「また、つまらぬものを斬ってしまった」
概要
実在の盗賊・石川五右衛門の十三代目という設定。
名前の表記については「五ヱ門」や「五右ェ門」、「五右ヱ門」等が存在するが、 現在では「五ェ門」となっている。
「常に和服」「時代錯誤な口調や思考」「常人離れした居合の技」「女性が弱点」というのが基本的な設定。髪型は基本的に長髪。
アニメでは白鞘の日本刀「斬鉄剣」を所持しており、この斬鉄剣を使った居合いの斬撃が主な戦闘手段である。剣の流派は、逆手を多用しており(現実では、技の一つとしてあっても逆手メインの流派は存在しない)、示刀流なる流派に所属していたが、袂を分かっている。また「蜻蛉の構え」と呼ばれる示現流の構えを取る事があり、この流派の心得もあるのかもしれない
アニメ第一期ルパン三世PART1「十三代五ヱ門登場」で初登場し、ルパンと殺し合いを演じる。しかし老いにより自身の地位を脅かされると怯えた師匠の百地三太夫に裏切られ、ルパンとともに抹殺されかける。邪な企みに気づいた五エ門は師と袂を分かつが、憎き師はその後すぐにルパンが始末したことから、ルパンとの決着を一時保留とする。
次に登場した「狼は狼を呼ぶ」の回では示刀流の総帥の用心棒として登場。斬鉄剣の精製方法を記した巻物を巡る総帥とルパンの決闘の審判を行い、落とし穴に落ちて負けた総帥を見届けて去る。
その後、日を改めて果たし状を送りつけ決闘に臨むが、総帥と同じ手であっけなく敗北し、感慨もなくルパンに助けられる。また別の日、さらに挑みかかってルパンの愛車を両断するが、それに激怒したルパンに半壊した車で「釜茹でにしてやっからな!」と追い回される。そのうちに互いに馬鹿馬鹿しくなったか大笑いしながら和解、肩を組んで成り行きで仲間になった。
なお原作では自らルパンの元へ押しかけている。
時にはルパン達と距離をおいたり、突き放した態度をとることもある。このためシリーズによってはまったく登場しない回があるくらい。しかしルパンの弱点を知ろうとする悪党たちに拉致された際、どんな目にあっても決してルパンの弱点を言わなかった点など、実はかなり仲間想いである。
斬鉄剣で様々なものを斬った後の「つまらぬものを斬ってしまった」という趣旨の台詞は劇場映画第一作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』で初めて使われ、その後のTVシリーズや劇場映画第二作『ルパン三世 カリオストロの城』でも使用されて有名になった。ルパンから、「つまらないものを斬らせたら、おまえは世界で一番だぜ!」(TVSP『愛のダ・カーポ』)とまで言われている。
剣の道を極め「悟り」に至るべく日々修行に励んでおり、それと同時に、大泥棒として天下に名を馳せた初代を心から誇りに思っている。彼にとっては、剣士として生きることも、泥棒として生きることも、どちらもとても大切なことなのである。
しかし、泥棒を生業としているとはいえ、根が真面目な性格であるため、ルパンの狙うお宝があまりにくだらない物であった場合や、くだらない理由の盗みであった場合などは、協力を拒むことも多い。(元々、どちらかといえば盗みの仕事よりも修行を重要視する傾向にある。)
なお、愛刀・斬鉄剣に対して過信しているわけではないようで、たとえ欠けたり折れたとしても自分の腕前の結果と自戒する事がほとんど。大抵その時はひどく落ち込む。
人情話には弱く、仲間たちの中では、どちらかといえば涙もろい方である。
長編アニメシリーズでは仁侠映画や新興宗教はまっていた事があり、案外流されやすい性格なのかもしれない。 余談だが任侠映画にはまっていた時に言った台詞「赤い着物か白い着物~」の元ネタは、鶴田浩二主演の任侠映画、『博徒』が元ネタと思われる。
