ジャニーズ
じゃにーず
概要
ジャニー喜多川は渡米したとき劇場のステージマネージャーをしており、袖口から劇を見ていて感動したという。そして帰国後、知人が野球チームを作っていたために、これを真似て自らも「ジャニーズ少年野球団」というチームを作った。この中から選んだあおい輝彦ら4名の少年で「ジャニーズ」を結成させ、ジャニーズ事務所の設立に繋がった。
当初はマネジメントを渡辺プロダクションに委託していたが、1962年6月に独立して「ジャニーズ事務所」として創立。それ以降ジャニー喜多川と姉のメリー喜多川がこの事務所を発展させていった。ただし、元々は代表・ジャニー喜多川の個人事務所で正式名はなく「ジャニーズの所属事務所」の意でこの名を使用していた。
一般にはアイドルの事務所と誤解されるが、本来はミュージカル俳優の事務所である。
現在は男性タレント専門の事務所となっているが、過去には数名の女性タレントが所属していた時期があり、そのうちの一人が現在事務所幹部にもなっている藤島ジュリー景子である。
現在はグループ活動のコンサートのみならず、舞台やバラエティ番組等に多数のタレントを送り込む芸能界屈指の有力事務所となっている。
またファンの方にも色々と独自の文化やしきたりが成立している。
現在、大多数は少年期にジャニーズJr.に所属して先輩グループのバックダンサーなどの下積みを行ったりJr.内でグループ活動をしていたりするが、ジャニー社長の鶴の一声でだいたいグループが固まりメジャーデビューに至るのが通例であり、その後グループ活動と並行してタレントや俳優としての実績を積むのが定番である。
但しグループを経由せず俳優などにシフトするケースもある。
社風
所属タレント同士は先輩に対しても「君」付けで呼ぶのが慣習となっている。
とはいえ上下関係が緩いとは一概に言えず、それなりに先輩に対する遠慮はある。
また所属タレントの人数や年齢層の割に既婚者がとても少なく、何かとその原因について憶測や「掟があるのでは」との説が飛び交うことも多い。
会社の上層部の方針だけでなく、熱狂的なファンが多いゆえの大変さもあるのかもしれない。