本四備讃線などを含む路線の愛称。
データ・概要
岡山駅(岡山県岡山市)から途中瀬戸大橋を経由して高松駅(香川県高松市)までの区間の路線愛称。
正式の線路名称は岡山駅~茶屋町駅間が宇野線、茶屋町駅~宇多津駅間が本四備讃線、宇多津駅~高松駅間が予讃線。本四備讃線内の児島駅を境に岡山側がJR西日本、高松側がJR四国の路線である。
駅や時刻表などでは、岡山ー高松間を結ぶマリンライナーや、瀬戸大橋を通過して松山、高知方面に向かう特急列車の案内としては瀬戸大橋線の通称が主に使われ、予讃線は瀬戸大橋を通過しない列車の案内で使われることはあるが、本四備讃線に関してはまったく使用されず、宇野線も「宇野みなみ線」の愛称がつけられている。
JR西日本のラインカラーは青、路線記号は「M」である。JR四国ではラインカラーと路線記号の設定はされていない。
1988年4月開通。前月に開通し、北海道と本州を繋げた青函トンネルと合わせて、日本列島が一本に繋がることになった(「一本列島」とも)。
使用車両
現在
旅客
- 223系・5000系:快速マリンライナー
- 115系:児島以北の普通列車と宇野線宇野方面
- 213系:児島以北の普通列車と宇野線宇野方面・観光列車ラ・マル ことひら
- 2700系:特急南風・うずしお
- 8000系・8600系:特急しおかぜ
- 285系:特急サンライズ瀬戸
- 14系:サロンカーなにわ編成
- キクハ32・キハ185系:観光列車アンパンマントロッコ。キハ185系は過去に南風・うずしお・しおかぜなどのJR四国の特急でも使用された。
貨物
過去
- 111系・113系・6000系:JR四国所属車。岡山直通の普通運用が2019年に廃止された。
- キハ181系:JR四国の特急で使用。後にJR西日本在籍の車両も臨時列車として使用。
- 2000系(N2000系含む):特急南風・うずしおで使用
- 24系:特急瀬戸で使用。トワイライトエクスプレス編成も入線実績あり
- 12系:ムーンライト松山で使用
- 50系:アイランドエクスプレス編成
- DE10:ムーンライト松山で牽引機で使用。廃止以降、近年の走行実績はないが現在もJR四国に2両在籍しており、定期以外での使用の可能性は残されている。
瀬戸大橋は青函トンネルほど走行するのに規制がないので、臨時列車・イベント用でこれらの車両が営業用としてそのまま走っている。
その他
- EF66:開通前の試運転で、死重として使用されたEF62などを牽引して自力走行。
- キハ80系:同系改造の「トマムサホロエクスプレス」が機関車牽引で四国入りし、四国島内を走行している。