東京都出身の女性声優、女優。1961年11月21日生まれ。AB型。
長らくアーツビジョンに所属していたが、現在はフリー。(ただし、営業業務の一部を複数プロダクションに委託・提携している)
人物・来歴
夫はメカニックデザイナーの永野護。10年以上の付き合いを経て結婚に至った。
高校時代からその筋では有名なアニメファンであり、夫の永野の他、漫画家のゆうきまさみ、小牧雅伸(元アニメック編集長)蛭児神建(元ロリコン作家で浄土宗僧侶経験者)らと共に喫茶店「まんが画廊」常連仲間であった。
高校卒業後は、東映の演技研修所の研修生となり、当時の本名である川村繁代名義で『小川宏ショー』のレポーターや『太陽戦隊サンバルカン』等の特撮・実写映画で女優として活動していた。東映研修所卒業後は東映演研プロダクションに所属。女優業の傍らで友人に誘われてアニメ雑誌の手伝いをしていた。この頃に取材をした富野由悠季から誘われる形でオーディションに呼ばれ、『聖戦士ダンバイン』チャム・ファウ役で声優デビュー。その後、『重戦機エルガイム』のオーディションにも合格したことから声優へ転身、東映演研プロダクションから設立されたばかりのアーツビジョンへ移籍。その後は上記の通り。
気の強い小悪魔的な美少女キャラを得意とし、特に1980年代にヒロインを多数演じ人気を博した。だが、このキャラクターのしごとが舞い込むようになった原因は付き合いの長いゆうきまさみであった。というのも、『究極超人あ~る』に登場する西園寺まりいは川村がモデルであり、声優も彼女が担当していたのだが、この役がハマリ役だったがゆえに現在の得意キャラクターの仕事ばかり来るようになったのが原因。
NHK教育のおかあさんといっしょのスプーの初代声優でもある。2001年に体調不良で降板し、事務所の後輩だった橘ひかりに交代したが、番組60周年を記念した2019年秋のファミリーコンサートでは18年ぶりにスプー役に復帰した。
エピソード
芸名の「万梨阿」という漢字は富野由悠季によるもの。前述でも触れたが声優デビューのきっかけも富野で、当時ドラマ出演などをしながらアニメ誌の制作の手伝いをしていたところ富野へのインタビューに同席する機会があり、その時の声が印象に残っていたのか、しばらく後にチャム・ファウ役でオーディションを受けてくれないかと直々に電話がかかってきたという。後に永野と結婚する際も富野が仲人を務めている。
元々女優として活動していただけあり、声優業界でも指折りの美女の一人でもある。これまでに「アニメック」などでララァ・スン、ラム、チャム・ファウのコスプレを披露している。
厳密にはコスプレではないが、アメリカのアニメファンのイベントでもナーガをイメージした黒い衣装を纏い、「アメリカにやってきたナーガ」という設定でセリフを披露し、初代劇場版スレイヤーズの裏主題歌である「能あるライバルは爪を隠す」も歌っていた。
なお、美貌は2019年現在も衰えておらず、80年代当時から殆ど変わらない様子に驚く古参ファンもいる。
夫婦でのエピソードとしてある夫婦喧嘩の一幕がある。その喧嘩の際に「ロボット描けなかったらクズ男」と言ったら永野が「そうだよ!それで俺は金稼いでんだ!すげーだろ!」と開き直った。本当にその通りだからぐうの音も出ない。
主な出演作
アニメ
ゲーム
クルル@マール王国の人形姫 | シェリー@マール王国の人形姫 | ナルシア@ポポロクロイス物語 |
シリン@遙かなる時空の中で&遙かなる時空の中で2 | 夕霧@遙かなる時空の中で4 | 北条政子@遙かなる時空の中で3(イラスト・右側の人物) |
フレイ@ヴァルキリープロファイル | イヴ・ギャラガー@悠久幻想曲 | こより@戦国ブレード |
関連タグ
永野護(夫)
太陽戦隊サンバルカン・・・女優としてのデビュー作。(第8話・紳士服店の店員役。)
外部リンク
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