「今時女よりも男の方が偉いなんて言ってるのはおじさんだけだわ!」
プロフィール
年齢 | 14~16歳 |
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誕生日 | 4月17日 |
誕生石 | ダイヤモンド |
星座 | 牡羊座 |
血液型 | AB型 |
好きな色 | 赤、黒 |
好きな食べ物 | フグ |
苦手な食べ物 | 缶詰のアスパラ |
好きな花 | カサブランカ(原作番外編カサブランカメモリーより) |
好きな教科 | 古文 |
苦手な教科 | 現代社会 |
趣味 | 占い |
特技 | 座禅 |
嫌いなもの | テレビ番組(原作)、カラオケ(実写) |
将来の夢 | 宮司(アニメでは国際派キャリアウーマンなど) |
CV | 富沢美智恵 (1992年版~1997年版)/ 佐藤利奈(Crystal) |
演 | 北川景子 |
概要
ストレートの長い黒髪が特徴の美少女。火川神社で宮司の祖父と暮らしながら巫女をやっている。
生まれつき霊感があり、魔除けのお札を作ったり、炎への祈祷で未来予知ができる。鴉のフォボスとディモスを神社に来た時から飼っている。
小中高短大まで一貫教育のミッション系学校私立T・A女学院に通うお嬢様。
作者の武内直子氏によると、彼女のモデルは女優の観月ありさだという。
性格
原作版およびCrystal
原作及び『Crystal』では孤高を好む凛としたクールビューティーで、いかにもお嬢様らしい(~ですわ、口調)優雅、男嫌いといったキャラである。言うなればバーナーやコンロに見られる、超高温の「蒼い炎」のごとき少女。
近所の人には霊感を不気味がられてしまっているが、学園では何人もの崇拝者がおり、高根の花のような存在。
「うるさいし、くだらない」という理由からテレビ番組が嫌いだが、「カルピスこども劇場」(=世界名作劇場)と「デビルマン」だけは見ていた模様。
『Crystal』以前に制作された実写版では北川景子が演じたが、ここでも原作の人物像をベースにしているが、クリスチャンである母に合わせて彼女自身もクリスチャンになっている。
当初お嬢様口調だったが、うさぎたちに影響されて普通の言葉遣いもするようになっていった。
ミーハーでうるさい愛野美奈子とは相性が悪そうに見えて、不思議とウマが合う。→美奈レイ
前世でジェダイトと恋人同士であり、現世で彼から一目惚れされていた。Crystal版では、彼の死に号泣していた。→ジェダレイ
また人見知りなのか、携帯ゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」にコラボ出演した際は、他の4人が主人公に直ぐに素性を明かしたのに対し、レイだけは「知らない人に素性は明かせない」として警戒していた(うさぎの説得により、素性を明かしたが)。
1992年版
その霊感故に孤立気味だったが、月野うさぎと出会い、初めは脳天気な彼女に呆れながらも、次第にその裏表のない優しさに影響を受け、変わっていく。→レイうさ
地場衛に一目惚れしてしばらく交際していたが、彼がタキシード仮面の正体でうさぎと惹かれ合う運命にあったことを知って身を引き、過酷な運命に怯えるうさぎを激励した。
ある日いきなり神社に飛び込み弟子入り志願してきた熊田雄一郎を祖父が弟子として迎えてしまったため、彼とは姉弟弟子の関係になっている。雄一郎としてはレイに惚れての純粋とは言い難い入門だったが、祖父はその部分を見透かして彼を弟子に取っているフシがあり、雄一郎の「何か」を見込んでいるとも思われる描写もある。レイもまた、その部分を素直ではないながらも無意識に感じ取っているかのような態度を見せる時がある→雄レイ
富沢美智恵氏の演じる初代アニメ版ではさすがにアニメや漫画のキャラご本人が主人公以外軒並みサブカル嫌いというのは商業展開的に都合が悪くスポンサーがつかない(サブカル嫌いとまではいかないが、そのテの言動を行いやすいポジションには既に亜美が居座っていたのでキャラかぶりも危惧された)し、初期登場キャラがそんな事では視聴者に自身の現身として親しまれないだろうという判断の元、うさぎや美奈子に近い面食いでドタバタなミーハーのキャラになった。もともと美奈子が出るまでやらない予定だったのもある。
