概要
正式名称は実況パワフルプロ野球'99。
対応機種はプレイステーション。後に実況パワフルプロ野球DreamcastEditionというタイトルでドリームキャストにも移植された。
それまでのps1に移植されたパワプロから大きくグラフィックなど全体的なクオリティが向上。
NINTENDO64で発売されたパワプロ6と比較しても劣らないレベルの作品に。
パワプロ5と同じく後のパワポケチームが制作に関わっているらしい。
そのためかサクセスがかなり複雑で、現在としては初心者が手を出すのはあまりおすすめできない。
本作を象徴する要素の1つとして後のパワフェスのように多数のキャラと試合する冥球島が登場。こちらも人気を博した。
この理由もあって、PS2までのシリーズでは75万本と歴代1位の売上を残している。
冥球島の出現はサクセスの全クリアが条件だが、全て出来なくてもサクセス選択の画面で
上×2、下×2、左、右、左、右、L1、R1、右×2、左×2、L1、R1の順に押すと出現させることが可能。
実況パワフルプロ野球2000(N64)
NINTENDO64で発売。本作「パワプロ'99」の実質的な移植のためここに記載。
冥球島は削除されたが代わりに「どすこい酒造」の新サクセスが追加されている。
サクセス
社会人のため、バイトの代わりに仕事コマンドが存在する。
この仕事を行うと監督兼社長の評価が得られる。
評価を一定まで上げることで仲間に練習を指示でき、最大まで上げると試合を7回から全員操作できる。
また練習を行わないとチームメイトの評価が下がり、試合での勝率が低くなる。
猪狩守に負けるとスカウトの評価が下がる仕様がなかなか辛い。
あまり仕事を頑張っても試合での恩恵が大きいわけではないため、
練習をメイン、仕事をサブで行った方が攻略しやすいかもしれない。
チームの評価を上げてしっかり練習指示をすると非常に強力になり、主人公の試合での活躍機会が増えるのでまずはそこを目指そう。
猪狩コンツェルンをプレイしていると、地方大会の決勝の対戦相手として登場するほか、後のパワプロ12でも登場する。
街工場のような会社。部員が少ないため、レギュラーにはなりやすいが、練習設備やチーム能力は低い。景気はよくなく、業績に注意しなければ倒産してゲームオーバーになる。練習設備も会社の経費で使用されるのも特徴。
猪狩兄弟の父親、猪狩茂の会社が経営する会社で、給料も多かったりと一流企業。彼の息子らである猪狩守と猪狩進が在籍する。他のサクセスでは地方大会の決勝の相手で立ちはだかる。他の会社のように仕事のコマンドがなく、練習などに専念する事は出来る一方で、完全実力性。パワプロ6のあかつき大学のように1軍から3軍まであり、定期的な入れ替え試験があり、評価によってはゲームオーバーとなる。その一方で、1軍に長く在籍するほど、練習設備が改善されていくため、オールAも作成しやすい。
ストーリーを進めながら全6回戦の試合を勝ち抜いていく。読み方は「めいきゅうとう」。
『6』までに出てきたサクセスの敵チームが登場する。
パワプロ2016からのパワフェスモードの原型となったサクセス。
敵チームに勝つと、その中で強力な選手が加入してくれるのが特徴。
これにより強力なサクセスキャラを仲間にして、自分のチームを強化していくのが主なシステムとなる。
ラスボスは必ず最初に選択した好きなプロ野球チームになるが、
それまでの流れは選ぶ敵チーム次第で色々と変化する。
パワポケ1の野球マスクと戦うルートや、髪型がアフロになった猪狩(通称アフロ猪狩)の登場など。
更にパワフェスではもはやお馴染みとなった矢部が離脱(今作では死亡)したのちに復活する隠しルートも存在する。
登場人物
チーム名 | キャラ名 |
---|---|
共通して登場する人物 | 嶋田栄作 有田勉 反町三次 柴田軍平 毒島 |
猪狩コンツェルン | 猪狩守※1 猪狩進※1 |
毒露生命 | 黒木 |
大砲製鋼 | 大砲 |
一番星自動車※1 | 阿畑やすし |
ドリル電器※1 | 松倉宗光 香本富久雄 |
政府銀行 | 山田 |
NPPジャパン | 日高 |
どすこい酒造※1 | 田村 |
極楽ガス | 西崎 |
あさひが丘野球倶楽部 | 秋本 |
首都防衛隊 | 横田 |
黒獅子重工株式会社※1 | 社長 部長 |
キューバ※1 | ゴメス |
※1:冥球島編にも登場する。
冥球島編
余談
開幕版ではロード画面でパワプロくんが飛んでくるボールを打ち返すミニゲームがあったがロード中にミニゲームで遊べるという特許を他社が申請していたために決定版では削除されてしまっている。