突っ切るしかねぇッ! 真の「覚悟」はここからだッ!
『ピストルズ』! てめーらも腹をくくれッ!
プロフィール
名前(年齢) | グイード・ミスタ(18歳) |
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スタンド名 | セックス・ピストルズ |
生年月日 | 1982年12月3日 |
血液型 | B |
身長 | 179cm(漫画版プロフィール)/ 182cm(TVアニメ版対比表) |
体重 | 68kg |
好きな映画 | 「プリティ・ウーマン」「マディソン郡の橋」 |
好きな音楽 | 「カーペンターズ」 |
好きな食べ物 | トスカーナ地方の白マメ、トリッパ、ピッツァ |
嫌いなもの | 「4」という数、寝てる時ギターの練習をする隣人の学生 |
ヒーロー | ロベルト・バッジョ、モニカ・ベルッチ |
性格 | 彼は基本的に「神」というものを信じている。はた目からどんなつらい状況に落ち入ってるように見えても、彼は「自分は助かる」「危機は絶対自分をさけて通りすぎる」と楽天的に考えており、実際今まではそのとおりになっている。ただし「4」という数字がかかわるとだめである。その数字に関する事を彼が気にし出したら、とたんに消極的な性格になり、とるにたらない事にもおびえる。(ジャンプコミックス62巻より) |
概要
第5部「黄金の風」に登場するブチャラティチームのメンバーの一人。18歳。
拳銃の扱いに長け、明るく享楽的な男で、チームのラッキーボーイ的存在。
ナランチャのラジカセがうるさいという理由でこっそり壊してしまうなどイジワルとも言える面を持つ(直接注意しなかったのはチーム内不和を避けるためかもしれないが)。
容姿
トラ柄の長ズボンにブーツ、上はナナメに線が入ったセーターのような服(ヘソ出し)を着ており、ガンマンらしくブーツの中などいたるところに銃弾を隠し持っている。
特徴的なのが帽子で、回想シーンではニット帽だったが、現在は耳まで隠れるヘルメットのような特徴的な形状の帽子を常時着用。その帽子からも、頭を振るだけで銃弾が出せるようになっている。
ジト目でハイライトは無し。
細部の違いはあれど、もっぱら青+赤+白の組み合わせで描かれることが多い。
帽子を脱ぐ事が一度も無かった上に髪の毛を覆うような形であるため、髪型が確認できない。
pixivでは普通の黒髪ショート説が有力。
愛銃
愛銃は短銃身の六連発リボルバー拳銃。
実在する銃の中では、まずハンマーシュラウド(撃鉄部分を覆い隠してしまうカバー)が特徴的なデザインの「S&W M49ボディガード」がミスタのものに近い外見を持つが、実際のM49ボディガードは装弾数が「五発」である。
そのため暗殺用に短銃身やハンマーシュラウドを改造して後から取り付けた別の銃だろうと見てS&W M10やM15、またはコルト・ディテクティブスペシャルを挙げる者もいるが、そもそも原作漫画の時点で場面によって微妙に細部の描写が異なっている。当時の作画資料の都合だったのだろうか。
アニメ版ではフレーム(銃本体)とハンマーシュラウド部分が色分けされて別体としてネジ止めされている様子が克明に映る。そのため、一体型のM49ではなく、コルト・コブラの改造やルガー・LCR(2009年発売だが)を挙げる者も。
なんにせよ、たびたびファンの間では議論になるが、実在の拳銃ではないだろう。
人物
「拳銃使い」という、メンバーの中でも特に「殺人」という荒事に近しい個性の持ち主である。
だが無闇に血や暴力を好む暗い気質ではなく、単純かつ直情的、正しいと思った事は正しいとはっきり言う、陽気で呑気な男である。
一方、例えば戦闘に入ると普段の性格から豹変して暴力性が増すようなナランチャとは異なり、仲間内でワイワイふざけ合ってるときと大差の無い気性のまま敵に容赦なく銃口を向けて非情に引き金を引ける、ブチャラティとは違った類の冷静さがミスタのギャングらしさであろう。
更に劇中で二人の男を「拷問」しており、この時さえも普段の態度を崩すことがない。が、敵の無責任な言動には一転して激昂するなど情に厚い部分も見せる。
