演 - 高山侑子/末原一乃(幼少期)
概要
ファントムの起こした事件を追っているうちに操真晴人/仮面ライダーウィザードと出会った女性刑事。
地元の田舎町の駐在であった父親(演:松井正樹)に憧れと尊敬の念を抱き刑事になった。
皆を守る事が警察の仕事と考えており、上層部がファントム絡みの事件に関与しない事を決めた際には激しい憤りを見せていた。
彼女もゲートの1人であり、一度はミノタウロスによって絶望しファントムを生み出しかけたが、ウィザードの活躍により救われて以降は彼の協力者となる。
晴人からは出会った段階から馴れ馴れしい口調で対応されており、「凛子ちゃん」と呼ばれている。
当初は魔法使いの力を羨ましがっていた事からコヨミの反感を買うが、認識を改めて晴人の理解者になっていく。
主に晴人の戦闘時のゲートの保護と、ゲートについての情報収集でサポートしている。
ただし警察の仕事としてではなく、あくまで個人としての活動である。一応、彼女の活動は上からのお達しにより署も黙認しているが、署長は快く思っていない。
のちにファントム事件の深く関わりがある事から国家安全局ゼロ課に出向しているが、フェニックスの宿主が心優しい花屋の青年である事を知り、(人の心が残っていると勘違いしたのか)やりたい事がやれないと嘆くフェニックスの背中を押してしまったり(※)、ラームの策に陥り、瞬平共々指名手配される(証拠を提示した事で無実は証明された)など度々酷い目に遭わされている。
(※)”人の心を残したファントム”はフェニックスと入れ替わりで登場するのだが、そいつの本性は…。
劇場版では魔法の国の警官として活躍。ハンドオーサーとパトランプが備え付けられた箒がパトカーの代わりとなっている。
こちらの世界では仮面ライダーメイジに変身する能力を得ており、市民が変身するメイジと共闘する事もあり、まさにファントムに対抗策のなかった彼女にとっては(市民が自衛する手段を持っている事を含め)理想的な世界だと言える。
最終回終了後の特別編では、魔法石の世界に存在する別の凛子が登場。
ここではスケバン風の女子高生で、見た目に違わず性格もかなり荒っぽい。
しかし、弱い者を庇い、必死に助けようとするなど、晴人の住んでいる世界の凛子と同様、強い正義感の持ち主であった。
『ファイナルステージ』における世界線では譲と同じ青いメイジに変身し、瞬平の変身するメイジ(山本と同じ緑色の姿)と共にファントムと戦っていた。
しかし、こちらは劇場版と違って実力はあまり高くない。
劇場版では戦闘員クラスの敵相手に拳銃で立ちまわるアクションをみせている。
なお、公式外伝となるTV、及び映画の後日談を描いた『小説仮面ライダーウィザード』において、実は晴人と両想いの間柄であったことが発覚。
その後、(かなり濁しているが)2人はめでたくゴールインした事を思わせるようなシーンで物語は締めくくられている。
(※)小説版の設定は現在の公式設定と矛盾する設定があり、あくまでも『ウィザード』が辿るエンドの一つという扱いになると思われる。
余談
演者の高山氏は『超・電王トリロジーEPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』にてマンティスイマジンの契約者・上原美来を演じていた。
また、後に『100の眼魂とゴースト運命の瞬間』ではアルゴス親衛隊の紅一点・ジェイを演じた。その際に、仮面ライダーダークネクロムYに変身しており、『inマジックランド』での仮面ライダーメイジに変身していたことも含めると、(後者は限定的な状況とはいえ)女性ライダーに2回変身したことがある女優となった。
間違えやすいが下の名前は「凛子」であり「凜子」ではない。
本編後の客演
『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ第3弾。初客演作品。物語開始以前の眼魔事件の捜査の中で深海カノンと知り合い、友達となっていた。
国家安全局ゼロ課に異動になったらしく捜査を行っていた。
本作で『ゴースト』との接点が明らかになったが、ロイミュード事件など警察とも縁深い怪人の事件にどれほど関与しているかは不明である。
関連タグ
仮面ライダーウィザード 操真晴人 コヨミ 奈良瞬平 輪島繁 木崎政範