概要
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の舞台である東京都内にある街。ドンブラザーズ達は怪人「ヒトツ鬼」をここで退治している。
後述するように、有名な会社や大学もある等、それなりに発展しているようだが、治安は直近数年間の作品の舞台と比較しても明らかに悪い。
ヒトツ鬼に蝕まれた人々が続出して一般人に危害を加える(中でも『挑戦』とかこつけて一方的な勝負をしかけるケースが多い)のみならず、その一般人の中にも、ひったくりや車上荒らしといった犯罪行為に走る輩や、女性を無理矢理自宅や車に連れ込もうとする等の不届き者、さらには自動車に纏わるトラブルが後を絶たず、ドンブラザーズの面々もそれに巻き込まれることも少なくない。
もっと言うと、ヒトツ鬼自体が人の欲望から生まれる都合上、その元になった人物の中にも、努力嫌い、過剰な独占欲持ち、モンスタークレーマー等、人間の時点から歪みを抱えている者も多い。
こうした明らかな犯罪行為や迷惑行為を行う以外にも、相手の気持ちを考えないマザコンや、上司のおやつを土産にしようと盗もうとしたり、それに対して過剰とも言える仕置きを行う上司、「可愛くない」という理由だけで犬(に見えた戦士)に投石を加える女子高生(後者に至っては下手をすると動物虐待になる)等、全体的に常識や倫理観が微妙に欠け、心の余裕がないようにも見られる。
しかも、忍者気取りで修行していて鎖鎌を通販で注文しているおじさんや「クワックワッ!」と奇声を上げながら街を爆走する謎の黒タイツ悪魔もいる等、変わり者…と言う名の不審者も見受けられる。
加えて、こうした治安面以外にも、地縛霊が現れたり、死んだ犬の祟りによって人間が身も心も犬と化す等、超常現象やオカルティックな出来事も頻発しており、その様はまさに魔境。
語源は鬼ヶ島だろう。少なくとも王苦市(おーくし)ではないはず。治安が悪いのも当然である。
有名な地元企業・団体・学校
- シロクマ宅配便…桃井タロウの勤務先である宅配業者。弁当を作ってくれる68歳を始めアットホームな雰囲気が特徴。
- 喫茶どんぶら…五色田介人がマスターを務め、鬼頭はるかがアルバイトとして勤務する喫茶店。店の構造は前作の主人公チームの活動拠点とよく似ているが店主の趣味で内装は異なる。
- 津野角高校…鬼頭はるかが通っている高校。異様に規則を守らせようとする校長がいるのだが恐らく生徒や町の倫理観がおかしいことが原因。しかしはるかのように我は強くても倫理観までは欠落してない者すら鬱陶しがるためやりすぎている模様。
- フェズントコンサルタント…雉野つよしの勤務先であるコンサルティング企業。ドン25話で部長が労働基準法違反をやらかしたことがあり視聴者からブラック企業なのではないかと疑われている。
- 冗談社…はるかの漫画の出版を担っていた出版社。連載打ち切り後もはるかはここへ漫画の持ち込みを続けており、編集者の金村花子ははるかに対し、盗作疑惑払拭の為の大作を作る為に人生経験を積むようにアドバイスしている。また、ドン20話では介人の写真集を出版している。
- 雷張高校…ドン1話にて吉岡が襲撃した高校。
- 都成乃体育大学…ドン1話にて吉岡が襲撃し、はるかのドンブラザーズとしての初陣の舞台となった大学。
- おにぎりごろごろ…ドン4話にてタロウとつよしがコンサルト業で訪れたおにぎり屋。店主も店員もコンサルによって成長して大繁盛するようになった。
- 本野格西病院…ドン6話やドン14話にて雉野みほが入院した病院。
- 香坂バス…ドン19話で登場したバス会社。管轄バス停の一つが合恩にあり、その近くに電話ボックスがあったが、撤去された。
- 極ラーメン道 松井組…ドン21話で登場した先代サルブラザーの元勤務先のラーメン屋。店主の趣味を反映してか、店員達の装いや振る舞いは明らかにヤクz…それ以上いけない。
- 豪田デジタルホールディングス…ドン22話で登場した大富豪 豪田健太郎が経営する電子機器を扱う巨大企業。
- ブラック企業(仮):ドン29話に登場した企業。社長が社員に過剰な要求と体罰を繰り返している。
関連タグ
寺乃町…前作の主な舞台。こちらは対照的に良い人揃いで治安が良い町である。
おいしーなタウン:ニチアサ同期の物語の舞台。
ゴッサム・シティ、杜王町、米花町、志正町、童実野町:同じく治安が壊滅的な町。悪人や犯罪者を成敗する存在がいる点も共通。また、童実野町に関してはドン8話終了後にドンブラザーズ公式が治安の悪さをこの町に例えた。