一見、寡黙で不愛想なようにも見えるが、世界各地を渡り歩き修行や仕事をしているため、ルパン達以外の友人も多く、明るく大声で笑うような事も普通にある。
また、師である自然風太郎を殺害した必殺人九郎に怒りを見せる等師匠や恩人への敬意も持ち合わせている。
派手な色を好むルパンとは対照的に、青などを基調とした落ち着いた色合いの服を着ることが多い。下着は褌。変装のために洋服を着ることもあり、必要であれば女装もする。雨天時などに笠を使用することも多い。
正装時は黒の紋付袴姿だが、古くからノーネクタイ禁止が原則のドレスコードでも「日本の伝統的正装」として認められているため浮いている感じはしない(むしろ時と場所をわきまえず色柄物を好むルパンのほうがよほど浮いている事が多い)。
なお、宮崎駿は悟り済ました顔をしてるが内面では「人斬り」が忘れられない俗物と評している。「つまらぬものを斬ってしまった」の真意かどうかは不明だが。
「十三代目」の意味
「石川五右衛門の十三代目」と名乗っているからには、二代から十二代目までの石川五ェ門が存在することになる。
この「十三代目」という設定については諸説ある。初代石川五右衛門は史実で釜茹でにされ処刑されたことから、子孫はいないと言われている。
西洋にも直接の嫡出子以外が名を継ぐことはあるが、基本的に縁戚者である(例ナポレオン三世)。それに対して、日本は高名・著名な人物に対し、その名跡を、近現代の法的な縁戚者以外が襲名することもある(例:三遊亭圓楽 三代目は林家木久扇の師匠である後の林家彦六、五代目、六代目と、現在の法制度における縁戚者ではない)。
この為、本作における五ェ門の「十三代目」も、日本の盗賊・義賊の間で行われてきた襲名、とであるとする考察もある。
一方で、当代である五ェ門は、初代石川五右衛門に対して縁のある品物に対して、ルパン同様執着する傾向がある。襲名という形であってもこれは有り得る話だが、問題は周囲。ルパンや次元、また銭形も、当代に対して「お前のご先祖様」と度々発言している。
確かに初代石川五右衛門には直系の子孫はいない、とするのが現在の定説である。だが、傍系の系譜(本人の兄弟姉妹、従兄弟再従姉妹の子弟)を「子孫」と表現する場合もある。
能力
彼が実際に斬ったものとしては、弾丸、砲弾、自動車、ビル、戦車、戦艦、戦闘機、ミサイル、スペースシャトル等が挙げられる。
特に、常人離れした動体視力と身体能力を活かし、飛んでくる弾丸を全て斬り落とす(マシンガンの弾だろうと何だろうと)という技は、彼の代名詞のようなものである。
一時期、服や武器だけを斬って、敵を殺さないスタイルをとっていた事もある。
五エ門の腕前と相まってあらゆる物を一刀両断する斬鉄剣だが、その斬鉄剣をもってしても斬れなかった物は結構多い。詳しくは斬鉄剣の記事にて。
徒手格闘においても、空手の免許皆伝という腕前であり、凄まじい戦闘力の持ち主。
バイクと同等のスピードで走ったり、異様な高さまで跳躍したり、高い所から落ちても平気だったり等、ルパン一味の中でも特にずば抜けた能力の持ち主である。
その能力から、DVDの解説書などでは五ェ門を「史上(世界)最軽量の機動兵器」と称している。
古風なイメージが強すぎる彼だが機械が苦手なわけではなく、携帯電話やスマートフォンを所持しているほか、ルパン一味なだけあって、意外にもボートからトレーラー、ヘリコプターなどの多岐に渡る操縦を担当したり、弓や銃器を扱えるなど意外と万能であったりもする。
超能力者とわたりあうなど、シックスセンス的能力を有しているとおぼしき描写もある。
(これについては、実際に過酷な修行によって『最速の感覚』を会得し、『見えないものが見える“仏の境地”』に達していたことが明らかとなっている)
