ノボリ
のぼり
**********「さて 次の 目的地ですが あなたさまの 実力で 決めたいと 考えております」
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)に初登場したキャラクター。
イッシュ地方のライモンシティにある施設「バトルサブウェイ」のトレーナーでありサブウェイマスター。
「バトルサブウェイ」のシングルトレインで20連勝すると、彼が21戦目で戦う最後のトレーナーとして登場する(マルチトレインでは相方であり双子の兄弟であるクダリとタッグを組む)。
また、上記の「シングル」「マルチ」にて21戦全てに勝利すると更に強力なポケモンの使い手が集まる「スーパーシングルトレイン」「スーパーマルチトレイン」への乗車を許してくれる。
そして、そのスーパートレインの49戦目でも同様の形で勝負を挑んでくる。
一人称は「私」。普段は事務的な敬語調だが、感情が昂ると「ブラボー!!」と声を挙げることも。
本職は鉄道員らしく、列車内のアナウンスをするような要領で会話する。
BW1では、主にクリア後のやり込み要素におけるボスキャラポジション。ストーリー攻略だけ楽しむプレイヤーにとっては馴染みのないキャラクターであったが、BW2ではストーリ上でバトルトレイン施設の説明役として登場し、クダリとタッグを組んで戦うイベントがある。
アニメ版・ポケマスEX・LEGENDSアルセウスでは右手でモンスターボールを投げる。
容姿
制帽とロングコートを着た男性。見た目はクダリと瓜二つだが、こちらは黒を基調とした服装をしている。また、生真面目な性格を表しているのか、仏頂面にも見える表情が多い。
所持ポケモン
シングルトレイン・21戦目
スーパーシングルトレイン・49戦目
マルチトレイン・21戦目
スーパーマルチトレイン・49戦目
ギアステーション前(BW2)
- ガントル Lv.26
全体的に見るとじめんタイプの技に弱いポケモンが多い。
ギギギアル、オノノクスは自身のステータスを上げてから攻撃を仕掛けてくることがあり、早めに倒しておく方がよいが、ギギギアルは「オッカのみ」でほのおタイプの技のダメージを、オノノクスは「ヤチェのみ」でこおりタイプの技のダメージを軽減するので、一筋縄ではいかない。
シングルでは、イワパレスの特性が「がんじょう」であるかないかによって戦況が大きく変わる。「ゴツゴツメット」も持っているため下手に接触技を使うと返り討ちに遭うことも。
スーパーシングルでは前述のオノノクスに加え、こうげきの高いドリュウズは「いのちのたま」を持たせ、とくこうの高いシャンデラは「オーバーヒート」を放ち大ダメージを狙ってくるため、相性の良いポケモンであっても油断は禁物である。
CV:佐藤健輔(アイリスのカイリューなど多数のポケモンを担当)
「ベストウイッシュ」編第45話の終盤で初登場。
本格的な活躍は47話・48話で、サトシ一行と共にロケット団の悪事に立ち向かう。
51話ではサトシのポカブ&デントのヤナップVSノボリのシャンデラ&クダリのシビルドンでタッグバトルを行った。
原作同様にクダリとは双子の兄弟であり、丁寧な口調で話す。
クダリからは「ノボリ兄さん」と呼ばれており、ノボリが兄でクダリが弟であることがわかる。
CV:松岡禎丞
2021年6月30日に実装。バディとなるポケモンはドリュウズが選ばれた。
じめんタイプのフェス限定バディーズで、技構成は砂嵐を起こす「すなあらし」と相手の命中率を下げる「どろかけ」と一見するとテクニカルのようだがロールはサポート。
トレーナー技「特急がまいります!」で味方のバディーズ全員のこうげきを1段階、急所率を2段階上げることができ、キズぐすりによる回復も完備した優秀なサポートだが真価を発揮するのは場が砂嵐の時。
砂嵐下だと上記「特急がまいります!」に味方全員を次回ゲージ消費0状態にするという追加効果がつき、ゲージ消費の重い強力な技を何も考えずに使って相手に大ダメージを与えることができるようになるほか、はじめて変化技を使った時にだけ味方のバディーズ全員のこうげきととくこうを2段階上げるパッシブスキル「初P変化技後攻撃特攻↑G2」や砂嵐下で攻撃を行えば味方のバディーズ全員のすばやさを1段階上げる「砂嵐時P技後素早↑G9」の効果で味方全体に多種多様なバフを行えるようになる。
自身もまた砂嵐の恩恵を受けられるバディーズであり、「砂嵐無効&防御特防上昇」でぼうぎょ・とくぼうを1.3倍にして耐久力を補強することができる。
同じサブウェイマスターのクダリ&アーケオスをはじめとしてライチ&ルガルガン、シロナ&ガブリアス、キバナ&ジュラルドンなど砂嵐下で本領発揮するアタッカーは3〜4ゲージのゲージ消費が重い技かバディストーンボードで獲得できる「素早さ↑分(B技)威力上昇」のどちらかまたはその両方を抱えているため、こうしたアタッカーを活かす砂パの起動役及びサポートには彼が最適となる。
