概要
『ポケットモンスター クリスタルバージョン』(以下『クリスタル』)の女主人公。
シリーズ初の女主人公であり、本作から主人公の性別を選べるようになった。
日本版『クリスタル』における主人公のデフォルトネームは男女共通だが、
女主人公が『クリスタル』で追加されたキャラクターであるため、その通称として使われている。
海外版では男女で綴りが異なり、男主人公が"Chris"なのに対し、彼女は"Kris"となっている。
2019年配信の『ポケモンマスターズ』では正式にこの名前で登場した。
ジョウト地方のワカバタウン出身。仲良しのウツギ博士からお使いを頼まれたことをきっかけに冒険の旅に出る。
なお、『金・銀』のリメイクである『HGSS』の女主人公はデザインが大きく異なっているため、
『クリスタル』の女主人公とは別に「コトネ」として扱われる。
容姿
服装は黄色の帽子、赤いインナーに白いジャケット、黄色地に黒のラインが入ったスパッツ。
首にはポケギアを下げている。バッグはピンクのリュックサック。
髪形は上向きに跳ねた二つ結び。
髪色は公式イラストでは暗めの青だが、『ポケモンマスターズ』では青緑系の色になっている。
二次創作ではアニポケのマリナのような明るめの水色で描かれることも多い。
髪ゴムは公式イラストに倣った赤や、ゲーム内ドットに倣った白や黄色で描かれる。
ポケスペのクリスタルと違い、耳にピアスは着けていない。
他媒体でのクリス
ポケモンマスターズ
「知りたいこと あったら なんでも 教えてあげる!」
CV:阿澄佳奈
ポケモンシリーズでは初めて「クリス」の固有名・セリフ付きで登場。
愛情が深く面倒見のいい優しい性格。ポケモンに関する知識に自信を持っている。
バディはワニノコ→アリゲイツ→オーダイル。みずタイプの物理アタッカー。
追加要素のチームスキルでは地方やファッションに関するもの以外に「豊富な知識」を取得。
ポケモン博士やファクトリーヘッドなどの本職がほとんどの中、主人公の中では唯一の所持者となった。
ちなみに、本作ではクリスとリメイク後『HGSS』の女主人公コトネが一緒に登場しているというシリーズでも珍しいことになっている。
元より容姿と名前が大きく異なるためリメイク前後で別人として扱うのが鉄板だったが、公式かつ同一作品内ではっきり描写されるのは初。
ただし、出典元がリメイク前と後という違いがあるためかイベント等でのクリスとHGSS版主人公およびライバルとの共演は現在のところなく、面識があるかどうかも不明。
なお、HGSS版のキャラ全員に絡みがないわけではなく、進化エピソードではアカネとカリンが対戦相手として登場し、イベントではツクシと一緒にいる姿が見られた。
作中では他のキャラとは別次元の出身であることが明確になっている者が複数おり、パシオ自体フーパが様々な次元・空間からバディーズを連れてきているという設定が生かされた舞台(いわばお祭りゲーム)であるため、その点を見ればリメイク前後の人物たちが同一空間にいるのもさほど変なことではないだろう。(現に『エメラルド』のみのキャラと『ORAS』のキャラが普通に交流したり、ゲーム本編で選ばなかった主人公が出ない地方でも本作では一緒に登場するなど描写には便宜が図られている)
なお、『GSC』の男主人公(ゴールド)もまたファンの間では『HGSS』のヒビキと区別されることが多いため、彼も実装されるのだろうかと予想されることもあるが、現時点ではジョウト地方の主人公はクリス・ヒビキ・コトネのみの登場となっている。
活躍
バディーズエピソードではポケモンの知識を極めることが目標だと語る一方で、勝負と生態のどちらに重きを置くべきかを迷っている姿が見られる。
エピソードイベント「パシオの試練に挑戦!?」のサブエピソードではミヅキのバディであるモクローの首を180度回せるという特技にハルカと共に興味を示し、実際に見せてもらったその様を「すごく神秘的だった」と言いスケッチも行っていた。
伝説ポケモンイベント「流星にほえる赤き盾」にも登場。
同じくポケモン博士を志すホップやベルと共演し、ガラル地方特有の現象であったはずのダイマックスしたポケモンと対峙する姿が描かれた。