その凄まじい戦闘力からルパンや次元をターゲットにした相手も五ェ門が現れたら撤退したりそもそもいない所を襲撃する等正面から戦うのを避けている(有名な所では「次元と帽子と拳銃と」で次元を狙っていた殺し屋であるミネソタ・ファッツはルパンとは交戦し撃退したもののその後は五ェ門が乗り込んで来る前に逃げてしまった)。
勿論、逆に五ェ門を倒す事で名を上げようとした殺し屋達もいたのだが案の定それらは全て返り討ちにあっている。
しかし、作品によっては香港の密輸組織のボスの用心棒である大満貫や死神ガーブ等、五ェ門とも互角に戦う怪物もいるのだから作品世界の広さは凄いものである。
趣味嗜好
食に関するこだわりはかなりのもので、日本食の入手し辛い海外(現在では先進国~中進国ではさほど難しくなくなったが、『ルパン三世』のイメージを決定付けた第2シリーズの頃は、交流の盛んなアメリカの大都市に日本料理店がある程度だった)で日本食を食べたいと我儘を言ったり、しばらくぶりに白米と梅干しにありついた際には涙を流したり、爆弾を解除する際には「梅干しの色だから」という理由で赤い線を切り解除に成功したりしている。蕎麦なども好きでありインスタントそばをよく買っていたり、時には自らそばを打ったことも。
酒に関しても洋酒より日本酒を好む。が次元にバーボンを飲まされた時はうまいうまいと言ってストレートで何杯も飲んでいた(ただし、回によってはウイスキーを「薬臭いので好かん」という理由で断ったりもしている)。
また、明確にトマトケチャップが嫌いだと発言したことがある。
煙草に関しては、次元やルパンのようなヘビースモーカーという訳ではないが、まったく吸わないというわけでもなく、喫煙描写が稀に登場している(この時は紙巻き煙草ではなく煙管を使用している)。
基本的には真面目でストイックな性格であるが、ルパン達と共にギャンブルに興じるのも好きであり、ある時は散財したり、逆にある時は大当たりをしていたりする。
ちなみに動体視力が異様に良すぎるため、スロットマシーンのボタンを「目押し」しすることに関しては、狙い通りに止めることが可能だったりする。
歌舞伎の鑑賞なども好きなようで、感動して涙を流すほどである。
茶道を嗜んでいる姿が描かれたこともあり、笛や尺八などの楽器の演奏も出来るようである。
ラブロマンス
アニメにおいて峰不二子を「不二子ちゃん」と呼んだ最初の人物である。
当初は猫をかぶっていた不二子に惚れていたとはいえ、彼女の本性を知ってからは、「信用できぬ」相手として距離を保っている。
ただし不二子と2人で行動する事自体は多く、作品によっては諸事情あって彼女に頭が上がらない場合もあり、時にはルパンの危機ではなく不二子の頼みをやむなく優先する羽目になった事まである。
面食いであり、純情な性格ゆえにルパン以上に女性には弱い。好みの女性のタイプも幅広いようで作品毎に様々な相手に惚れている。
といっても軽薄という訳ではなく、ひとたび一人の女性に惚れこんだら何よりも相手を最優先しとことん尽くす、という一途な性格である。
しかし、それゆえに女性に騙されることも多く、上記の新興宗教の件など「惚れた女性に騙された」「惚れた女性が敵側の人間だった」というパターンもかなり多い。
ルパンは「女は手にかけない」のが基本で、次元は女に対し警戒心が強いので、敵側に戦う女キャラがいる場合は五ェ門と絡ませるのが自然という、ストーリー展開上の都合で割を食っている面もある。
基本的に女性には優しく、(やや目つきは鋭いものの)端正なルックスであるため、女性の方から好意を寄せられることも少なくない。
しかし、好意を互いに抱いていても何らかの事情で結局結ばれないまま離れるなど、女性方面に関しては次元同様、悲恋が多い。
