基礎データ
概要
ウルガモスのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン。史上初の名前に「ヲ」が付くポケモンである。
名称の由来はそのまま「地を這う翅」からで、ある意味仮称に近い。
むしポケモンだが、ドラゴンやディメトロドンのような単弓類を思い起こさせるフォルムが特徴。大きな6枚の翅は上側が大きく伸びた背ビレ状で、細い腹部は先端の突起も相まって尻尾に見える。
体は白い毛で覆われており、四足歩行なことも相まって、独特なもふもふフォルムにかわいさを感じ、ファンになった人もいる模様。
名前の通り、大きな翅が生えていながら飛行能力を持っていない。その代わり四肢を器用に使ってのそのそ歩行できるし、発達した後ろ足で上体を起こして直立する事も可能。
このため待機モーションが立った状態と地を這う状態の2種類あり、トレーナー戦では立った状態で固定される。
また、大柄なポケモンが多いこだいのすがたの中でも3.2mと特に大きく、これは(ダイマックスを除いた)全てのむし及びかくとうタイプの中で最大の体躯となる。
「月刊オーカルチャー」によると、かつて誌上で紹介された原始時代のウルガモスと共通する特徴あるため、化石から復元されたのではないかとも考えられている。
ウルガモスという種族の進化の中でのミッシングリンクともいえるが、メラルバ種の化石が発掘・発見された例は確認されていないらしく、説自体が「月間オールカルチャー」の想像図でしかないため、実際の関連性は定かではない。
性能
原種と言えるウルガモスから一転、その進化前のメラルバを特防寄りに純粋に強化した様な攻撃力に長けた種族値に変わっている。
素早さが下がった代わりに物理耐久が上がっており、ヘラクロスのほぼ上位互換のような種族値。
A252ハチマキ型の格闘テラスタル状態の「インファイト」の場合、HB特化ヘイラッシャが「たべのこし」込みで確定2発というのだから、その火力の程が分かるだろう。
物理技のバリエーションは豊富で、一致技はもとよりメラルバ譲りの器用さは健在でありフレアドライブやアクロバット、ワイルドボルトやしねんのずつきに加えてじしんまで習得できるとその幅は広い。
なお、デカイ翅があるが「地を這う翅」なのでそらをとぶは覚えない。
その反面、自力習得できる一致技の最高火力がクセの強いばかぢからとなっているので、できれば使いやすいインファイトをわざマシンで覚えさせたい。
むし技も、威力が高いメガホーンを習得することができない。ただ、強力な先制技のであいがしらを始めとしてとんぼがえりやきゅうけつやとびかかるなど、追加効果が優秀な技はいくつか覚えられる。ただそれらの威力も高くはないので、いっそのことテラスタルでタイプを変えてしまうのも手だろう。
他にも元々むしタイプだからか格闘タイプにはおなじみの岩技を覚えてくれないので、飛行タイプに対してはワイルドボルトで殴り合うしか無い。不意のひこうテラスタルには要注意である。
もしテラスタルするのならタイプ一致の格闘、やけど阻止の炎、弱点を減らしワイルドボルトを打点とする電気、アクロバットを活かす飛行などが良いだろうか。
同時に特殊技のレパートリーも貧弱で、きあいだまさえ覚えないので、特攻も85あるものの、それを活かすには厳しいものがある。
ウルガモスが覚えられるちょうのまいや専用技であるほのおのまい等、特攻を上げる技も全く覚えない。逆にウルガモスが覚えないビルドアップを覚えるので、やはり高い攻撃を活かした物理型の方が使いやすいだろう。
関連イラスト
関連タグ
テツノドクガ:未来の姿のパラドックスポケモン
0987.ハバタクカミ→0988.チヲハウハネ→0989.スナノケガワ
同複合タイプ
蛾ポケモン
※ドクケイルとガーメイル以外はパルデアの大穴にも生息。
パラドックスポケモン
No | 古代種 | No | 未来種 |
---|---|---|---|
0984 | イダイナキバ | 0990 | テツノワダチ |
0985 | サケブシッポ | 0991 | テツノツツミ |
0986 | アラブルタケ | 0992 | テツノカイナ |
0987 | ハバタクカミ | 0993 | テツノコウベ |
0988 | チヲハウハネ | 0994 | テツノドクガ |
0989 | スナノケガワ | 0995 | テツノイバラ |
1005 | トドロクツキ | 1006 | テツノブジン |
1007 | ツバサノオウ | 1008 | テツノオロチ |