性能
パッシブスキルはノーマルタイプのわざをみずタイプにタイプチェンジする「みずチェンジ」。
ポケマス特有の仕様として弱点を突けないノーマルタイプの技は同量のゲージを消費する他タイプの技に比べて威力が高く設定されているため、「メガトンキック」を威力200のみず技として放つことができる。
もう一つのパッシブスキルは「無傷登場時こらえる」で、バディーズわざ以外は一度確実に耐えてくれるというのも魅力。
高威力だが命中率の低い「メガトンキック」をトレーナー技「もっと飛ばすわよ」で必中・確定急所にして攻めるのが基本戦法だが、攻撃にあたって回数に限りのあるトレーナー技をいちいち挟むのはタイムロスになりかねないという欠点があり、かといってそのまま放てば「メガトンキック」はバディストーンボードで命中率アップパネルを取得しても命中率は85止まりで空振りもザラにあり不安定。
加えて技威力の高さやみずタイプで雨の恩恵を受けられることとのバランスなのかこうげきステータスが247と☆5アタッカーとしてはかなり低く設定されているのも足を引っ張っている。
おまけに同タイプ・同ロールには高いこうげきステータスを持ち、安定して高火力なみず技を放てる上に☆6EX強化も解禁済みのマジコスギーマ&サメハダーがいるほか、特殊方面でもマスターバディーズのアオギリ&カイオーガやバディーズわざの威力上昇パネルを2つ取ることで大砲と化すジュン&エンペルト、自身で雨を降らせるテクニカルながら雨下ではアタッカー顔負けの火力を叩き出すハルカ&ラグラージなどみずタイプのアタッカー(及び火力型のテクニカル)はまさに魔境であり、その中では少々肩身が狭い。
しかしバディーズわざの火力を比較的簡単に2倍にまで伸ばすことができる「攻撃↑分B技威力上昇」をわざレベル2で取得することができるという強みもあり、さらにトレーナー技をバディーズわざの直前に使っていれば確定急所でバディーズわざを放つことができる。
さらにバディーズわざもみずタイプなため雨の補正を受けられ、ステータスの低さを鑑みても十分な火力が出せる。
加えて次回必中状態は次回急所と異なりバディーズわざには作用せずそのまま状態が保持されるため、バディストーンボードの「B技後次回急所」のスキルパネルを取得しておけばバディーズわざの直後に必中かつ確定急所の「メガトンキック」をタイムロスなく叩き込むことができる。
これらのことから現状では肩身が狭くとも、☆6EX強化が解禁されれば評価が一転する可能性を秘めている。
主人公をモデルにしたキャラクター
派生作品に登場する人物は、それぞれ主人公をモデルにした一人のキャラクターとして独立しているため、リンク先を参照し混同を避けることをお勧めする。
アニポケ
番外編『ライコウ雷の伝説』のヒロインとして「マリナ」が登場。
こちらは服の配色がクリスとは異なる。
詳細はマリナ(トレーナー)を参照。
ポケットモンスターSPECIAL
詳細はクリスタル(ポケスペ)を参照。
ゴールデン・ボーイズ
ヒロインとして「クリス」が登場。本名は「クリスタル」。
冒険家を目指す少女。手持ちポケモンはヒノアラシ、トゲピーなど。
英訳版での表記は『クリスタル』の男主人公と同じ"Chris"になっている。
注意書き
「クリス」のみでは他作品のキャラクターと混同する上、AND検索やマイナス検索をしても抽出が非常に困難です。
(「ポケモン クリス -ポケスペ」でもポケモンにおけるクリスマスを描いたもの等が引っ掛かってしまう)
そのため、「クリス(トレーナー)」でのタグ付け・完全一致検索や、
投稿者独自の命名が成されている場合は「GSC」と「ポケモン女主人公(主人公♀)」の併用等をおすすめします。
関連イラスト
関連タグ
ゴールド…同作の男主人公
シルバー…同作のライバル
コトネ(トレーナー)…『HGSS』の女主人公
ミナキ…クリスと同じく『クリスタルバージョン』が初出のキャラクター
スイクン…クリスタルバージョンで中心となるポケモン
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