曖昧さ回避
『ドラゴンボール超』のキャラ⇒フワ(ドラゴンボール)
概要
CV:木野日菜
『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する宇宙妖精。
聖域スターパレスに住まう12星座のスタープリンセス達が、宇宙の支配を目論むノットレイダーの魔の手から星々の輝きを守る「最後の希望」として生み出した存在。
スターパレスがノットレイダーに侵略された際、スタープリンセスに仕える妖精プルンスはフワを逃すようにプリンセスたちに託された。命からがらスターパレスから脱出したフワとプルンスは惑星サマーンの宇宙調査員であるララに保護され、以後はともに行動していた。
だが第一話冒頭で地球の一少女である星奈ひかるのイマジネーションに呼応してフワが彼女の元に転移してくる。それが本作の始まりとなる。
「フワ」という名前はひかるが勝手に付けたもので、本名は「スペガサッス・プララン・モフーピット・プリンセウィンク」と、歴代プリキュアキャラの中でもタルトやひめに次ぐ長いフルネームを持っている。ちなみにこのフルネームに「フワ」を想起させる単語は入っていない。
本人は「フワ」の名前を気に入ったようで、第2話では今まで通りに「スペガサッス」と呼ぼうとしたララに呼称の変更を促していた。スタープリンセスも本名ではなくこの名で呼んでいる(ブルーキャット(ユニ)やカッパードも「フワ」と呼ぶが、彼らは本名を知っているかは不明)。
フワは赤ん坊のように幼く無垢な存在であるものの、異星間の言語の壁を緩和したり、ワープホールや開いたりと様々な不思議な力を秘めている。
ただしこれらの能力の発動には体調も関係するようで、26話では惑星サマーンの話題でひかると共に興奮して夜更かしした結果、ワープに失敗してしまった。
そして何より、「伝説の戦士プリキュア」の資格者を見出し、力を与える存在でもある。
フワが心を許して気に入った相手が「大切なものを守る力が欲しい」と強く願った時、フワはその相手にプリキュアの力を与える。具体的には、本作のプリキュアの変身アイテムである変身スターカラーペンとスターカラーペンダントを生み出す。
因みに、この時はフワの耳にある輪っかが高速回転する。
おうし座のプリンセスによれば、宇宙中に散らばったプリンセススターカラーペンからプリンセスを解放し救い出せるのはフワだけなのだという。そして12星座のプリンセスを解放するたびにフワはその星座の力を手に入れ「成長」していく。ノットレイダーから宇宙を守るためにはフワに12星座すべての力を与えなくてはならず、つまり本作はフワを成長させることがプリキュアの使命の一つになっている。
一方、ノットレイダーは宇宙支配を叶えるためには12星座の力が必要としている。
そのため、星座の力が直接込められたプリンセススターカラーペンを探索しているが、同時にその力を使いこなせるフワも捕獲対象としている。
フワは第一話時点ではほぼ『フワ』としか言わなかったが、話が進むにつれて少しずつ言葉を発するようになっている。言葉を少しずつ覚えていくこともフワの成長の過程として描かれている。
地球上においては、普段はひかるが愛用していたオリジナル星座ノートを変化させたトゥインクルブックに入り込んで寝食を行っている。スタープリンセス達が変化したプリンセススターカラーペンを本に差し込むと、その象徴を模した姿へと変化する。この12変化形態は既に公式サイトで公開されているだけでなく、星座占いのミニコーナーでも用いられており、プリティストアでもアクリルキーホルダーやプリプリおてだまとしてグッズ化されている。
目立ちまくりな行動を誤魔化す為に、ひかるたちは周囲の人物に対して「AIが搭載されて自ら動くぬいぐるみ」と言って誤魔化している。えれなの弟妹達からも可愛がられているが正体は今のところバレていない。