その明るい性格からチームの中ではナランチャと共にムードメーカーの役割を果たし、チーム全員から、特にアバッキオからは大いに警戒されていた新入りの主人公、ジョルノともすぐに打ち解け、コンビを組んで戦った最初の人物である。
ミスタの撃った弾丸に乗せることでジョルノの「生命を生み出す」能力の飛距離を伸ばすなど、お互いのスタンド能力の相性も良い。
その絆たるや、ギアッチョ戦ラストでふたりの友情を目撃したナランチャに
「見ていない!オレは見てないぞ。なあーんも見てないッ!」 と言わせるほど。
(もちろんそんなことはなく、真実は酷く負傷した自身の治療をジョルノが処置してくれていた様子を誤解されただけなのだが、ナランチャがこのような誤解をする程度にはチーム内でも一際仲が良かったのだろう)
後述の「4に絡むジンクス」や楽天的な言動、コメディリリーフ的な役回りも多いが、実際は非常に頭のキレる人物である。
能力の初披露となるサーレー戦では観光客ばかりのカプリ島の港から彼一人を探す策を考えだした他、サーレーのスタンドタイプを近距離パワー型と察する、怪我の有無から運転席の男が探していた敵ではないことを見抜き、車上に潜んでいたサーレーに反撃するなど、観察力も高い。ブチャラティ曰く、とんでもない銃の才能と精神力の持ち主であり、スタンド能力を抜きにしても高い戦闘能力を持っていることがうかがえる。
アンラッキーナンバー「4」
そんな彼にも弱点がある。「4」という数字である。「4」が絡むと自分はダメだ、不吉だというジンクスを頑なに信じている。
この考え方は、例えば日本の「4」は「死」に通じるといった縁起担ぎの類から来ているものではなく、とにかく4が関わると悪い事が起きたという彼の実体験に基づくものである。
日頃は楽天家だが、4が絡むと途端に意欲を失くしてしまい、イチゴケーキが食べたくても4切れに切ってあったら食べない、銃弾の4発目は撃たないなど、偏執的に4という数字を避けている。またミスタのスタンド「セックス・ピストルズ」は全6体の群体型だが、ナンバー4はおらず、代わりにナンバー7がいるという徹底ぶり。
pixivではピストルズナンバー4の妄想イラストがミスタいじめの定番と化している。
なお、戦闘では残念ながら4絡みのことも多く、
・映画スターの悪口を言う男から金を巻き上げようとしたら4人がかりで返り討ちに遭う
・婦女暴行をしていた破落戸の一人の銃を奪い、3人相手に4発の弾丸を発射(1人に2発打ち込み、残る2人には1発ずつ発射した)
・サーレー戦で船小屋で2発発射=4人のピストルズが手元に残る
・同じくサーレー戦にてトラック上で4発発射
・同じくサーレー戦でストック含めて残弾数4発になる
・列車内でスタンド使いと遭遇、相手の片手の指を一つ吹き飛ばして4本にする
・列車内でプロシュートから攻撃を受けてピストルズが4人行動不能になる
・ピストルズ4人が食事にありつけない中で、ココ・ジャンボが発見されてしまう
・ギアッチョの攻撃で小指が(凍って)折れ、4本指に
・ギアッチョのベニスの下りの後、ピストルズが2体凍る=4体残る
・運河での戦闘でピストルズが2体敵の背後に回る=手元に4体残る
・スクアーロに4人で交戦中、ガス爆発を喰らう
・飛行機内でカルネの骨を4本発見→ノトーリアス・B・I・G戦で4体喰われる
・4人で調査している途中で悲惨な目に遭う
・チョコラータ戦で、ピストルズの5人のうち4人倒される(1人は瀕死)
・4人でコロッセオに向かうが、悲惨な目に遭う
・黒い影に向かって4発の弾丸を撃ち込む
・再装填時に4発の弾丸が地に落ちる
・矢を護るために、二方向に4発ずつ撃つ
・4人で食事をしていたら妙な力を持った石と関わることになる
と、もはや荒木先生も狙ってるんじゃあないかと思うくらい4に巻き込まれている。
ただし「4」に対する過剰な忌避の裏返しと元来の楽天的な性格により、逆に「4さえ絡まなければ自分は大丈夫」という絶対的な自信を持っており、基本的に自分のことは「運の良い男」と考えている。実際にプロシュート戦では直接老化攻撃を喰らい、頭に3発の銃弾を喰らっても生存している。
