南へ(おそ松さん)
うみをへだてたみなみへ
デカパンとダヨーンのコンビが復活。
舞台は南へ・・・。
※本作の公式サイトから引用
ストーリー
Aパート『南へ』
ある日、デカパンとダヨーンの2人はとある目的地に向けて飛行機で移動していた。お互いの操縦の腕前を褒め合う中、遠方で飛行船が6つ子達に襲撃されている様子を知った彼らは急いで応戦し彼らを退ける事に成功する。
人質となっていた子供達から感謝されるが、その直後に今度はイヤミ達が率いる別の飛行船の追撃に遭う。2人は何とか攻撃を見切りながら反撃の機会を探るが・・・・・・?
Bパート『高尾山』
ある日、登山の計画を立てたチョロ松は様々な私服を着た5人の兄弟(唯一寝起きのパジャマの状態だったおそ松)も率いて高尾山へ向かう事を決意する。そこは東京の八王子にある年間の登山者が世界一多い事で知られる有名な観光地で、早速彼らは平日の昼間の普通電車から出発した。
また、この登山は十四松とトド松の2人曰く普段ニートである6つ子達が抱く不安感を少しでも和らげ、ちょっとした達成感で精神を安定させる作戦も兼ねていた。
その後、車内で自作のしおりを配ったチョロ松は妙にこまめな所をおそ松に呆れられたり実際の内容が記念撮影や自己啓発を兼ねたレクリエーションとあまりにも彼らの望みが入っていないという批判を受けるが、意地でも強行開催するし勝手な行動は許さないからと涙目で宣言した彼に5人は半ば嫌な表情を浮かべながら顔を背けてしまう。また、道中では(当の本人は認めようとしなかったが)道に迷ったり駅の出口で切符を無くして慌てるといったトラブルに見舞われるものの、それでも6人は何とか高尾山の駅に到着する。
そして、現地に掲載されていた地図での検討から山の途中にある薬王院でお参りを済ませたら帰る予定に決定した。果たして、彼らは無事に目的地へ辿り着く事が出来るのだろうか・・・・・・?
余談 (ネタバレ注意)
- Aパートではサイレント映画のような構成で終盤まで殆どの台詞が聞こえないようになっており、一部の台詞だけ字幕が表示されている。
- 作中で活躍したデカパンとダヨーンの2人は『紅の豚』に登場する主人公のマルコ・パゴットとライバルのドナルド・カーチス、イヤミの衣装は『宇宙海賊キャプテンハーロック』登場する主人公のファントム・F・ハーロック、彼の子分は『天空の城ラピュタ』に登場するドーラの部下が元になっている。
- デカパンが撃墜された直後、ダヨーンが仇討ちとしてイヤミ達を倒した技は1期18話『逆襲のイヤミ』でトド松に繰り出した『ファイナルダヨーン』である。
- 高尾山は実在する山の一つで、タイトル名が実在する名所の名前はおそ松くんを含めても初となる。
- 服装はおそ松はパジャマ姿、カラ松は半ズボンで何故かギターを背負ってる、一松はサンダルを履いており、十四松は狩人になっている。チョロ松とトド松の2人はいつもの服装で高尾山へ向かった。
- 高尾山には古くから天狗が存在しているという伝説が伝えられている。
- 二人乗りのリフトの組み合わせはおそ松とチョロ松、カラ松と一松、十四松とトド松となっている。2話のぼんくらの時代で参照。
- なお、しおりで記載されていた予定の中にキャンプファイアーがあるが、実際に高尾山の全エリアででこのような焚き火をする行為は禁止されている。
- その為、訪問時には絶対に真似をしてはいけない。
- やがて天罰が起きたのか最後のオチは全員白骨死体となり、カラスに食い尽くされる結末となった。