概要
東京都町田市の鉄道駅で、多摩地区で最も乗降客数の多い駅。だが、神奈川県相模原市南区との境界、つまり東京都と神奈川県の県境がこの駅のすぐ近くにある。
実際新宿から小田急で向かう場合、神奈川県川崎市多摩区・麻生区を経由するため飛び地のような印象を受け、横浜線の管轄もJR東日本横浜支社が担っている。
元々、JR東日本は原町田駅として開業し、小田急との乗り換えが不便だったが、駅前再開発によって移転し現在の町田駅となった。
駅周辺の町は谷と坂が多い影響からか、ペデストリアンデッキと歩道橋が入り混じる構造となっている。
その影響か町はそれほど発展しなくなり2008年(平成20年)以降、利用者はそれほど増えていない。
但し、多摩モノレールが当駅まで延伸する計画がある。
駅前は多摩地区有数の繁華街となっており、小田急百貨店とOIOI及びOIOI系列のモディ(有隣堂などが入居)、東急ツインズ(東急ハンズや東急ストアなどが入居)、ルミネ(ブックファーストなどが入居)、西友(ソフマップ等が入居)等があり、少し離れた場所にジーンズショップのマルカワやアニメイト、ブックオフ、らしんばん、ゲーマーズ、菓子・パンの材料で有名な富澤商店の本店がある。
ヨドバシカメラはJR駅の南側の相模原市の境にあり、所在地も実質的には相模原市となっている。
ビックカメラは2つあり、本館が小田急百貨店側。別館はアニメイト、富沢商店の近くにある上、ソフマップも併設している。
かつてはとらのあなも存在したが、2020年8月に閉店している。
小田急駅から西側にはサトウ電子(但し、火曜日は休業)という電子パーツ屋も存在する。
他にも河合塾等の予備校、東横インやアパホテルといったビジネスホテルもある。
ただし映画館は一つも無い点は注意が必要となる。
駅構造
小田急電鉄
ホームは島式2面4線。小田原寄りは高架である一方、新宿寄りは地上で、駅のすぐそばに踏切が存在。新宿寄りの踏切は開かずの踏切として有名である。
また、新宿寄りに引き上げ線があるが、最大6両編成まで。江ノ島線からの列車を中心に当駅で折り返す列車が設定されている。
JR東日本
島式2面4線の地上駅で、この構造は横浜線単独駅では唯一。八王子方面の列車については、快速・普通の緩急接続が日中時間帯に行われる。改札口はルミネ側(中央口)とミーナ側(ターミナル口)の2か所に設置されている。
巨大な駅ビルと併設された小田急に対し、メインとなる中央口側の駅舎はOIOIとルミネを挟んだところにポツンとあるだけという多摩の代表駅にしては非常に地味なものとなってしまっている(吉祥寺・立川・八王子と違い23区内のターミナル駅に向かわないローカル線というのも大きいかもしれない)。ターミナル口はミーナと一体化しているが、小田急とはペデストリアンデッキで繋がっていないのもあって改札機の数も少なく、場所もよく見ないと判断しづらい。
利用状況
近況
小田急電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は、289,419人である。
JR東日本
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は、110,899人である。
利用状況比較表
事業者名 | 小田急電鉄 | JR東日本 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 291,952人 | 108,214人 | 216,428人 |
2009年(平成21年)度 | 289,622人 | 107,799人 | 215,598人 |
2010年(平成22年)度 | 290,621人 | 109,077人 | 218,154人 |
2011年(平成23年)度 | 288,884人 | 109,042人 | 218,084人 |
2012年(平成24年)度 | 291,678人 | 110,543人 | 221,086人 |
2013年(平成25年)度 | 292,779人 | 110,940人 | 221,880人 |
2014年(平成26年)度 | 289,013人 | 110,233人 | 220,466人 |
2015年(平成27年)度 | 291,911人 | 112,161人 | 224,322人 |
2016年(平成28年)度 | 291,802人 | 112,447人 | 224,894人 |
2017年(平成29年)度 | 292,579人 | 112,710人 | 225,420人 |
2018年(平成30年)度 | 293,572人 | 112,540人 | 225,080人 |
2019年(令和元年)度 | 289,419人 | 110,899人 | 221,798人 |
駅周辺
隣の駅
小田急電鉄
※特急ロマンスカーは「ロマンスカー」を参照。