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郷田真隆

ごうだまさたか

日本の将棋棋士九段。通算タイトル獲得数6期。「羽生世代」の棋士の一人である。
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基本プロフィール編集

棋士番号195
生年月日1971年3月17日(49歳)
出身地東京都練馬区
師匠故・大友昇九段
段位九段
保持タイトル-
竜王戦2組(1組以上-18期)
順位戦B級1組7位(A級以上-13期)

いわゆる「羽生世代」の棋士の一人。


棋歴編集

3歳の頃、父から将棋を教わる。1982年12月、奨励会入会。1990年、19歳で四段(プロ入り)。

1992年度、第33期王位戦では、挑戦者決定戦で佐藤康光六段を破り挑戦権獲得。谷川浩司王位との番勝負では4勝2敗で制し奪取。初タイトルを獲得した。四段でのタイトル獲得は史上唯一の記録である。(現在は、規定上タイトル挑戦を決めると五段になるため、この記録を塗り替えるのは制度不可能である)タイトル獲得という抜群の成績により五段昇段。翌年、羽生善治竜王に敗れ失冠。その後2年連続で挑戦権を獲得するも全て敗退している。

1993年度、第14回将棋日本シリーズで谷川王将を破り、棋戦初優勝。その後3連覇を果たす。

1998年度、第69期棋聖戦では、挑戦者決定戦で藤井猛六段を破り挑戦権獲得。屋敷伸之棋聖との番勝負を3連勝で制し、奪取。初の棋聖位を獲得した。

1999年3月、第57期B級1組順位戦では9勝2敗の成績でA級昇級と八段昇段を決める。しかし、翌年の第58期A級順位戦では、3勝6敗の成績で降級となった。

2001年度、第72期棋聖戦では、挑戦者決定戦で深浦康市六段を破り挑戦権獲得。羽生棋聖との番勝負を3勝2敗で制して奪取。棋聖復位を果たす。また、タイトル3期獲得により九段へ昇段。

2011年、通算700勝達成。

同年度、第37期棋王戦では、挑戦者決定戦で広瀬章人七段を破り、挑戦権を獲得。久保利明棋王との番勝負を3勝1敗で制し、奪取。初の棋王位を獲得した。

2013年、第63回NHK杯テレビトーナメントで丸山忠久九段を破り、自身初のNHK杯優勝を果たした。

2014年度、第64期王将戦では、挑戦者決定リーグで4勝2敗の成績となる。同率の羽生名人とのプレーオフを制して挑戦権獲得。渡辺明王将との番勝負を4勝3敗を制し、奪取。初の王将位獲得を果たした。44歳での初王将獲得は史上最年長記録。

2015年、通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)達成。

2016年2月、第74期A級順位戦において3勝6敗となり、連続11期・通算13期在籍したB級1組への降級が決まった。

2019年3月、第68回NHK杯準決勝で森内九段に勝ち決勝へ進出。決勝戦で羽生九段に敗れ惜しくも準優勝。


棋戦優勝履歴編集

八大タイトル戦(登場予定も含む)

☆は永世称号資格保持

棋戦名獲得数(年度)登場回数(年度)備考
竜王--
名人-2回(2007年度・2009年度)
叡王--
王位1期(1992年度)4回(1992年度~1995年度)
王座--
棋王1期 (2011年度)3回 (1997年度・2011年度~2012年度)
王将2期 (2014年度~2015年度)3回 (2014年度~2016年度)
棋聖2期(1998年度・2001年度)2回 (1992年前後・1998年度~1999年度・2001年度~2002年度)

計6期(登場18回)


一般棋戦

棋戦名優勝回数
NHK杯1回 (2013年度)
早指し選手権戦1回 (1997年度)
将棋日本シリーズ3回 (1993年度~1995年度)
オールスター勝ち抜き戦1回 (2001年度)
大和証券杯ネット将棋・最強戦1回 (2007年度)

 計7回


余談編集

棋風は相手の作戦を真正面から受けて立つことが多く、直線的な攻めを得意とする剛直な棋風である。その指し手は格調高いと評されることも多々ある。

若い頃は将棋界屈指のイケメンとしても知られており、「若武者」と呼ばれていた。また、棋界きってのプロレス好きとして有名であり、プロレス雑誌にもインタビュー記事が載ったことがある。

また、2007年に行われた第28回日本シリーズ2回戦において佐藤康JT杯相手に自身初の反則負け(二歩を犯してしまったことがある。


関連タグ編集

将棋 棋士 羽生世代


関連リンク編集

郷田真隆|棋士データベース|日本将棋連盟

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