カメラアングルが裏側に回り込み、シュゴッダムのシンボルが輝く巨大なカブトムシが映し出された。
その正体は……?
初代シュゴッダム国王ライニオール・ハスティーが使用している。だが、細部を見るとラクレスが使用している物とは異なり骨らしき装飾が施されていたり、死の国ハーカバーカで死人として存在している為かゴッドクワガタZEROの力で王鎧武装はせず、王骸武装という全く異なる何らかの力(亡霊としての力か、はたまた本来の力なのかは不明)で怪人態に変身している。
恐らく死後の世界なため本物のオージャカリバーZEROではなく、王骸武装も本来の力ではない可能性が高い。
第49話でハーカバーカから援軍に現れた怪人態のライニオールの手には持っておらず、ラクレスが取り落としたオージャカリバーZEROを一時的に借りてゾンビ軍団を一掃しているため、ハーカバーカから持ち出すことは不可能な模様。
「宇宙を救う時」にて長い間宇蟲王たるダグデドに従き、信頼を得たラクレス。
ダグデドから“生み出された”故に彼同様不死身の身体であるギラを倒せるようダグデドからオージャカリバーZEROに「不死身のギラを倒す力」を注ぎ込まれる。
だがラクレスはダグデドの不死身を破れる力を手に入れるこの時を虎視眈眈と待っており、ダグデドに反旗を翻し一刀に斬り伏せた。
その後ハスティー兄弟の共闘によりダグデドは不死身の力を纏ったオージャカリバーZEROでダメージを負っていき、ギラによるトドメの「ロードフィニッシュ」で爆散。二千年に渡り宇宙を弄んだ悪しき宇蟲王は、自らが分け与えた力により敗れ去ったのだった。
その後オージャカリバーZEROを回収したヤンマ・ガストによって、ヤンマ達の使うオージャカリバーとジェラミーのクモノスレイヤーにも不死身を斬る力が付与されている(ヤンマは「コピーして入れた」と言っているが、正確には力を解析→データ化&コピーしてインストールしたというべきか)。
ヤンマがオージャカリバー改修のために預かった後はギラが管理してたが第47話で再びラクレスの手にわたる。
メモリアル版
プレミアムバンダイ限定として、TV本編と同じ大きめのサイズである大人用の「オージャカリバーZERO -MEMORIAL EDITION-」が2025年1月にプレミアムバンダイで発送予定。ラクレス(オオクワガタオージャー)の他、ライニオールとコーサス・ハスティー(いずれも担当俳優が同じ)の台詞も収録。オージャカリバーのメモリアル版と同じく、キングズウエポンとの合体は不可能で、オージャホルダーも帯刀は不可能。
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