他言語版の名称
英語 | Kiawe |
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イタリア語 | Kawe |
スペイン語 | Kiawe |
フランス語 | Kiawe |
ドイツ語 | Kiawe |
韓国語 | 키아웨 |
中国語 | 卡奇 |
概要
ポケモンSMに登場するキャラクター。
名前の由来はカキノキ科の植物及び果物「柿(カキノキ)」、また「火気」や「夏季(期)」なども考えられるが、後述するアニメ版での家族構成を考慮するに「柿(カキノキ)」の方が有力である。海外での表記は「Kiawe(キアベ)」となっているが、これはよく燃えるためバーベキューの燃料に使われるマメ科ネムノキ亜科の樹木の名前である。
ほのおタイプに精通しているキャプテンにして、寡黙なダンサーの少年。 証しは首飾りとして身に付けている。上半身半裸のファンキーな外見とは対照的に口調は丁寧な敬語だが、同年代の相手には少し砕けることも。
ガラガラと共にアローラ地方に伝わる踊り(ファイアーダンス)を学び、将来的にはダンサー留学するという夢を抱いている。
アーカラ島にあるヴェラ火山公園の頂で待ち構えており、主人公に与える試練も踊りに関するもの。
だが、しかし……
一見すると真面目そうな彼の試練は、ぬしポケモン共々とんでもないインパクトを投げつけてくる。
ゲーム版の手持ちポケモン
アーカラの大試練を終えた後、オハナシティにあるカキの実家(ブーバーだらけの家)に早朝時から行くと、ロイヤルアベニューでカキとバトルすることができる。
キャプテンをする傍らスーパー・メガやすでバイトをしていたが、解雇されてしまった様である(おそらくはキャプテンとの掛け持ちでシフトに穴を開けることが多かったと思われる)。店長としてはカプ神の一件もあり苦渋の決断だったらしく、退職金代わりに大目のバイト料を渡している。
殿堂入り後のバトル施設バトルツリーにも登場する。(※どちらもサンのみの要素)
1回目
バトルツリー
アニメのカキ
CV:石川界人
スクールに通う傍ら、ゲーム本編と異なり実家はアーカラ島にある牧場で、早朝からモーモーミルク配達やドロバンコなどの世話を手伝っている。現時点で踊りに関する設定は見られない。
年齢に関する考察は「アローラ組」の記事を参照のこと。
ポケモンスクールでも自宅でも常に半裸だが、28話のポケベース回ではユニフォームを着用した。
初登場時はスカル団のメンバー3人に絡まれバトルをする羽目になり、割り込んできたサトシとタッグを組む。バクガメスとのZワザ「ダイナミックフルフレイム」でスカル団のポケモンを一掃し、サトシを感激させた。
人物
その見た目通り、歴代のアニポケレギュラーの中では最も鍛え上げられた肉体の持ち主。
一人称は「俺」。ゲーム本編と同様普段は冷静だが、ポケモンバトルの際には激情を露わにする熱血漢。
朝や昼は牧場を手伝い、夜にはバトルの特訓をするなど非常にストイック。
やや軽率なサトシの言動を諌めたり、理屈っぽいマーマネにツッコミを入れるなど、ぶっきらぼうなお世話役といった立ち位置。一方で、釣りの授業の先生として選ばれ緊張しているスイレンを励ましたり、ロケット団撃退に大きく貢献した彼女のアシマリを「今日のMVPだな」と褒めたりするなど、優しい一面もある。
釣りの経過が良くないことを「自分はほのおタイプの使い手だからみずタイプとは相性が悪い」と誤魔化し(5話)、「カイオーガが釣れちゃいます!」というスイレンの冗談をサトシ共々真に受け(5話予告)、ドロバンコの扱い方の注意点をサトシが泥だらけになったり、ぶっ飛ばされたりした後に言う(11話)など、強がりかつやや抜けた面もある。
13話のポケモンパンケーキレースでは、第2種目の自分のポケモンを牽引する種目で、大型のバクガメスを懸命に引っ張るも、その重量故に大苦戦。それでも最後まで諦めない熱血ぶりを見せているが、レースも終了し、日も暮れてバクガメスも申し訳なさそうな表情をしていた(その後、バクガメスとガラガラを二体とも担ぎ上げて走っていた)。
ちなみに、トゲデマルが爆走して思いっきりぶつかっても微動だにしない程の首と上半身の強さを持っている。
ほのおタイプを普段から愛しているためか、ギャロップにいきなり乗馬を認められた(似たような事例も存在する)。ポケモンもカキの想いを読み取ったのだろうか。
男性のレギュラーキャラクターの中では(歴代が個性派揃いなのもあるが)、良く言えば堅実で大人っぽい、逆に言えば特徴が少ない。
と思われていたが…。
カキとZリング