実力に関しても自信を持っており「ブチャラティの次に幹部になるのは俺だな」と述べている(そして本当にその通りになってしまった)。実際外伝小説においても自身を「特別な、幸運の星の下に生まれついたラッキーなナイスガイ」を評しており、強運によって最後まで生き残ることができたと自覚している様子。これについてはフーゴも「妄信の域に達しているので、理解しようとしても無駄」と内心呆れかえっている。
因みにTVアニメ版のキャストの順番はジョルノ、ブチャラティ、アバッキオの次、つまり4番目である。
過去
17歳の頃まではそれなりに楽しく自由気ままな人生を送っていたが、ある時乱暴されていた女性を助けようとして、3人組のゴロツキに絡まれた挙げ句拳銃で撃たれそうになる羽目に陥った。
しかし、絶体絶命のピンチにあってミスタはある種の才能に目覚める。パニクっていたゴロツキどもの銃弾はかすりもせず、逆に極限の集中力と冷静さを保っていたミスタは、相手から拳銃と弾丸を奪って弾を込め直し、逆に3人を4発で返り討ちにするという作業を全て無傷で行った。
もちろん当事者にしてみれば「正当防衛」ではある。しかし、「無傷で拳銃を持ったチンピラ3人を殺害」という現実離れした所行を誰にも信じて貰えず、犯罪者と見なされ禁固30年の判決を受けてしまった(助けた女性も恐れをなして逃げてしまったので立証出来ず)。しかし真実を見抜いたブローノ・ブチャラティに拾われ、入団テストをクリアし、ギャング組織パッショーネの一員となった。
なお、ブチャラティの推測によると、ミスタのような人間は刑務所の中では2年ともたず、逆にミスタが他の囚人を殺してしまう可能性もあったようである。
ちなみにブチャラティはミスタの件を新聞で読んで初めて知って勧誘を決めており、アニメ版で書き下ろされた描写も加味するとチームで唯一ブチャラティと直接出会う前から彼との縁(運命)が生まれた人物である。また他のメンバーは元々恵まれない環境の中にいて、それぞれがブチャラティと出会い、彼に希望を見出したことで望んで組織に入ったのに対して、ミスタは本人にしてみれば突然の不幸による理不尽な転落で入団せざるを得ない状況に追い込まれており、ジョルノとは別の意味でチームで異色の存在といえる。理不尽な不幸に見舞われ、警察や司法に頼れず組織に入ることでしか自分の身を守れなかったという意味では入団の経緯はむしろブチャラティに近い。
アニメ版では、更に掘り下げられオリジナルシーンとして勧誘の描写が明確に描かれていた。ブチャラティはミスタを釈放した後、リストランテへと連れてきた。
そして、食事をしていく中でミスタはブチャラティについて行く事を決意した。
(この時、ブチャラティはお土産にブルスケッタを4つ(フーゴ、アバッキオ、ナランチャ、ミスタ)頼もうとしたが、自分も付き合うという事で5つに頼み直しており、それがミスタの背中を押したように描かれている)
なお、この時既にパッショーネにはフーゴ、ナランチャ、アバッキオが在籍しており、今までファンの間で憶測でしかなかった加入順が判明したシーンでもある。
最終的に元々のブチャラティチームの中で(途中で離脱したフーゴを除き)唯一生き残った人物となった。
本編後を描いたスピンオフ小説『恥知らずのパープルヘイズ』では、幹部の自覚からか本編中よりもギャングらしい冷徹さが増し、「凄腕の拳銃使い」として畏れられる裏社会の有名人になっている模様。
周囲からも新生パッショーネの事実上のナンバー2とみなされているが、ミスタ本人は「そんな柄ではない」「ナンバー2だと数字を掛け合わせたときに4になってしまう」という理由から、ナンバー2をポルナレフに譲ってナンバー3の地位に就いている。
(ただし、「掛け合わせ」の方は、本心と言うよりも有る種の照れ隠しのための言い訳だと思われる)
ワキガ
物語終盤、シルバー・チャリオッツ・レクイエムの『近くにいる生物と精神を入れ替える』という能力でトリッシュと精神が入れ替わったのだが、その際
「なによこの顔この体ーーッ!! くっ、くさいッ!あたしすごくワキガ臭いわあーッ!!」と言われてしまった。
このセリフがジョジョファンの心に残ったのか、彼は度々「ワキガ」と呼ばれている。
挙げ句の果てにpixiv百科事典のミスタの記事が長年「ワキガ」の一言だけで済まされていた始末。あんまりだ。