カリオストロの城ではクラリスの可憐さを口にするほど、高貴で可憐な女性にもとことん全力で尽くす。
OVA版『風魔一族の陰謀』では墨縄紫という名家の令嬢と婚約しており、五ェ門が苗字を変えて婿入りするという形で結婚話が進んでいる。所謂肉食系女子的な相手のリードにより、いたって良好な関係だったのだが、最終的に五ェ門の修行のため結局、結婚は延期となった。
その後婚約がどうなったのかはハッキリしていないため謎である。
しかし、その後の作品でも、五ェ門が女性に惚れたり、女性のために尽くすことは多くあり、周囲もそれを当たり前に受け入れているため、特定の交際相手などは居ない身であることが窺える。(もし婚約者がいるのであれば、生真面目な五ェ門がほぼ浮気レベルの問題行動を連発する上に、周囲の仲間達がそれに対して何の反応もしない、というかなり無理がある状態になってしまう。)
元々、ルパン三世シリーズはパラレルワールド性が強いものであり、キャラの設定が作品によってコロコロ変化することが珍しくなく、『風魔』という作品自体が、通常のルパンシリーズとは異なるキャストにより従来の作品とは違うものを、というコンセプトで制作されたものであるため、この件に関しても、「その後婚約解消に至った」可能性だけでなく、「設定そのものが消滅した」可能性や、「一部の作品のみに通用する設定である」可能性など、様々なケースが考えられる。
そのため、「その後も婚約関係が継続しており、かわらず婚約者とラブラブである。」という設定の五ェ門が(通常の五ェ門とは別に)何処かに存在している可能性すらも、一応ある事にはなる。
冒頭でも述べたが、『十三代目』という事は二代目~十二代目までの五ェ門が実在している。
なので、何らかの襲名基準が存在するが、それが明確な血族なのか、それとも師匠→弟子の関係なのかは不明。少なくとも五ェ門が本名では無いのは確か。
演じた人物
- 初代:大塚周夫
PART1のみの担当。硬派なキャラ付けとして演じられており、時にドスの効いた声で脅すため、他の担当者と比べて迫力がある。大塚が演じる役としては珍しく細身で若々しいキャラクターであり、いわゆる「周夫節」は抑えられている。これに録音環境が手伝ってか声優への関心が薄い視聴者やあまり詳しくない視聴者には後に変更されたことを知らなかったという声もしばしば上がる。
しかしこの声で「こちらは峰不二子ちゃん。某(それがし)のガールフレンドでござる」というシュールな台詞が飛び出したり、時には乱暴な台詞を吐くことも。後に大塚周夫自身は他のスペシャル等でゲスト出演している。
息子で声優の大塚明夫は散発的にTVスペシャルのゲストキャラとして参加し、50年の長きにわたり次元を演じた小林清志の勇退を受けてPart6から後任として次元役で出演、親子そろってルパンファミリー入りを果たした。
なお、小林は次元役交代のインタビューの際に、過去に明夫から「なぜ親父は五ェ門を辞めたんでしょう?」と聞かれ答えに窮した事があると明かしており、後述の事情があるとは言え「さぞ先輩も無念だったに違いない」と当時の事を振り返っている。
井上真樹夫は大塚周夫の五エ門を「何をするかわからない恐ろしい印象」と語っている。
- 二代目:井上真樹夫
第2シリーズ~2010年のスペシャルまで担当。2021年現在では担当年数・担当本数ともに最長であるために一般的に「五エ門の声≒井上真樹夫」という図式になる程度には知名度はある。
変更されたのは前作からキャラクター像変更を受けてのテレビ局の意向によるものだが、井上自身は理由を知らず、「PART2以降、五エ門が優男然とするようになったから変更されたのでは?」と事情を推察している。なお、PART2放送当時の録音監督へのインタビューで「前作よりキャラクター像がずっと甘く作られているので甘い声の井上真樹夫さんに交代しました」とコメントしており、井上の推測もあながち間違ってはいない。
