概要
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 竜人型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | ガイアフォース |
あらゆるものを斬り裂く爪と高熱を操り戦う究極の竜戦士。TVアニメ『デジモンアドベンチャー』では、主人公「八神太一」のパートナーである「アグモン」の最終進化形として登場し、登場から10年以上経つ現在でも絶大な人気を誇る。
ブリッツグレイモン、ブラックウォーグレイモン、ガイオウモンなど、グレイモン系の例に漏れず多数の亜種がいる。
腕には『ドラモンキラー』と呼ばれる爪が装備されており、竜型デジモンに対して絶大な威力を発する。同時に自身も竜に属すため、自身にとっても危うい諸刃の剣でもある。
(なお、後者の「竜系である自身にとっても危険な武器」という設定を鑑みれば「○○ドラモン」という名前でなくても竜系デジモン〈チンロンモン・オウリュウモン・エグザモンなど〉には効果があるものと思われる。)
無論ドラモン系(竜系デジモン)以外にはこの効果は無く破られる事もあったが、自身も相当なパワーがあるので普通に殴るだけでも強力な攻撃となり、シャイングレイモンとの同時攻撃でクオーツモンにダメージを与えるなど身体能力も高い。
また背中の羽のような一対の装甲は、一つに合わせることで『ブレイブシールド』と呼ばれる最高硬度の盾となり、合わせると勇気の紋章が完成する。
デジタルワールドの根幹データがウィルスプログラムに浸食された際、その異常を駆逐するために現れるウィルスバスターであり、メタルガルルモンとともにその異常と対峙する。
必殺技は、高圧縮された大気中のエネルギーを投げつける『ガイアフォース』、巨大な球体を投げつけるパターンと、『ぼくらのウォーゲーム!』『クロスウォーズ』などでスピード重視の小型球を投げつけるパターンがある(前者は野球ボールの様に、後者はシャイングレイモンのグロリアスバーストと共に尾を引く光線に近い)。
なおアニメ作品ではガイアフォースだけで敵を倒したことは(後述するクロスウォーズ3期まで)一度もなく、ドラモンキラーによる攻撃、メタルガルルモンとの合体技が決め技とされており、耐えられたりかわされたりするパターンが多い。しかし、デジモンアドベンチャー:では今までよりも球体のサイズが大規模なものになっており、究極体であるクロスモンを成す術すら与えず屠るばかりか、地上に多数いる敵デジモンを森ごと焼き尽くす程の威力となっている。
他にもドラモンキラーを合わせて高速回転し、黄金の竜巻となって敵を貫く『グレイトルネード』(アニメではブレイブトルネード)という必殺技を持つ。
この技はドラモンキラーを主体としているためドラモン系と相性がよく、ダークマスターズのメタルシードラモンを鼻からケツまで貫通して海に沈めた。
各アニメにて同じ個体でもサイズに違いがあり、デジモンアドベンチャー:の様に建物の様な個体もいる。なお、ディアボロモンやアーマゲモンやメフィスモンとの戦闘から見るに、メタルガルルモンと共に、オメガモンになると巨大化する。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
超金属「クロンデジゾイド」の鎧を身にまとった最強の竜戦士であり、グレイモン系デジモンの究極形態である。グレイモン系デジモンに見られた巨大な姿とは違い、人型の形態をしているが、スピード、パワーとも飛躍的に向上しており、完全体デジモンの攻撃程度では倒すことは不可能だろう。
両腕に装備している「ドラモンキラー」はドラモン系デジモンには絶大な威力を発揮するが、同時に自らを危険にさらしてしまう諸刃の剣でもある。また、背中に装備している外殻を1つに合わせると最強硬度の盾「ブレイブシールド」になる。歴戦の強者の中でも真の勇者が自らの使命に目覚めたときウォーグレイモンに進化すると言われている。
必殺技は大気中に存在する、全てのエネルギーを1点に集中させて放つ、超高密度の高熱エネルギー弾『ガイアフォース』。
ウォーグレイモンX抗体
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 竜人型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | ガイアフォースZERO、アフターバースト |
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
真の勇者としての使命故、戦いには100%勝利しなければならない。「ドラモンキラー」に「ブレイブシールド」級の最強硬度をもたせ、攻防一体の完璧なまでの装備を持つに至った。