クラスでは唯一、島めぐりと大試練をクリアし、ホノオZクリスタル付きのZリングをアーカラ島のしまクイーン・ライチから授けられている。故に、「Zリングを持つ者は類い稀なるポケモンとの絆と神聖な思いを持たければならない」という強い信念を持つ。
2話予告でカプ・コケコの名前で早口言葉をしていたサトシとマオに怒っていたことからも、Zワザとカプ神に対して非常に真摯であることが窺える。
カプ・コケコからZリングを授かったサトシに対しては当初、これで自分もZワザを使えるのかと浮かれる彼を厳しくたしなめたり、島めぐりに挑むことを決めた彼への協力を渋ったりするなど、不満や嫉妬ともとれる態度を取っていた。だが、サトシがZワザを尊重する意思を素直に示したことや、マオたちに背中を押されたこともあって、「仕方ない」と言いながらも協力することにしている(仕事で忙しいため協力を渋った部分もあるのかもしれないが)。
その為、17話でサトシがデンキZクリスタルを無くした事を知った途端に火山噴火の如く、大魔人並の凄い形相で激怒した(マーマネ曰く「終わったね、○○の人生」アローラガールズ「ウンウン」)。
この時のカキの顔芸はすさまじく豪鬼や勇次郎、闇マリクなどと称された。(なお、この回を担当した演出家は後者の演出家と同一人物である)
これらの言動は元島キングであった祖父の遺言でもあった様で、「命を破壊する炎ではなく、命を育てる炎の使い手となれ」と幼い頃に教えられた影響からである。
また、手持ちのZリングは祖父の形見で、ライチから資格として与えられた品でもある。
サトシとはよくバトルの特訓をしており、ククイ博士からは「10まんボルトとかえんほうしゃのぶつかり合い」と喩えられ、サトシとはライバルながら良い友人関係を築いている。
Zワザの前口上は「俺の全身、全霊、全力!全てのZよ、アーカラの山のごとく、熱き炎となって燃えよ!」。
家族
11話に登場。家族は牧場の社長でもある父親シブ、豪快な母親アマラ、と年の離れた妹ホシそして現在は故人であるが祖父もいたことが判明している。いずれも褐色肌で、髪の質は祖父似。妹のホシはスイレンの妹ホウ&スイと違いゲームにも登場しない完全なアニメオリジナルキャラクター。
名前はそれぞれ渋柿、甘柿、干し柿が由来と思われる。
牧場にはケンタロス、ミルタンク、ドロバンコ、牧羊犬でハーデリアなどがおり、モーモーミルクのアイスクリームが名物。
妹のホシに対してはかなりの過保護で、ホシが重いものを運んでいる姿を見つけると血相を変えて飛んでいき、ホシに対する一人称は「兄ちゃん」でサトシに「かわいい妹」と紹介し、見送られる時にはサトシが引くほどのにやけ顔をさらしたりしている。
ようするに重度のシスコンである。
23話のDJレオとアローラダグトリオのユニットライブで全員金髪のカツラを付けて参加しようと提案され、最後まで拒否し続けたが、目を輝かせてお願いするホシに根負けしボブヘアーのカツラを被った。ライブ後は感涙してカツラをZリングの次に大事にするとまで言い出していた。
アニメのカキもゲームとは違う意味でネタキャラであった。
手持ちポケモン
カキのパートナーポケモン。上述の通りZワザを使える他、甲羅のトゲを爆発させて複数の相手にダメージを与える、Zワザが使えない時点で島クイーンのポケモンに勝利するなど、高い戦闘力を持つ。炎で調理を行えるが、焼き加減は微妙である。
中の人はこれまでカメックスも担当。気のせいか、1話での鳴き声が「カメックス」と聞こえた視聴者もいるらしい。
カキの通学や配達の仕事において活躍しているポケモン。スカル団とのバトルで戦わせなかったことから、ライド専用の可能性が高いと思われていたが、11話で祖父のパートナーであった事が判明する。現役第一線を退いてもガタイが良いように見える。
バトルの腕前は不明だが、サトシのリザードンも修行以前はサトシを乗せるとまともに飛べなかった(ファンいわく「それより前に飛んでたので後付け」)ことを考えると、カキとかなり重い乳製品を乗せてアローラの島々を時間に追われながら日々飛び回っているので、パワー・スピード・スタミナはかなりのものと思われる。
- 厳密には老個体とは言われていないが、似たような立場だとケンジのストライクがいる。
34話で初登場。ヴェラの火祭りに必要なヴェラの冠を奪い逃走。カキが追撃するも、持ち前の機動力でバクガメスを翻弄させ敗北させる実力の持ち主。だが、闘志を胸に秘め再起し殻を破るでスピードを上げたバクガメスに敗れた。バトル中に今よりも強くなりたい事を悟ったカキが手持ちに加えるものの、凄まじい負けず嫌いな性格の様である。
関連タグ
マーマネ マオ(トレーナー) スイレン(トレーナー) イリマ(ポケモン) やまおとこのダイチ
他のほのおタイプの使い手