概要
特異点番号 | なし(EX) |
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時代 | A.D.2032 |
人理定礎値 | CCC |
場所 | マリアナ海溝・海洋油田基地セラフィックス |
キーキャラクター | 湖上のプリマドンナ |
事前告知キャラクター | 月の支配者 |
章クリア報酬 | 親愛なる後輩 |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
2017年のゴールデンウィークに実施された、奈須きのこ脚本である『Fate/EXTRA-CCC』コラボイベント。
本作からメルトリリス、パッションリップ、BBが登場し、それぞれ新クラス「アルターエゴ」「ムーンキャンサー」のサーヴァントとして実装される。
また、外伝漫画『Fate/EXTRA-CCCFoxTail』からも鈴鹿御前が参戦している。
初回開催期間は2017年5月1日(月)19:00~5月24日(水)16:59。第1部終章クリアが参加条件となる高難易度イベント。
参加条件が非常に厳しいため、2017年3月の『AnimeJapan 2017 Fate Project 2017 スペシャルステージ』で早めに情報が公開され、さらに2017年4月19日からは終章までのメインクエストの消費APが半減される「開幕直前キャンペーン」を行うといったフォローが行われていた。
当初のタイトルは「BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!」。
イベント実装翌日に「深海電脳楽土 SE.RA.PH」の名で公式サイトでも再告知され、それと同時に台詞の異なる別バージョンのCMも公開された。タイトルの変更はシナリオ内の演出においても反映されている。
しょっぱなから騙しをおみまいしてきたイベントだが、勘のいいEXTRA CCC経験マスターたちは前情報の段階から、「甘っちょろいリゾートもの」では収まらないと薄々感づいていただろう。
これまで十数項目以下のクエストで完結することが多かった高難易度イベントでは史上最大規模となるマップ&ミッション形式を採用。
配布鯖となるBB、そして期間限定召喚からの排出となるメルトリリスとパッションリップには独自のクラスが与えられており、さらにイベント後半開始と同時に新たな期間限定サーヴァントが追加登場するなど、これまで以上に大胆な試みが複数なされた挑戦的なイベントだったといえる。
2019年2月20日〜3月11日には、「深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-」のタイトルで復刻開催された。
直前に開催された「FGO冬祭り2018-2019~トラベリング大サーカス!」熊本会場で発表されたもので、一部のファンからは関連性が仄めかされているロストベルトNo.4に向けての開催だと目されている。
復刻版イベントの例に漏れず内容は一部遊びやすく調整される一方、ある隠しボスが登場する新規クエストなどが追加されているため、ボリュームはむしろ増加していると言えるだろう。
なお、開幕直後のアナウンスでは3月6日までの2週間開催される予定だったが、諸事情により11日まで延長されている。
さらに2020年7月には常設(メイン・インタールード)化された。あくまでイベントではなくストーリーとしての常設化のため、ラスボス戦でアイテムの購入が必要となる部分をQPでの購入という方式に置き換えている。
ストーリー
「ゴールデンウィークと言えば行楽でしょう?
一足早いビーチイベントなど如何ですか、愚かな人類の皆さん♡」
突如現れた電脳魔・BBによって、カルデアは未曽有のGWに突入した。
それは甘くとろけるガールズバトル。可憐、純潔、しかして妖艶───
とっておきのリゾートイベントをお楽しみに!
「なーんて、リゾートイベントなんて甘ーいイベントだと思いましたぁ?
ようこそ、愚かなマスターの皆さん!