長時間の空を飛ぶことを犠牲にし、背部に爆発的な加速を誇るバーニアが装備され一瞬にして敵の懐へ飛び込む戦い方は、正に“陸戦の勇者”であり陸上戦闘デジモン最強の姿となっている。
必殺技の『ガイアフォース』を一瞬にして敵の懐で放つ零距離攻撃『ガイアフォースZERO』の回避は不可能であろう。さらには、「ドラモンキラー」に施されたバーニアが攻撃を加速する『アフターバースト』も一撃必殺の技である。
活躍
デジモンアドベンチャー
八神太一のパートナーであるアグモンがワープ進化した姿として登場。
現実世界に侵略してきたヴァンデモンとの戦いにおいて、デジモン世界に伝わる伝承をヒントからエンジェウーモンの矢に撃たれることによって進化した。
仲間との共闘でヴェノムヴァンデモンを倒したのち、デジモン世界ではメタルシードラモンとムゲンドラモンをドラモンキラーで破り、アポカリモンを仲間との一斉攻撃で撃破する。
よく昔のファンにその強さが強調されることが多いが(究極体なので確かに強いのだが)、実際にはデビュー戦ではヴェノムヴァンデモンからダークマスターズ戦でも苦戦を強いられることが多く、「敵を圧倒して倒した」ことは一度もなかったりする(瞬殺したムゲンドラモン戦でも全エネルギーをドラモンキラーに注いだため、直後にコロモンの状態に戻っている)。
劇場版『デジモンアドベンチャー~ぼくらのウォーゲーム!~』
上記シリーズの続編であり、同じく太一のアグモンの進化形として登場。
デジタルワールドの根幹データを浸食しようとするディアボロモンを倒すべく、太一とともにデジタルワールドの中枢に乗り込む。
しかし、増殖し続けるディアボロモンを前に苦戦を強いられ、ついには敗北寸前まで追い込まれるが……。
デジモンアドベンチャー02
亜種であるブラックウォーグレイモンが登場した。
終盤で太一のアグモンがチンロンモンに力を与えられたことで再び進化が可能になり、前述のブラックウォーグレイモンと死闘を繰り広げた。
DIGITAL_MONSTER_X-evolution
cv:坂本千夏
X抗体版が登場。
イグドラシルのあり方に反旗を翻し、Xデジモンと通常デジモンの諍いを止めるべく奔走する。
ロイヤルナイツを憎んでおり、本質を見極めてからでも遅くないという考えのメタルガルルモンXとは対立する事もあるが、共に戦う良き相棒である。
ロイヤルナイツのオメガモン相手では苦戦も多い一方でガルルキャノンを受けて生きているなど中々にタフな面を見せる。
必殺技は水のエネルギーを収束させた波動弾「ポセイドンフォース」と「ガイアフォース」(この作品では名前通り大地のエネルギーから生成している)。
デジモンクロスウォーズ
CV:岸尾だいすけ
デジメモリに封印された伝説のデジモンとしてエグザモンと共に登場した。
デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~
八神太一のアグモンが進化した個体が登場。
大門大のシャイングレイモンとともにクオーツモンを攻撃した。
続く最終決戦でも太一のアグモンがワープ進化。
コピーのベリアルヴァンデモン軍団だったが、約13年の月日を経てついにガイアフォースが単体で敵を撃破した。
デジモンアドベンチャーtri.
該当項目を参照していただきたいが、ウォーグレイモンへの進化は従来のワープ進化ではなく完全体からの究極進化を経ている。
また装甲のデザインが大幅に変更され、メカニカルになった(特に色が変更され、ドラモンキラーは爪部分が可動するようになった)。
デジモンユニバースアプリモンスターズ
デジモンシリーズ20周年を記念したコラボエピソードである第45話で、劇中のゲーム「デジモンユニバース」内のキャラクターとして登場したアグモンが、アプリアライズしたグローブモンのかっこよさに自分も進化したいと言ってハルの力でワープ進化。
1話のみの登場ながら新規の3DCGを作成されており(コードのような文字列が体に描かれているアプモンと違い、デジモンのためかこちらでは「01」のコードが描かれている)、ワープ進化の際には「brave heart」が流れる、ウォーグレイモンのボイスにはエフェクトがかかる(アドベンチャー本編では途中からなくなったもの)、一人称がウォーグレイモンに進化すると「俺」になる…などの熱い原作再現がなされていた。
最後は黒幕であったウラテクモンを相手にグローブモンのグランツゲイザーとの同時攻撃でガイアフォースを放ち、勝利した。
デジモンアドベンチャー:
第24話に登場。
太一を食われ暗黒進化したムゲンドラモンのような姿からエンジェモンに語り掛けられ自我を取り戻したアグモンによって、変化する形で現れる。