しかし、まだまだ幼いのか不意に飛び出したり、言葉を発してしまう事があり、それによってまどか(後のキュアセレーネ)に正体がバレたりしている(ただしこれはまどかが父親からこの街で宇宙人が暗躍しているという情報を事前に知っていたからでもある)。
ただ、喧嘩であわやコンビを解消しかけたひかるとララを「仲良くフワ!」と涙ながらに訴える事で繋ぎ止めたり、目的の為に自身を攫ったブルーキャット(フワは彼女が本来善人だと理解している)とプリキュアの争いを泣きながら「駄目フワ!みんな仲良くするフワ!」と叫んで思い留まらせようとしたり、惑星クマリンでのノットレイダーの蛮行に対して「いじめちゃ駄目フワ!」と叫んで抗議の声を挙げる等、争いや暴力を嫌う面も見られる。幼いなりに善悪の価値基準はしっかりと備わっている様だ。
また、今回の腹ペコ枠なのか、何でも食べようとする事も。惑星レインボーでレインボー鉱石が植物を育み十分な食事を取れるようになったことについてちんぷんかんぷんになったあまり「レインボー鉱石が食べ物」と勘違いすることも。また、ユニが持っていたマタークッキーに興味を示し、最初はユニに「刺激が強すぎる」と与えられなかったものの、後にユニの歓迎会で彼女が持っていたクッキーを食べてしまい、案の定刺激が強すぎたためこれが元でとんでもない事態を引き起こすことになってしまった。その際にAIから声帯や横隔膜の存在が言及されているため、身体構造は地球の脊椎動物と大差ないようである
まさかの人間化
夏からの恒例となっているマスクプレイミュージカルショー(プリキュアショーの豪華版)である『スター☆トゥインクルプリキュア ドリームステージ』では、今回フワは異例の展開を迎える。
願い事を3つ叶えてくれる宇宙の宝「イマージジュエル」を巡る物語なのだが、そのイマージジュエルの力によって人間の女の子へと姿を変えることになる。
背丈は人間の少女と同程度となる(プリキュアよりは低い)。髪は銀髪で右側にはララ同様にメッシュが入り、頭には通常のフワと同じ惑星状の耳があり、服装はキュアミルキー同様の透明なパフスリーブと薄ピンクの上部、もこもこのカボチャパンツを着用し、これも通常のフワと同じ尻尾が生えている。
キービジュアルが発表された時点で話題となっただけでなく、ファンの中には「ショーだけではもったいない」という意見や「後々本編あるいは映画でも変身するフラグでは」と想像する者もいる。
また、マスコット枠の人間化だけに、これまでの類例を連想する人も多く、中でも「願いを叶えてくれる宝によって人間化」というシチュエーションからキュアモフルンを想起する人が大多数となっている。
また、12変化形態を人間化した姿で描く人も出ている。
中の人について
担当声優の木野日菜女史は前作『HUGっと!プリキュア』において何人かの端役を演じていた。その中にはキュアトゥモローの仲間のプリキュアも含まれている(役名は「未来の戦士B」)。
シルエットと声のみであるものの一応はプリキュア役を経験済み…?
木野はキャスト発表時のコメントで小学生時代に初代を視聴しており、プリキュアから勇気を貰ったと語り、成人後にプリキュアの映画を鑑賞しに行った時小さいお友達が精一杯プリキュアを応援する姿を見て感動したという。
その為、プリキュアで育った世代の声優はプリキュア声優も含めたら高橋李依(朝日奈みらい/キュアミラクル)、美山加恋(宇佐美いちか/キュアホイップ)、福原遥(有栖川ひまり/キュアカスタード)、水瀬いのり(キラ星シエル/キラリン/キュアパルフェ/キュアキラリン)、小倉唯(輝木ほまれ/キュアエトワール)に続いて木野で6人目となり、妖精では水瀬に続いて2人目となった。
関連タグ
タルト:こちらも本名がやたら長い妖精(本人も覚えていない)
うーたん:ルックス繋がり
不破諫:同年・30分後の名前繋がり。性格やキャラクターは全く違う。⇒キュアライダー、フワ諫