地球の運命は愚かで非才なアナタの手に委ねられました♡」
舞台は海洋油田基地セラフィックス。それは月の聖杯戦争を模した地獄。
最後のひとりになるまで脱出できない快楽の檻。
崩壊までのタイムリミットはあとわずか。
乱舞する欲望(エゴ)の最奥に潜むものは、果たして───
溺れる夜は 終わりません…
システム
BBスロット
イベント内でのほとんどの戦闘において、BBが回すスロットが出現。揃った目の効果が開戦時に出ていたパーティ3人にかかる。(一部は先頭の単体のみ)
内容はフリークエストではランダムだが、メインクエストではクエスト毎に固定されている。
発生する効果は、味方に対して有益なものと有害なものの両方があるが、後者の方が種類が多く出やすい傾向にある。効果は有害なものは10ターン持続、有益なものは一部例外を除き永続する。なお、有害な効果は通常バステと同じ扱いなので、スキルや概念礼装によって遮断、解除可能。
復刻版では指令紋章として報酬に追加されている。
仕様
これまでのコラボイベントと同じくミッション形式。
MAP内を探索し、ミッションをクリアしながら異変解決を目指していく。
ミッションは「○○系エネミーを×××体倒せ」や「【ステージ名】のクエストを10回クリアする」というものが多くある。
ステージ解放は特定のミッションクリアや報酬の「サクラマネー」でキーアイテムを購入する事で行われる。
また、ミッション報酬で同時に手に入る「KP」は、ラスボス戦前で使用可能。ラスボスを弱らせる専用アイテムを購入できる。
クエスト内では「サクラチップ」がドロップし、各種素材などとの交換が可能。
エネミー・ドロップ | 礼装 |
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サクラ系 | いつかの夏 |
イーター系 | 我らが征くは星の大海 |
シェイプシフター系 | 月の海の生徒会 |
TYPEⅠ系 | ザ・ケージ |
サクラチップ | 始まりの予感 |
礼装強化素材としてBBショット!がある
登場人物
月の支配者(CV:下屋則子) | 湖上のプリマドンナ(CV:早見沙織) | 獣耳の女子高生(CV:東山奈央) |
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太陽の騎士(CV:水島大宙) | 悲恋の騎士(CV:内山昂輝) | ロストマン(CV:諏訪部順一) |
被虐の少女(CV:小倉唯) | 狐の片割れ(猫)(CV:斉藤千和) | 顔のない王(CV:鳥海浩輔) |
護国の鬼将(CV:江川央生) | アイドル(CV:大久保瑠美) | ヘブンズホール |
その他
番外
関連動画
「BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!」告知CM
「深海電脳楽土 SE.RA.PH」告知CM
コミカライズ版
Webサイト『ヤングエースUP』にて連載開始。
2019年12月20日からは、新創刊された『TYPY-MOONコミックエース』に移籍された。
作画担当は西出ケンゴロー。
連載に関して事前告知はなく、プロローグとなる第0話が復刻版配信開始(2019年2月20日午後6時)と同時にいきなりサイトにアップされるという、イベント本編にも劣らないサプライズでスタートを切った。
それまでこの亜種特異点は「亜種特異点」のみの表記だったが、コミック刊行に伴い正式な番号として「亜種特異点EX」という表記となった。
単行本の既刊は3巻。
なお、内容は完全にゲームと同一ではなく、シャドウサーヴァントとしてすら出なかったはずの金星の女神が新たな衛士(センチネル)として加わっていたり、そもそも未実装である慈愛のアルターエゴが登場している等、不穏なものを感じさせる。
余談
特攻対象には何故かEXTRAシリーズに登場していないトリスタンが選ばれ、ストーリーにもがっつり絡む。これは、Extraの会話の選択肢に登場していたことによる小ネタと思われる。
ただし、EXTELLAを除くEXTRAシリーズに登場(名称のみの登場を含める)したサーヴァントであっても特攻の対象外とされたサーヴァントは多く、復刻版でも対象外であるサーヴァントは以下の通り。編成を組む時は注意されたし。
名称のみ登場
本格的な初出は『FGO』。
漫画版で登場
アニメ版で登場
その他
- ネロ・クラウディウス(水着)/玉藻の前(水着)※復刻でBB(水着)が特攻対象に含まれているが、何故か、この二人だけは特攻対象外である。
- 両儀式※Extraにゲストと言う形だがガッツリ登場している。Fate作品外からの出演だった為に対象外とされたのだろうか。
- アンリマユ※キアラの宝具のルビが彼の名前になっていたり、アニメ版のサブタイが彼の変異体の名称であったりしたのだが、アンリマユその人が登場したわけではない。
なお、当イベントが復刻されるまでの間に月姫とのコラボイベントが無かった為か、EXTRAに出演したアルクェイド・ブリュンスタッドは登場は最後まで叶わなかった。
また、EXTRAシリーズとのコラボはこれが初ではない。ドラマCD『The Blue Bird』にてカルデア一行はSE.RA.PHにレイシフトしており、こちらにはザビ子、キャス狐、臥藤門司が登場している他、戦闘システムがFGOのそれではなく、EXTRAシリーズのそれになっているのが特徴。こちらの時系列は発表時期から1部前半の設定である。(無論、パラレルである。)
当初の企画ではパッションリップが配布サーヴァントになる予定だったのだが菌糸類がディライトワークスやワダアルコ氏に「どうしてもBBちゃんが欲しい!」とお願いをし、無理を通してBBが配布、パッションリップがガチャとなった経緯がある。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder Fate/EXTRA-CCC Fate/EXTRA-CCCFoxTail
シャフト(CMを制作)
Epic_of_Remnant:FGOに於ける第1.5部の通称であり、このイベントもその一つとなる。実装前の2016年時点では本編の一つに予定されていたという経緯がある。