そのままダンデビモンを貫いて倒し、太一を救い出した。
メタルグレイモンとヴォルクドラモンとの戦いの中でも太一がヒカリと手を重ねた際に再び進化してガイアフォースらしき技で倒した。
どちらも光に包まれた姿で詳細な姿は見せず進化も一時的なものとなっている。
いわゆる最終進化体であるオメガモンが2話ラストで登場するというイレギュラーな方法での登場に対して、こちらは直接の登場は温存されるという対称的だが同じようにイレギュラーな扱いを受けている。
※ちなみにこれ以前にVジャンプに連載されたVテイマー01とのコラボ作品でも先行登場を果たしている。
第30話で正式登場。
メタルグレイモンから進化したこともありTri.同様にワープ進化ではなく究極進化となっており、進化バンクのポーズも類似している。また、進化バンクの中でメタルグレイモンの装甲や身体の一部がウォーグレイモンの装甲に変形または変化する等、今までの進化バンクの中でもかなり凝った作りこみになっている。31話ではアルタラウスを装備していない状態で究極進化を行った際、「通常のメタルグレイモン」→「アルタラウスを装備」という過程がバンク映像に追加されている。
- 頭部装甲:大部分が胴体に移動し胴体装甲に変形、一部が新しい頭部装甲に変化
- 胴体装甲:脚部に移動し脚部装甲に変形
- 翼:ブレイブシールドに変化
- 左腕(トライデントアーム)・右腕(アルタラウス):両肩装甲・ドラモンキラーに変化
サイズもデジモンセイバーズの究極体レベルに近い物であり、クロスウォーズでシャイングレイモンがウォーグレイモン寄りのサイズにダウンしたのと逆転してシャイングレイモンのサイズに近くなった(劇場版のシャイングレイモンの半分程度)。おそらくメタルグレイモン時のサイズを維持したまま進化したと考えられる。ディアボロモンの逆襲の現実世界でのオメガモンのパーツとしてはちょうどよい程度だろうか。
上述したようにアニメのウォーグレイモンは敵を圧倒するパターンがほとんどないのだが、今作の場合は本格登場となる30話までの3回の登場でいずれも圧倒的な強さを見せつけている(3回中2回は相手も同じ究極体である)。
その他、今作では「ガイアフォース」を片手で使用することが可能(ウォーゲームのものに近い)になっており、31話のゴクモン戦ではゼロ距離でガイアフォースを使用し一瞬で相手を焼き尽くすという、X抗体版の「ガイアフォースZERO」に似た使用法を披露した。
第35話の光子郎のデジモン紹介コーナーの終わり際でウイルス種の亜種のシルエットが示唆された。既に暗黒進化を克服し任意でウォーグレイモンに進化できるようになったため、どういうことかと不安がよぎったが、実際は戦闘中の環境に適応し新たな進化形態を得ただけであった。この先は場合によって使い分けていくのだろう。
第48話ではついに登場したムゲンドラモンとの激闘を繰り広げ、ウォーグレイモンのドラモンキラーで頭部を破壊、撃破したかに思えたが、ムゲンドラモンの大規模な自爆によって死亡した
かに見えたが、第49話の終盤、再びウォーグレイモンと太一が姿を現した。
そして、50話でゴッドドラモンとホーリードラモン、およびデジタルワールドの全ての希望の光を受けたガイアフォースによってついにミレニアモンにトドメを刺す。
・・・・・・・・この時点で察した人もいただろう。「あ、これ次の敵がいるな」と。なぜなら、本当のラスボスならオメガモンまたはそれより強い形態で倒すはずだから。
余談
ドラゴン系かつ筋肉質な人型だからか、そういう系のイラストが多い。それこそエンジェウーモンやレナモンに次ぐ程である。
見るのが嫌な一人はマイナス検索をするように。
ドラモンキラーの系譜
ドラゴン系に特攻が入るというロマン設定からウォーグレイモン以降に登場した一部のデジモンはドラゴン系デジモンに特攻を持つ武器を持っていることがある。
- ビクトリーグレイモンの「ドラモンブレイカー」(剣と鉄爪に変形する)
- ザンバモンの「龍斬丸」(デジモンネクストではこれで99体のドラゴン系デジモンをぶった切ったという。)
- ウォーグレイモンX抗体版の「ドラモンキラー」
関連イラスト
関連タグ
デジモン 디지몬 グレイモン メタルグレイモン ぼくらのウォーゲーム 워그레이몬
- ブラックウォーグレイモン・ビクトリーグレイモン・ブリッツグレイモン…亜種。
- ガイオウモン・カイゼルグレイモン・シャイングレイモン…グレイモン系統の究極体(相当)デジモン。
- アグモン(勇気の絆)…『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』に登場したアグモンの究極体。