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生存説の編集履歴

2017-04-21 17:05:40 バージョン

生存説

せいぞんせつ

生存説とは既にこの世を去った人物が今でも生きていると囁かれる説。

概要

 既にこの世を去っているが、いまだに何らかの理由で実は生きているとまことしやかに語られるの一種であり、対義語は「死亡説」である。

 基本的に「状況的に死亡したとされるが死体がきちんと確認できない状況になった」場合に発生し、判官贔屓パターンの「実は生きていた」と貴種流離譚の一種とする「子孫が生き延びていた」というものが存在する。また、同一人物、すなわち「Aはその後活躍したBと同一人物である」や落人伝説、すなわち「我々の先祖は戦に敗れこの地に逃れた~~である」という説との相性も良い。

 死亡説と異なるのは、その人物が生きている事の実証が困難という点であり、またこちらは歴史上の重要人物におおく用いられ、陰謀論都市伝説のカテゴリとして扱われる事も多い。

創作における扱い

 また、創作等においても「もしその人物が生きていたら」という設定で執筆されたり、生存の可能性を検証するものが存在している。

 時に歴史上の人物において時期を限定した生存説もある。

 またストーリー上、死亡が暗示されたり、はっきりと死亡とされていないキャラクターが「実は生きていた」ことをファン等から疑われることがある。

生存説の一例

 この例は実在する歴史上の人物に限定されているが、それ以外も記述可能である。

 源平合戦の壇の浦の戦いで祖母・二位尼とともに入水したとされるが、死体が確認されたなったためどこかに漂着して生き延びたとされ、平家落人伝説のひとつとなっている。終戦直後に続出した自称天皇の一人、硫黄島長浜天皇は安徳天皇の子孫だと自称した。

 衣川の戦いから源義経らが生存し、大陸に渡ってモンゴル帝国を築いたという説で、源流は江戸時代程度、あるいはそれ以前にまで遡れる由緒正しい( ? )説である。

 他にも、北海道に渡り、アイヌ文化を伝えてカムイになったとも、満州に渡っての源流になったともいわれる。

 鎌倉幕府第8代執権北条時宗の異母兄で六波羅探題南方を務めた時輔は文永9年2月15日( 1272年3月15日 )に起きた二月騒動にて謀反を起こした咎で時宗の命を受けた六波羅探題北方の北条義宗によって成敗されているが、その一方で当時の記録である『保暦間記』に「吉野に逃れ、行方不明になった」と書かれている。また『勘仲記』によると「時輔が元寇のどさくさで鎌倉に侵攻しようとしている」という噂が流れたとも記録されている。噂は事件から12年経過した弘安7年( 1284年 )まで絶えず、ついには時輔とその息子を捕えるよう命じた関東御教書が発給されるほどだった。

 本能寺の変で信長の遺体は確認されなかった事から、本能寺の変の後も生きていたのではないかとされている説。ただし、その後権力は振るうことはなかったとされる。

 山崎の合戦で敗れ、山科の山中で落ち武者狩りに遭ったとされているが、徳川家康に匿われ、天海坊として生き延びたという説も公開された。

 また、天海坊は謎に包まれた人物でありその正体は諸説(外部リンク)あり、本能寺の変の主犯共々戦国ミステリーの題材になっている。

 大坂の陣で母・淀殿とともに自害したとされるが、実は大阪城を脱出し、九州に落ち延びたと言われている。民間伝承では真田幸村が背負って逃げたとか。

 新選組十番組長だった原田佐之助が新選組離脱後に旧幕臣が組織する彰義隊に参加、戦死したともいわれるが、一部で大陸に逃れ馬賊( 騎馬の機動力を用いる盗賊 )になったとも言われている。

 西南戦争で敗れ自刃した西郷は生き延びて大陸に逃れたとされ、日露戦争直前には行方不明となった戦艦畝傍に乗って再び日本に戻ってくるという噂も広まっていた。

 ロシア革命処刑されたニコライ2世の娘・アナスタシアは処刑されずに生き延びたとされ、その遺骨が見つかるまで20世紀ののひとつとして広まっていた。

 日本軍の協力者として中国国民党に処刑されたとされるが、実は処刑前に脱走し、一市民として生き延びたとされ、彼女の娘だと名乗るものもいた。

 彼の場合は死後の遺体の末路が不明瞭である事から、ベルリン陥落後も何らかの形で実は生き延びていたという説。

※他にもご存知の生存説があれば追記願います。

関連タグ

死亡説 影武者

都市伝説 陰謀論

三浦建太郎:源義経生存説をベースに「王狼/王狼伝」を上梓。

高橋克彦:「時宗」にて時輔生存説を「死を偽装した時宗の策略」とした。

参照

アニヲタWiki(仮):同項目

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