「定刻通りに、ただいま到着」
『ポケモンLEGENDS アルセウス』では、シンジュ団に所属するキャプテンの一人として登場。
本人曰く、気付いたらこの時代にいてシンジュ団に救われていたとのこと。どういった経緯でこの時代にやってきたのかは不明(公式サイトの紹介でも「ひょんなことから」と曖昧な表現に留められている)。
当初はノボリとクダリの先祖と予想するプレイヤーもいたが、時々「大事なパートナーはほのおを使うポケモンだった」「自分の同じ顔の男がいたような気がする」ということを朧げに話す様子から、ノボリその人であると分かる。
コートの下にシンジュ団の服を着ているが、元の制服や帽子は経年劣化によってボロボロになっており、ボタンにも錆が見られる。
顎髭のようなものを蓄えていたり、目元に皺が増えていたりすることから、BW・BW2の時点からそれなりに年を重ねているようだ。
後に公開された設定資料集ではヒスイに飛ばされてきたのは「XX年前」とされており、少なくともヒスイ地方で十数年以上の年月を経ているのではないかと思われる。
こちらに来る中で名前以外の過去の記憶の大部分を喪失してしまったようだが、鉄道用語を絡めた話し方は相変わらずである。
トレーナーだった経歴から、ヒスイのキャプテンたちの中で唯一モンスターボールを使い、戦闘する時もシングルバトルで行う。
また、作中では対戦時に手持ちポケモンを6匹使用する数少ない人物でもある(ノボリ以外はクリア後のある人物のみ)。
作中では主人公にライドポケモンであるオオニューラを貸してくれる他、「何か思い出せるかもしれない」とバトルを仕掛けてくる。
そのおかげでポケモントレーナーという職業や元々いた世界のことを、断片的ではあるが思い出すことができた。
これがきっかけになったのか、上記イベント以降はコトブキムラの訓練場で特定のNPCをバトルの相手として呼び出すという役目を引き受ける。エンドロール後はノボリ自身ともバトルが可能。
「ヒスイの夜明け」アップデート後では、「いっぴき道」や「かちぬき道」といった新たなバトルが登場。彼自身も”特訓ノボリ”なる手持ちの強化を遂げ、さらにそれに勝利するとLv.75のオヤブン個体を3体同時に繰り出す“オヤブン使い”という特殊なバトルを受けられるようになる。
オヤブン3匹を手持ちに加えるようになったことや、いっぴき道ではお題目ごと(全242通り!!)に手持ちのポケモンを事細かに用意していることなどから、プレイヤーからは「いつの間にそんなにたくさんポケモンを捕まえてきたんだ」「もうこの人にヒスイ図鑑の完成を任せた方が良いんじゃ…」と(半ば冗談めいた)意見も見られる。
元の登場作品では業務連絡的な台詞しかなかったため、今作では個人的な語りなど(記憶喪失ではあるが)キャラクター性が掘り下げられた描写がなされている。
なお、ノボリが本作に登場することは発売まで秘匿されており、一種のサプライズ出演となった。しかも、本家ダイヤモンド・パール・プラチナとは全く縁のない人物だったため、この点で驚いたプレイヤーも多かった模様。
ただ、彼の出身地であるイッシュ地方には「洞穴の奥深くはシンオウ地方につながる」とタウンマップに記されている「心の空洞」と呼ばれる洞窟が存在している。現時点でノボリの状況と何らかの関係性があるかは不明だが、シンオウ地方にイッシュ地方の人物が登場する伏線は一応用意されていた。
また、任されているオオニューラが「崖登り」を得意とする事や、ヒスイ地方のモデルである北海道に「登別(のぼりべつ→ノボリ…)」という地名があるからでは、という考察も見受けられる。
プレイヤーの中には、相方のクダリと離れ離れになる・記憶を失って自分が何者なのかも分からないまま(しかも最後の最後まで記憶が完全に戻ることはない)・鉄道が無い時代で山キャラに転向、と今作の設定に衝撃を受けた人も少なくない。
そのため、DLCなどの形でクダリと再会させてほしいといった、何かしらの救済措置を求める声も非常に多い。
pixivでも、元の時代に戻ってクダリと再会している様子を描いたイラストが多数見られる。
補足すると、端末を所持しておらず何らかの使命を帯びた様子もないこと、更に重度の記憶喪失に陥っていることから、彼は主人公のそれとはまた別の理由でヒスイに飛ばされた可能性が高い。
ノボリ自身も「(時空の)裂け目は関係ないと思う」と考察しており、上記の症状やシンジュ団の集落の有る場所からも別の要因が絡んでいるのではないかという考察が主流である。
関連イラスト
関連タグ
リラ(トレーナー):フロンティアブレーンのリーダー格で、戦いの才能に溢れる。ポケモンSMにてウルトラホールという時空間に迷い混み、別の世界に辿り着いたトレーナーつながり。リラも部分的に記憶を失っていて、主人公と戦うことで記憶を取り戻そうとする点でも共通している。その後の展開はと言うと…。