ただしトリッシュは潔癖症な一面があったため、ミスタの肉体に入ったことで過剰に反応したとも考えられる=本当に彼がワキガだったのかは賛否が分かれる…かもしれない。
また、考えてみれば第5部の大半を占める「トリッシュ護衛任務」の間は常に暗殺チームやボス親衛隊との死闘と逃避を繰り返す緊張状態の中で旅を続けており、呑気に風呂やシャワーを使う余裕などまったくなかったのは間違いなく(メローネ戦の直前にはトリッシュが用足しの場所にすら困っている)、短く見積もってもこの時点でミスタは一週間近く風呂に入る余裕がなかった可能性が高い(せいぜいギアッチョ戦で川に浸かった程度。そのベニ……ヴェネツィアの川もかなり汚れているとか。実際アニメ版でこの川の水はかなり濁った色で描かれていた)。体臭がするのもむしろ当然だし、その点ではおそらく他のメンバーも大差ないだろう。そう考えると、この異常事態の中でも第一に体臭を気にしてしまう潔癖症のトリッシュと精神が入れ替わってしまったことがミスタの悲運だったのかもしれない(顔や爪の形に対する批判は仕方ないが)。
ちなみに、流石にショックだったのか、ディアボロ撃破直後にトリッシュに指摘された体臭を気にしているが、指摘した当人であるトリッシュからは「今はそれほど気にならない(意訳)」とフォローされている。
戦歴まとめ
- サーレー戦
5部劇中では初となるミスタの戦闘。 ジョルノの合図で船の無線の連絡に気づいていたサーレーの片足に躊躇いなく弾丸をぶち込んだ後、トラックに乗ったサーレーと死闘を繰り広げ、クラフト・ワークのトリッキーな能力に苦戦するもピストルズの能力で一度撃ち込んだ脳内に更にもう一発弾丸をぶち込んで撃破する。
他のメンバーが老化により動けなくなる中、たまたまブチャラティやトリッシュと同じく冷たい飲み物を事前に飲んでいたおかげで症状が軽く済んだため偵察役を担当。ペッシのビーチ・ボーイに翻弄されながらも追い詰めたが、被害者を装って老人に化けていたプロシュート兄貴に直接触れられたことで急激に老化してあえなくダウン。トドメとばかりにプロシュート兄貴に3発も頭に弾丸を撃ち込まれてしまうも、帽子の中に仕込んでいた氷のおかげで老化から復活できたナンバー5が弾丸をキャッチしていたことで一命を取り留める。その後はナンバー6がブチャラティのサポートを続け間接的に勝利に導いた。
ジョルノと共に車でリベルタ橋を移動している最中にギアッチョの攻撃を受ける。ミスタ自身の機転にジョルノのサポートもあって凍った車からの脱出には成功するが「こいつは生かしておいてはまずい」と直感しディスクの入手よりもギアッチョの始末を優先。シンプルで強力なホワイト・アルバムの力に苦戦し、ミスタ自身の判断ミスも重なって自暴自棄になるも、ジョルノに諭されたことで落ち着きを取り戻し『覚悟』を決める。ギアッチョの「ジェントリー・ウィープス」によって跳ね返された弾丸を敢えて正面から受けることで自らの返り血を浴びせてギアッチョの視界を奪い、その隙に柱に弾丸を撃ち込んで彫った切っ先を彼の頚髄に食い込ませることで動きを封じる。その後も意識が朦朧としながらも弾丸を撃ち込みまくったが、「ジェントリー・ウィープス」によって跳ね返された最後の弾丸が自らの脳天を直撃してあえなくダウン。しかし、直後にジョルノがゴールド・エクスペリエンスで間一髪治療をしたおかげで一命を取り留める。トドメを刺すのはジョルノに託した。
サルディニアに向かうため飛行機を強奪した際に空港に現れたカルネを即射殺。その後飛行機内でノトーリアスが発動して攻撃を仕掛けるも、ピストルズが既に何体か攻撃を受けていたため、ナランチャ、ジョルノ共々戦闘不能となる。
ローマ到着直後にグリーン・デイとオアシスによる攻撃を受けるも車に乗って一度は逃走する。しかしローマ市街においてチョコラータが無差別な虐殺を開始すると、ブチャラティの「何としてもあのヘリを撃墜しなければならん!」という命令によりヘリに乗って逃走を図ろうとするチョコラータに弾丸を撃ち込み、弾丸にジョルノが生命を与えたことでヘリの逃亡を阻止。セッコの始末をブチャラティに任せてジョルノと共にチョコラータの追撃に向かう。遠くからのピストルズの射撃によりチョコラータを仕留めようとしたが能力を駆使してヘリの内部に身を隠していたチョコラータによってピストルズをナンバー5以外を戦闘不能にされてしまい自らも戦闘不能になる。しかし、唯一無事だったナンバー5がたった一人でジョルノのサポートを続けたおかげで勝利に導いた。死んだふりをしていたチョコラータに人質にされもしたがジョルノの機転によって事無きを得る。
