KAMENRIDER!
「変身!」
サイクロンライズ!ロッキングホッパー!
Type One.
「戦わなければ、人類は滅亡する」
CV:山本耕史
スーツアクター:高岩成二
概要
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場する劇場版限定ライダー。
飛電或人の父親であるヒューマギア・飛電其雄が、ロッキングホッパーゼツメライズキーとサイクロンライザーで変身する。形態名まで含めた名称は「仮面ライダー1型 ロッキングホッパー」。
人間とヒューマギアを守る存在「仮面ライダー」として開発された、『ゼロワン』における全ての仮面ライダーのプロトタイプと言える存在である。
デザインモチーフは一目瞭然だが、言わずもがなの仮面ライダー1号(旧1号)である。深藍色のアーマーに襟のサイクレッドマフラーの配色も1号のそれを彷彿とさせる。
変身用ドライバーのサイクロンライザーは、直接的には滅亡迅雷フォースライザーのプロトタイプであり、変身者の其雄がヒューマギアなのもあってキーを強制展開しての違法変身である。変身時には滅亡迅雷のライダーの変身のように、召喚したロストモデルを突き破ってアーマーを装着するが、この際のアーマーの装着はフォースライザーのそれと比べてもかなり力強さを感じる物になっている。
なおTV本編には未登場だが、第25話でアークに纏わる過去が語られた際、「其雄が仮面ライダーの力でアークの打ち上げを阻止したという事」が語られており、本来の時間軸でもこの時に其雄が変身してアークと戦い、そして彼と共に破壊されて失われたのだと思われる。
スペック
身長 | 200.0cm |
---|---|
体重 | 98.3kg |
パンチ力 | 14.2t |
キック力 | 60.6t |
ジャンプ力 | 一跳び68.4m |
走力 | 100mを2.8秒 |
プロトタイプでありながらスペックはかなり高く、キック力だけならば同じフォースライザー系列の滅亡迅雷ライダー4人を上回る性能を有している。1型の製作段階ではまだアタッシュカリバーなどの専用武器は開発されていなかったのか、純粋な格闘攻撃を主とした戦闘スタイルをとる。
ロッキングスパークによる超高速移動能力がとても印象深いが、能力的には001やシャイニングホッパー、シャイニングアサルト、果てはゼロツーといった以降のゼロワンの系譜のライダー達に受け継がれており、1型や001ではまだ必殺技を使ってようやく発動できる段階だった機動性を標準装備できるようになっていく。加えて暴走したヒューマギアを正常に戻す能力も有している。
使用アイテム
専用の変身ベルト。フォースライザーを初めとした変身ベルトのプロトタイプである。
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KAMENRIDER‼︎
変身用ゼツメライズキー。後のゼツメライズキーやプログライズキーのプロトタイプである。
必殺技
サイクロンライザーの操作で発動するが、1回目と2回目の必殺技が劇中とプレミアムバンダイのページでは逆転している。
- ロッキングスパーク
超高速移動能力を一定時間発動する。この技でヒューマギア開発工場で暴走したヒューマギア達との戦いに乱入して、ヒューマギアと交戦していたジオウや001らを蹴散らし、ヒューマギア達の暴走を止めた。また、終盤では001の「ライジングディストピア」と激戦を繰り広げた。
- ロッキングジ・エンド
最大の必殺技であり、全エネルギーを開放してライダーキックを行う。劇中では001の「ライジングユートピア」と真っ向から競り合う程の威力を見せた。後に登場する滅亡迅雷.netの他のライダー達と同様に、十字に配置された「鋼蝗終焉」の四文字がカットインするのも特徴。
早くもガンバライジングで再現されている。
これらの技の発動時には首元から赤いエネルギーが放出され、さながら風にたなびくマフラーのように見えるのも特徴。
ガンバライジングでの必殺技
- ゴーストズアビリティ
他のライダー達と違い、ゴゴゴゴーイングゴーストプログライズキーを起動してライダーパンチを放つ技になっている。
- ゴゴゴゴーイングジ・エンド
ゴゴゴゴーイングゴーストプログライズキーを起動し、ゴーストを呼び出してから一緒にオメガドライブを放つ。当たった瞬間に「魂大開眼」の4文字が表示される。
余談
当初はゼツメライズキーで変身する初の仮面ライダーと思われていたが、劇場版公開よりも先に仮面ライダー雷が登場してしまった事により、ゼツメライズキーで変身する二人目の仮面ライダーとなった(尤も、作中の時系列的にはこちらの方が先なのであながち間違ってはいない)。
今までの平成ライダーでは、父親ライダーは外道が多いとされる一方で、主人公自身の父親ライダーは、父親の鑑とされる人物も多かった(それ以外だとこの父親ライダーはかなり真っ当な良い父親である)。
そして彼の場合も、「息子と笑い合える世界」の為に闘い、息子の超えるべき壁として立ちはだかり、息子の未来の為にゼロワンドライバーを開発するという、まさに父親の鑑と言える活躍の数々を残している。やはり主人公自身の父親は良き父親ライダーも多いという法則は、彼にもしっかりと受け継がれていたようである(というか、アレな父親キャラが悪い意味で目立つだけで、仮面ライダーシリーズ全体を通して見れば良い父親キャラ自体は普通に多いのだが)。
加えて1型自体の完成度の高さもあって、単体の物語やスピンオフが欲しいという声も多い。
息子との勝負で敗北した際に、「お前は誰の後継者でもなくお前自身の夢に向かって飛ぶ新時代の1号だ(意訳)」と口にしていたが、その言葉は後に最悪な形で歪められてしまった。しかしその際にも其雄は、歪められたその言葉を正す『本当の強さ』を息子が手に入れるきっかけとなる言葉をゼアを通じて伝え、息子の更生に大きく貢献するという父親の鑑っぷりを改めて見せる事となった。
ガンバライジングでは何故か「1型ロッキングホッパー」(「1型」の「ロッキングホッパー」フォームではない)というライダー名になっている。単なるミスなのか、こちらが正式名称なのかは不明。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン 仮面ライダー_令和_ザ・ファースト・ジェネレーション
仮面ライダー一覧 初代ライダー 0号ライダー 父親ライダー 劇場版限定ライダー
仮面ライダーゼロツー:ゼロワンの別のライダーあり最強フォーム。首元の赤いマフラーの部分が似ている。
仮面ライダー雷、仮面ライダー亡、仮面ライダーエデン、仮面ライダー???、仮面ライダー滅亡迅雷、仮面ライダーザイア、オルトロスバルカン、ローンウルフ、ジャスティスサーバル:ゼツメライズキーで変身するライダー。
仮面ライダーサウザー:ゼツメライズキーも用いて変身する仮面ライダー。
仮面ライダー1号:言わずと知れた初代ライダーであり、デザインモチーフとなったライダー。
ウルトラマンジョーニアス:必殺技名が被っており、こちらは光線技。偶然にも同時期に登場作品がネット配信中だった。
仮面ライダースカル:劇場版限定の父親ライダー繋がり。こちらはヒロインの父親だが、やはり父親の鑑のような人物であり、主人公達にとっても父親に等しい人物である。
フィフティーン、ゼロスペクター:ガンバライジングのトリプルビッグバンキャンペーンでチームを組んだライダー。共通点は「劇場版限定父親ライダー」。
仮面ライダーセンチュリー:劇場版限定の1号がモチーフのひとつのライダー繋がり。全体的にデザインや配色も似ている。