ジンドグマ怪人

じんどぐまかいじん

仮面ライダースーパー1の後半の敵『ジンドグマ』が使役する怪人たちの総称(メイン画像はスプレーダー)。

概要

第24話から本格的に活動を始めたドグマ王国の分家組織『ジンドグマ』の主戦力となる改造人間(機械生命体との説もあり)の総称。あくまで推測であるが彼らが（幹部を除く）仮にロボットだとすれば仮面ライダー史上初の素体を持たない怪人たちの組織である（公にライダー界でロボットという設定が明かされるのは後年の『仮面ライダーBLACKRX』の怪魔ロボットから）。だが何よりも一番の特徴が「シリーズ初、生物の要素が一切ない、単純に日用品がモチーフの怪人である」事である。

配下の怪人は身体の殆どが機械（本編描写より）ではあるが動きは人間に近く、一部は人間態を持っており非常に人間臭い。さほど頭は良くなくスーパー1の簡単な嘘にも騙されるほど。

本編に登場するほとんどの怪人は幽霊博士が作ったものだが詳しい製造工程に付いては不明（ドグマ製の人造怪人であるガニガンニーの製造工程を模倣している可能性もあるが）。

どういったわけか機械なのにも関わらず口に悪魔や怪物を思わせる牙が生えている個体が多い。

なおフランケライターに関しては「俺の2号機を作れ」とフォンダ博士に命令している（改造人間だとしたら倫理に反している）ため素体がない純粋な機械（全人工製）の可能性が高く、本編の第39話でラジゴーンとマッハローラーの同型と思わしき試作機（もしくはスペアボディ）が研究所に置かれている。と思いきや、デアゴスティーニ刊『仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル』ではジンドグマ怪人は〜型改造人間と明確に表記されている。他には臓器などを機械の体に移したか完全に体を機械化させたかなどが考えられるが実態は不明のままである。

人間の持つ感情というものを全く信用せず、機械のみを信用する首領・悪魔元帥の考えが反映されたかのような、地球上の機械や道具をモチーフにした、今まで動植物をモチーフとした怪人たちと一線を画す無機的な性質が強まったより機械的な怪人たちで構成されている。

ただし非戦闘用の玩具、日用品をモチーフにしたものが殆どであり、明確な武器モチーフの怪人は第一号のキラーナイブくらいである。

とはいえその性能は高性能の怪人たちである為、何度もスーパー1を追い詰めた実力者ぞろいの者たちが多い。また一見すると戦闘向きとは思えないモチーフも、人々の日常生活に侵入し密かに作戦を進めていくというやり口にはふさわしい物とも言える。

なお、ジンドグマの首領、及び大幹部たちは一部の者を除き、従来通りの動植物がモチーフの怪人態が真の姿となっている。

一覧

名前	道具	声優	登場話
キラーナイブ	ナイフ	仁内達之	24話
ジシャクゲン	磁石	槐柳二	25話
火焔ウォッチ	時計	山下啓介	26話
グラサンキッド	サングラス	八代駿	27話
ビデオン	ビデオ	沢りつお	28話
アマガンサー(アマガンサ)	傘	池水通洋	29話
マッハローラー	ローラースケート	梶哲也	30話
スプレーダー	スプレー缶	峰恵研	31話
ツリボット	釣竿	朝戸鉄也	32話
ラジゴーン	ラジコン	山下啓介	33話
レッドデンジャー	赤ランプ(赤色灯、パトランプ)	村越伊知郎	34話
イスギロチン	椅子(電気椅子)	仁内達之	35話
ハサミンブラッド	はさみ	曽我部和行	36話
コマサンダー	コマ	沢りつお	37話
コゴエンベエ	冷蔵庫	山下啓介	38話
フランケライター	ライター	八代駿	39話
シャボヌルン	石鹸	峰恵研	40話
キーマンジョー(キイマンジョー)	錠前、鍵	辻村真人	41話
ドクロボール	バスケットボール	梶哲也	42話
ゴールダー	扇風機	八代駿	43話
ハシゴーン	梯子	朝戸鉄也	44話
ショオカキング	消火器	吹田千里	45話

ジンドグマ怪人の編集履歴

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関連項目