漫画やアニメも年頃の少女程度には嗜むし、自室には漫画雑誌や単行本だってフツーに置いてある(そして、うさぎがそれを勝手に読んで毎度の喧嘩漫才が始まる場合がある)。
ただし極度のツンデレであるため、傍目には原作同様にサブカル作品には冷たい視線を送る。
特に無印の第21話はその最たるもので、白いTシャツの上にピンクのオーバーオール(ちなみにコレは当時のアニメオタクの標準的かつ代表的なテンプレコーデ)という言い訳もフォローも不可能なファッションに身を包み白色紙を満載に詰め込んだアニメの紙袋(しかも外側は前番組である『きんぎょ注意報!』のマスコットを模したキャラが描かれている)を持ってアニメ制作会社「スタジオダイブ」の見学に赴こうとするレイが描かれている(どうも只下和子さんたちのサインでも貰おうとしたらしい。
その直前に「アニメなんて子どもの見るもの」とバカにしているのに)。もっとも、誘ったのはうさぎだが。
変更のわかりやすいものとして内部太陽系戦士の中で特にうさぎを大事な場面で心配する役割が原作は美奈子であるが初代アニメ版ではレイとなった(あくまで親友的な面が強く、原作美奈子の従者的な慕い方とは異なるが)。
そして、うさぎとは無自覚に息の合った喧嘩漫才を毎度のごとく繰り広げる。
そのため原作よりも、年頃の少女らしく壮絶なまでに感情的かつ直情的な「素直な表情」が激増した。その精神の在り様はまさに彼女が自ら本堂にて焚き込む篝火のごとく「熱く赤い炎の少女」と表現されるに相応しい。
ただ、この原作とアニメにおける火野レイのキャラクターの相違は原作側とアニメ側の確執のひとつとして有名である。(出典不明)
この「ぶっ壊レイちゃん」を仕掛けた演出家の幾原邦彦氏だが、シリーズ展開中に劇場版の監督を務めた上に2代目のシリーズディレクターになっており、さらに後に評価の高い作品を次々に叩き出す名監督になっている。
家族構成
父親は政治家、民主自由党所属の議員、実写版では隆司となっている。
母親は病弱であった為、レイが幼い頃に亡くなっており、実写版ではリサとなっている。
後述の一緒に暮らす祖父は原作では母方の祖父となっているが。
実写版ではリサは神社の後を継がずにクリスチャンになっており、原作版で宗教の事情からミサを遠慮しているレイだが、実写版では母の命日に教会で祈りを捧げている。
原作と実写版ではレイは家庭を顧みない父親を嫌って、祖父の元に身を寄せた経緯がある。
原作番外編「カサブランカメモリー」では父親の秘書の海堂との悲恋を経験しており、それが男嫌い(厳密には、「恋愛や結婚はしない」と決めている)と自称するきっかけとなっている(新アニメ版では、男嫌いに至った経緯は語られていない)。
また、旧アニメに登場した若手陶芸家の伊吹ケンゴは、親戚に相当する。
レイちゃんのおじいちゃん
上述の通り、母方の一族が運営している火川神社で宮司の祖父と二人暮らしの身の上である。
が、この祖父。上述のレイの性格と同じく「原作&派生」と「1992年版」で外見と性格が大きく異なっている。(宮司であることは共通しているが)
原作ではロマンスグレーのダンディ、アニメでは禿頭の小柄老人、と印象の違うレイちゃんのおじいちゃん。
原作ファンからは大人に見えてカッコよく、黙ったままでいてくれる理想の祖父でいいじゃないかという意見も当然あるのだが、一方で後者は人間味がありレイに対する愛情をより強く感じられて親しみが持てるというファンの意見も根強かったりする。
原作および派生
髪フサフサのロマンスグレー漂う長身のダンディー(早い話が背が高くてドイケメン)な初老。1993年版に比して出番は圧倒的に少ない。
とはいえ、自分の知らない所で友人(とはいえセーラー戦士たちだが)を得て、自分たちとは知らない世界を持つと見られるレイの事には感づいており、いずれそこに旅立つであろう孫娘を憂いと期待をもって見守っているような描写は存在している。