「また、つまらぬ物を切ってしまった」や女性に弱い設定が特に強調されるようになったのはこの頃であり、現在知られる五エ門の性格の多くを形作った。
特に剣を抜いた際の咆哮が歴代通して最も特徴的であり、さながら剣道の打ち込みのようである。
ルパン一味の中でかなりシリアスさを保ち続けたキャラだったが、スペシャル版では特にそれを逆手に取ったギャグに使われるようになった。
生前の井上は印象深い回としてPART2第112話『五右ェ門危機一髪』をあげている。
ちなみにインターネット上におけるやりとりで、井上は小林清志と同様に「本来なら降板したくはなかった」という心境を吐露している(実は、井上は五ェ門に専念するため、同様に長年のライフワークであったハーロックを降りている。ちなみに後任の中の人は後の銭形)。
- 三代目:浪川大輔
2011年のスペシャル以降の担当。先代のイメージを意識して低めに演じられている。初担当時からかなりコミカルなキャラ付けとなっている。
デビューからいきなり「戸がね、開かないの!」と言う迷台詞を放ったのもこの五ェ門。
当初は抜刀シーンにおける掛け声は自身が得意とする二枚目に寄った「はぁーっ!」というものだったが、徐々に先代を意識した居合や怪鳥音の叫びへと変遷していった。
後のインタビューで語ったところによると、先代・先々代が声優界の大御所であったことから、オーディションで勝ち取った役とはいえ当然ながら非常に緊張したという。演技プランには先代二人の間を取ったテイストで行くことを意識したらしく、また10年経っても先代の井上真樹夫を追っている自分がいることに気づくという。
また、五エ門が主役となった映画『血煙の石川五エ門』では、作品の設定上若い時代の五エ門を演じる必要があり、「二人の先代達のデータが存在しない状態で演じることが求められる」と考え、かなり苦労したと語る。同時にこの五エ門の原点を見つめ直した経験から多くのものを得たという。
- その他
パイロットフィルム-シネマスコープ版では銭形警部役で知られる納谷悟朗、パイロットフィルム-TV版では小林修、D2MANGAでは堀井真吾、風魔一族では塩沢兼人、実写映画版一作目である「念力珍作戦」ではそもそも登場せず、実写映画版二作目では綾野剛、新春かくし芸大会『ルパン賛成』では布施明、SMAP×SMAP『スマスマルパン三世』では木村拓哉、ルパン三世 I'm LUPINでは影山ヒロノブ、「ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―」では彩凪翔が演じた。
『ルパン8世』の石川五ェ門
22世紀の未来を描く『ルパン8世』に登場。
ルパン三世の五代後の子孫ルパン8世の相棒であり、同姓同名である十三代目石川五ェ門の子孫。
服装を含めた容姿や性格は『三世』の五ェ門とほぼ同一だが、名前の表記は「十八代目石川五右ェ門」。
またルパン8世自体が日仏合作企画であったため、子供番組における刃物による殺傷描写をNGとするフランスの放送コードに則りなんと斬鉄剣がレーザーブレードになっている。
活躍するのが未来という事もあって仕事によっては宇宙服も着用するのだが、そのデザインは戦国時代の甲冑がモチーフ。
なおコミカライズ版では『三世』時代の五ェ門も実は生きており、ルパン三世や次元らと共に実に250年もの間冷凍冬眠しているという事になっている。
余談
特徴的な性格設定やイメージは、アニメにより形成され定着したものであり、原作漫画ではかなり印象が異なっている。詳しくはこちら。→原ゴエ
なお、原作以外のコミカライズ作品では、アニメのイメージに沿ったキャラクターであることが多い。