曖昧さ回避
- 英語の「Nurse」のカタカナ表記。本来の意味では保育士、介護士、または乳母など、男女を問わず人の補助や世話を担う職業を広く指す。
- 看護師。日本ではほぼ100%これを指す。
- 『サイレントヒル』シリーズのセックスシンボル→バブルヘッドナース
- 『ウルトラセブン』に登場する怪獣→宇宙竜ナース
- 『ロードス島戦記』に登場する五色の竜の1つ。正式名称は「邪竜ナース」。
- 『ロボットポンコッツ』の登場キャラクター。
- 『テラリア』の登場人物。条件を満たすと出現するNPCのひとり。お金を払うとダメージを回復してくれる。性格はかなりドライで、ブラッドムーン時には主人公への殺意すら垣間見せる。
- 『DeadByDaylight』に登場するキラーの一人。
概要
厚生労働省の免許を保持し、患者（傷病者）の看護、世話、医師の診療の補助などを担うことを職業とする医療職者のこと。
2001年までは女性を「看護婦」、男性を「看護士」と呼びわけていたが、保健婦助産婦看護婦法が「保健師助産師看護師法」に改正されたことで、2002年3月より男女とも「看護師」の呼称に統一されることとなった。
文部科学大臣、厚生労働大臣の指定を受けた学校や養成所で学び、国家試験に合格した者に資格が与えられる。
看護師を「ナイチンゲール」と称することがあるが、これはナースコールの原型を発明するなど1850年代以降に医療衛生改革を行い、科学的な近代看護の基礎を築いた英国の看護師フローレンス・ナイチンゲールに由来する。
ナイチンゲールの誕生日から5月12日は看護の日である。
男のロマン
女性看護師の制服、俗に言うナース服は人気が高く、「白衣の天使」などとも呼ばれている。
アニメキャラがナース服のコスプレをするイラストが多数見られるように、ナース及びナース服は、昔から安定した人気を誇る萌え属性の一つである。
病院というシチュエーションもあいまってフェティシズムを喚起させることから、ナースをテーマにしたアダルト商品や作品は数知れない。AVでも定番ジャンルである。
pixivでも多数のイラストが投稿されているタグだが、上のような理由から99%女性の看護師を描いたものである。
そして医療従事者にあるまじきミニスカ、網タイツ、ガーターベルト、ピンヒール着用だったり、巨大な注射器を抱えていたり、ノーブラで胸の谷間を強調したり、パンチラ＆ブラチラ放題だったり、患者のベッドに乗って性的な介護を行うなど、おまえのような看護師がいるか的な作品が溢れている。
まあ…………ファンタジーである。
現実の看護師は生死に関わる職務の専門教育を受けたプロフェッショナルである、混同は大変失礼なので絶対やめよう。
現実的には
病院に行けばわかるが、女性看護師もパンツスタイルが主流である。
現在9割は女性も男性も同じデザインのパンツ（長ズボン）で、昔懐かしいワンピースやスカートの白衣を着ているナースは、看護師長などの年配者くらいなのが現実である。
スカートが減った理由も「医療現場は立ち仕事が主体の重労働な上に極めて多忙なためスカートでは動きにくい」という、まことに現実的なものである。スカートで動きが鈍った結果、患者への処置に支障が生じたり、救命が遅れたりしては本末転倒な事を考えれば当然と言えば当然である。また医療ドラマ（『コード・ブルー』に出てくるVネックのスクラブ）の影響も大きいらしい。カーディガンを羽織ることも多い。
このためメーカー側もスカートのナース服は年々減産している。
白衣高血圧の懸念や、危険な薬剤が手足にかかるのを防ぐ目的もあり、全身白衣のスタイルは過去のものとなっている。ナースキャップも衛生面での害の方が認識された結果ほぼ廃止される傾向にある。
エプロン（予防衣）は着用するが、デザインは男女兼用の機能的なもので、可愛さゼロである。
シューズは動きやすく機能的なサンダルかスポーツシューズで、普通のソックス着用が主流。
そうは言っても
しかし、イラスト等では古いスタイルのナース服をベースにしたものが描かれるのが普通であり、AVでも上下パンツスタイルの看護師は見たことがない。
創作界隈におけるナース＝ナース服はあくまでも夢見がちで懐古的なのである。
色は白とピンクが人気のようである。スカート丈はあくまでも短い。
パンチラできるようなミニスカ着用なのも、あくまでもファンタジーでありロマンである。
ルーマニアは2006年に「エレガントだから」という理由でミニスカナースが義務となった。が、サングラスやピアスなどもOKだったり、かなり特殊な例である。
赤十字マークについて
日本においては「赤十字＝医療＝病院」のイメージが強いことから、赤十字マークが描かれることが多い。Pixivでも赤十字病院のナース達がたくさん出現することとなった。
しかし、赤十字標章は原則として「戦地にある軍隊の傷者及び病者の状態の改善に関する1949年8月12日のジュネーブ条約」に基づいて赤十字社(赤十字国際委員会)が認定する「軍隊およびこれに準ずる組織の医療・衛生部隊の人員・施設資機材」を示すものである。
同条約により赤十字を掲げる人員・施設・交通手段に対し直接的軍事行動を行使することは禁じられている。
日本国内において赤十字標章は、日本赤十字社及びその許可を受けたもののみ使用することが出来る標章であると法律によって厳格に定められている。そのため赤十字社と一部の組織（自衛隊の衛生部隊等）以外が赤十字標章を使用することはできない。
要するに一般人による赤十字マークの使用は完全に違法なのである。もちろんイラストにも使用してはならない。
関連タグ
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