1992年版
声優は、西村知道。
人の意表を突くことが大好きな、宮司とは思えぬ程度に少しスケベで孫とその友達相手にもソレを隠さない、小柄で禿頭(早い話がチビでハゲ)のファンキーじじい。レイ自身、日常においては、いつも祖父の悪ふざけに悩まされている描写が目立っている。
ただし、それは両親がいないに等しいレイの事を寂しがらせまい(余計な事を考えさせて寂しさを自覚させたくない)として、あえて孫を忙しくさせるためのポーズ。
そのため素の部分ではレイの事を、その両親以上に愛し慈しんでいる。その愛情は当然レイ自身も心の奥底では理解している。
(レイ自身がツンデレラであるゆえにイマイチ素直になれていないのだが)
レイの祖父だけあって、普通の人間でありながら比類なき霊力を持っている。
その実力は、ザコ妖魔であれば勝り、幹部相手にも(勝てるかどうかは微妙であるが)善戦できるほど。アニメ無印ではゾイサイトを一度撃退している。実は、そのアニメ無印では、前世が最強妖魔七人衆の妖魔ジジであると設定されており、強力な霊力はその影響もあるとされる。(まぁ、ファンには批判された設定で『美少女戦士セーラームーンR』以降は銀水晶によるパラレル化で「なかったこと」になったが、それでも強い霊力は「レイの祖父であり彼女の霊力の大元」という事で以降の1993年版にも残されている)。
なお、妖魔ジジとの戦いでレイはセーラーマーズに変身することなく護符だけで(人間の心を残しているとはいえ)妖魔と互角に立ち回り、ここでも彼女が優れた霊能力者であることを証明している。(最終的にはセーラームーンとの連繋で封じるが)
関連イラスト
関連タグ
超力戦隊オーレンジャー…第5話で富沢女史が「火野先生」という役名で実写出演している。
他作品の関連キャラ
テレビ朝日系のアニメ
日野あかね:『スマイルプリキュア』の登場人物。名字の読み、制作会社、炎属性の突っ込み役繋がり⇒セーラームーン×プリキュア
青木れいか:『スマイルプリキュア』の登場人物。黒髪ロングストレートな髪型、名前に「れい(レイ)」が入っている、お嬢様、弓道部に所属しており弓道モチーフの技がある、祖父のCVが共に西村知道氏である、といった共通点がある。
東條希:『いちご100%』の登場人物。占い・霊感のスキルを持っており、しばしば巫女姿を披露している女学生繋がり。親の仕事事情がきっかけで両親と共に暮らしていない点も共通している。
その他
火野映司:『仮面ライダーOOO』の登場人物。一族?の後輩で行動原理の一部がアイツに似ている⇒火野あかね
富沢レイ:『レッスルエンジェルス』の登場人物。名前が中の人との合成で、かなり直球なパロディキャラ。旧作ではリングコスチュームが巫女服だったりセーラー服風レオタードだったりと更にヤバいレベルだった。なお富沢氏はダブルインパクトで出演しているが、担当キャラは別。
綾波レイ:『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物。名前繋がりであり、名前の由来として挙げられている。
飛影:『セーラームーン』原作者である武内直子氏の旦那の冨樫義博氏が原作の『幽遊白書』のキャラクター(⇒冨樫夫婦)。名前が「ひ」で始まっている、炎属性である、クールであまり群れない性格である、といった共通点がある。
日暮かごめ:『犬夜叉』の登場人物。神社に生まれ、弓術を操る黒髪ロングの巫女の女子という共通点をもつ。レイを受け持った佐藤利奈氏は『犬夜叉』では固有名詞のない単発キャラを演じ、かごめを受け持ったゆきのさつき氏は『美少女戦士セーラームーンCrystal』にてコーアンを演じた。
土方レイ:『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の登場人物。黒髪ロングストレートでクールな性格、名前も共に「レイ」であるが、こちらは男子キャラである。土方レイを受け持った木藤聡子氏は、『美少女戦士セーラームーン』にて西園寺瑠衣を演じた。