※実在の駆逐艦級名は朝潮型駆逐艦を参照。
艦隊これくしょんの朝潮型
実装されている駆逐艦娘の中では比較的後期型にあたる。
そのため総合的なステータスが高めで、育てれば優秀な子になる。
この型以降の駆逐艦を近代化改修の素材として使用すると、「雷装+1」に加えて「装甲+1」が強化される。
ちなみに、この朝潮型に改良を加えたものが次級の陽炎型で、この陽炎型が最も平均的なステータスが高い。
2014年1月15日のアップデートで、第八駆逐隊と第十八駆逐隊を編成・出撃させる任務が実装された。
尚、2018年4月6日現在、改二実装艦は6隻おり、ゲーム中の分類で考えるならば駆逐艦はおろか全艦娘艦級で見ても最多である(特型一門をひとまとめにすれば吹雪型・綾波型・暁型各2隻ずつの計6隻で同率となる)。
艦娘一覧
2018年4月現在、10隻中8隻が実装済。
服装は改までの時点においては、裾に白いラインが一本入ったグレーの吊りスカートと白の半袖ブラウス、黒ハイソックス、手首までの長さがある黒いアームカバーで統一されている。
また、改二となった後は、スカートが同意匠のサロペットスカートとなり、アームカバーの代わりにブラウスが長袖となっている。
現時点で6隻以上実装されている艦娘の全てが同系統の服装という艦型は朝潮型と夕雲型のみ。
一言で表すと、田舎の公立小学校、または都会の私立小学校に通う女子小学生のような外見。
この見た目でホイホイされた提督も少なからずいるだろう。
靴はサンダルのような特殊な形のものを着用。
右手に連装砲、左手に魚雷発射管をそれぞれ固定装着している。
性格は他の駆逐艦グループと比べるとなかなかクセが強い。
語気の強い娘が2人もいるのが目立つが、その分仲間や艦隊想いで真摯に取り組む芯の強い者が数多い。
初期実装の6隻はイラストをコニシ、CVは宮川若菜の各氏が担当。
追加メンバーの朝雲・山雲はイラストを藤川、CVは堀江由衣の各氏が担当している。
朝潮
一番艦。幼い容姿とは裏腹に生真面目で提督に忠実な性格。そのため、付いたあだ名が「忠犬朝潮」。
2016年6月30日のアップデートで改二・改二丁が実装された。
大潮
二番艦。
小さな体に大きな魚雷。
無邪気で一際幼く見えるが、よく周りを鼓舞するリーダーシップ気質がある。
2016年4月1日のアップデートで改二が実装された。
満潮
常にツンツンしている三番艦。
第八駆逐隊、第二十四駆逐隊、第四駆逐隊と駆逐隊を独りで渡り歩き、最後は西村艦隊の一員として奮戦した。
戦没からちょうど73年目に当たる2017年10月25日のアップデートで改二が実装された。
荒潮
神戸娘の四番艦。
「あら~」「うふふふふ~」と口調が非常にのんびりしているのに、言動が様々なので掴みどころが無い。
2017年1月25日のアップデートで改二が実装された。
朝雲
ややマイルドなツンデレの五番艦。
2014年秋のイベントで追加実装された。西村艦隊の一隻。
山雲
六番艦。
2014年12月26日のアップデートで追加実装された。満潮、朝雲と同じく西村艦隊の一隻。
ぽわぽわした語尾延ばし「○○ね~」が特徴。のんびりした感じが朝雲の世話焼き心をくすぐる。
霰
九番艦。
非常に口数が少ないが、仕事はキッチリやる子。
……と本人は否定しているが。
霞
ガンガン行く十番艦。
坊ノ岬沖海戦まで数々の大きな作戦を戦い抜いた歴戦の猛者である。
満潮以上にデレ成分が少なく、秘書艦時も常に提督に檄を飛ばしている。
「~ったら!」「~しなさい」が口癖であり、付いたあだ名がダメ提督更正機。
七番艦:夏雲
八番艦:峯雲
の2人は2017年10月現在未実装。
海上自衛隊と朝潮型
襲名
上記のうち、現在の海上自衛隊には満潮の名を受け継いだ、おやしお型潜水艦2番艦のTSS-3609(←旧SS-591)「みちしお」が在籍している。3代目となる本艦は陽炎型由来の「おやしお」「くろしお」と姉妹関係になった。
過去にも潜水艦の名前として、朝潮・荒潮・大潮の名を継いだ「あさしお」「あらしお」「おおしお」が在籍したほか、護衛艦には次の艦名が存在した;
「みねぐも」型護衛艦:「みねぐも」「なつぐも」(同型艦は3隻。残1隻は吹雪型由来の「むらくも」)
「やまぐも」型護衛艦:「やまぐも」「あさぐも」(同型艦6隻。残4隻は夕雲型由来の「まきぐも」「ゆうぐも」、陽炎型由来の「あきぐも」、旧海軍の同名の艦が未成艦に終わった「あおくも」)
※「みねぐも」「なつぐも」の姉妹関係と、「やまぐも」「あさぐも」の姉妹関係はいずれも初代とは逆になった。
※蛇足だが、朝雲は現在自衛隊・安保関連専門の新聞の名前にもなっている(関連タグも参照のこと)。
他方、霰・霞の名を継いだ海自艦は登場していないが、いまのところ霞については護衛艦よりはむしろ、補給艦に用いられる可能性を帯びている。なお海自の補助艦艇は基本的に名所旧跡の名に由来しているため、補給艦「かすみ」となる場合は茨城県の霞ケ浦からつけられることになるという。
戦闘艦建造再開の礎として
戦後、海上自衛隊の発足とともに早くも昭和26年に護衛艦の国産化が持ち上がるが、敗戦による海軍技術の喪失により、早い話がどうしていいのかすらわからなかった。
そこでとりあえず、旧海軍の艦隊型駆逐艦の中から適当と思われる艦級をたたき台にすることとなり、陽炎型・夕雲型は性能が過剰すぎ、秋月型だと大きすぎたため候補から外され、サイズ的に(この当時として)最も適当な白露型と朝潮型がたたき台の候補に挙げられた。
その中から選別されたのが朝潮型だったのである。
朝雲「え、なんで? 特殊な秋月型や1隻しか建造されなかった島風じゃないのは解るとしても、陽炎型や夕雲型じゃないの?」
実は電気系の問題だった。
船体は旧軍の駆逐艦をたたき台にするが、装備品は米国からの供与に頼らざるを得ないのがこの時点での限界だった。
ところが旧軍の艦隊型駆逐艦は、白露型まで直流電源だったため、大電力を消費する米軍の装備品を使うのに難があったのだ。朝潮型は試験的とはいえ初めて交流電源を採用した艦級であり、電気系の増強の余地があった。
かくて“改朝潮型”ともいうべきはるかぜ型護衛艦は建造されたのである。
鳳翔が「全ての空母の母」と言われるが、それならば朝潮はいわば現在の海自艦すべての母であると言える。
朝雲「まっ、当然よね」
朝潮「////」
ちなみにはるかぜ型2番艦は“ゆきかぜ(II)”である。歳の離れた姉妹になってしまった?
関連イラスト
関連タグ
駆逐艦級名
朝雲(新聞)