ポルナレフのシルバー・チャリオッツ・レクイエムによる能力暴走で魂が入れ替わり、ワキガ扱いされたり自らと肉体が入れ替わっていたトリッシュが死にかけたりするも、ブチャラティがレクイエムを破壊したことで肉体は元に戻り、ジョルノvsディアボロ戦においても射撃による援護を行い最後まで激戦を生き延びた。
全体を通してみると、実はミスタが単独で撃破した敵はサーレーのみだったりする。ただし、ノトーリアス戦を除けば本体が戦闘不能となった後もピストルズがなんらかのサポートを行っており、ミスタ自身が行動できなくともチームの勝利に貢献できている。彼がいなければいくつかの戦いは切り抜けることすら不可能だっただろう。そういった意味では「影の功労者」とも言えるかもしれない。
スタンド「セックス・ピストルズ」
弾丸に憑りつき弾道を自由に操作する群体型スタンド。
詳しくは当該記事を参照。
担当声優
伊藤健太郎(黄金の旋風):後にTVアニメ版とEoHでンドゥールを演じることになる。
赤羽根健治(EoH、ウルジャンCM)
鳥海浩輔(TVアニメ、ASBR):EoHではスポーツ・マックスを演じた。
余談
上記の通り、彼は4という数字が現れたとたんあらゆる不幸を呼び寄せてしまう。
しかし、そんな彼が4発の弾丸を発射してチャンスを作り出したという、にわかには信じがたいシーンが1箇所だけ存在するのをご存じだろうか?
それは、ローマ市街におけるあの悪の限界がない男との戦闘時。
下り坂の頂上に「グリーン・デイ」の食人カビに冒された死体を突き落とし、低い位置へ移動すると増殖するという特性を利用して、無辜の市民たちもろともブチャラティたちを始末しようと図ったチョコラータが、ヘリコプターで安全圏へ逃れようとした際の出来事である。
一刻も早くカビを止めるべくヘリを狙い銃弾を放つミスタだが、全ての弾丸がセッコに弾かれ、攻撃は失敗。着地してきたセッコはブチャラティが引き受けたものの、既にヘリコプターは射程距離外へ離れたあとだった・・・・・・。
「いや、ミスタ。撃ってみなければ分からない!」
その時、諦めかけたミスタの手を、ジョルノが支えた。
二人が放った弾丸は、4発。
その弾丸は確かにヘリ本体をぶち抜くことこそできなかったが、すぐそばの建物の屋上に着弾。そしてジョルノの「ゴールド・エクスペリエンス」の能力により、弾丸は巨大な樹木へと成長した。その樹木を機体に絡みつかせることにより、ヘリでの逃走を阻止することに成功。反撃の突破口を切り開いたのである。
元々のブチャラティチームでただ一人生き残っている彼だが、この時点で既に彼は、敗北の運命さえも越えていく黄金の風をその身に受けていたということなのだろう。
ちなみにこの直後、ピストルズを5体倒されてまたしても瀕死の重傷を負ってしまうのは別の話である。
テレビアニメ版の前半OP「Fighting_Gold」では、鎖の中を駆け抜けながら銃口を向けるミスタが映っているが、ファンの間では【過酷で決められた運命の中でも前向きに、そして突破口を見つける】という考察がされている。
ちなみに言うと、生年月日である1982年12月3日の運命数は「8」。つまり4ではないが、4の倍数である。
関連イラスト
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ジョルノ・ジョバァーナ ブローノ・ブチャラティ ナランチャ・ギルガ レオーネ・アバッキオ
トリッシュ・ウナ パンナコッタ・フーゴ ジャン=ピエール・ポルナレフ
ホル・ホース:ジョジョの拳銃使いの先輩。こちらは拳銃自体がスタンドで、EoHでトリッシュにも驚かれていた。たびたびどちらが強いか議論にもなるが、「タロットの皇帝のナンバーは『4』だから」「エンペラーはリロード無限だから」と、ミスタには若干不利な状況。
マライア:ホル・ホースと同じ『4』のスタンド使い