曖昧さ回避→モルモット
お笑いコンビ
川原克己と瀬下豊による吉本興業所属のお笑いコンビ。2004年4月結成、NSC大阪校26期出身。同期にかまいたち、藤崎マーケット、和牛、アインシュタイン河井、バイク川崎バイクなどがいる。特に、かまいたちと藤崎マーケットはユニットライブを開催したり冠番組を持っていたりしていた。
川原が瀬下を大いに掻き乱すシュールなコントや漫才を主軸に活動している。また、メタネタや瀬下がセリフをあまり言わないネタもある。
異質なネタは評価され、第30回ABCお笑い新人グランプリで最優秀賞を受賞、第35回ABCお笑いグランプリで優勝している。キングオブコントは2008・2009・2013のファイナリストで(最高3位)、THE_MANZAIは2013のファイナリスト。
尚、M-1グランプリは2019年がラストイヤーだったが最高成績は敗者復活戦進出だった。
コンビ名は川原がモルモットが実験動物であることから「未来を担う」と意味で名付けた。あの時考えていた2人が担う未来は…
2人とも鹿児島県出身で、高校時代に違う高校ながら野球部のライバル校として出会う。そこで瀬下が所属していた不良グループに川原が「お笑い担当」として加入していた。
2人は高校卒業後、芸人を目指して上阪したが、川原が社会経験を積みたいと希望して一度コンビを解散。その後、2人は社会人になり疎遠になったが、2003年に再会しNSCに入学して、正式にコンビを結成。
若手時代は2人で同居しながら市場(川原は八百屋、瀬下は貝屋)でアルバイトをしていて、同期芸人たちが2人の家によく遊びに行っていた。
前述の活躍を経て、2016年に突然東京進出した。
川原は絡むと損をするようなボケを連発するため、バラエティ番組に出るといつも他の出演者を困惑させている。そのため周囲からは「売れる気がないのでは?」と思われている。
しかしながら、川原自身は水曜日のダウンタウンで「毎日天ぷらや寿司を食べれること」を幸せと仰ったり、千原ジュニアの座王でグランド座王(1年に2回開催される座王の頂点)になったりするなどお笑いスキルは高かったりする。
一方、瀬下はお笑い的に何か特筆すべきキャラがあるわけでもなく全然目立たなかった。
2020年に出演した有田Pおもてなすで「瀬下新喜劇をやってください」とオファーされたときは、笑いどころが一切ないただ変なだけの劇を作ってしまった。
……と思いきや、同年に出演したアメトーークでのかまいたちの発言によって状況が一変した。
「瀬下は激辛料理とかを食べさせると面白い」という発言により、急遽スタジオに激辛料理が用意された。
瀬下は辛さに強いわけでもなく、ただ気力だけで食べ進めた。
他の番組でも、誰にも指示されたわけでもないのに自分で唐辛子を鼻やアソコに塗るなど無鉄砲な様子を披露した。
それから他の番組でも全力っぷりをアピールして明るい未来が見え出したが後述の文春砲で急降下、コンビとしての活動も暗い未来になってしまった。しかし、川原は距離を置いても相方を手放すこと未来は選ばなかった。
メンバー
川原克己
(かわはら かつみ、1980年1月21日 - )
ボケ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって左。坊主頭の方。芸人になる前の社会人時代はロン毛だった。
鹿児島県曽於郡大崎町出身。
猫を飼っている、名前は「大久保」。過去には「春」と「夏」という名の猫もいた。
前述の不良グループにいたが喧嘩をしたくなかったため、ずっと守られていた。
市場でバイトしていた頃は多忙だったから「眠た〜い」というギャグがある。他にも「モッフンニョ」や、「マジ無期懲役〜」、右手をサムズアップして右腕の脇を締めて右耳に当てる「耳グッド」などがある。
あらびき団に茄子の被り物をしてサングラスを掛けた「なすびくん」で出演していた。同期の藤崎マーケットが「ラララライ体操」を辞めても、かまいたちが「チャン・ドン・ゴン・ゲン」を辞めても彼はこのキャラを継続中。
キングオブコントで決勝進出した際、2009年では2本目のネタ審査後に(当時)MCの松本人志がネタ披露の順番について語った後の「あー、それ言い出したらキリないすからね」や、2013年では2本目のネタ得点発表直後の「じゃあ、パンサー!」(この年のKOCは審査員が準決勝敗退者だった)など印象的なフレーズを残した。
KinKiKidsの堂本剛は友人関係で、堂本氏の冠番組に出演経験がある。また、ランジャタイを愛でている。
自身のブランド「POTENHIT」を立ち上げている。
瀬下豊
(せした ゆたか、1979年7月29日 - )
首太・ツッコミ担当、立ち位置は向かって右。男前の方。
鹿児島県鹿屋市出身。
2008年に結婚し、現在2児の父親。
前述の通り元ヤンで、小学生の頃いじめっ子に復讐したのがきっかけ。しかし、弱いものいじめはしなかったり、ポイ捨てには厳しかったりした。
2020年のブレイク直前に不良時代の贖罪の意味を込めて人助けするキャラクター「全力戦士 セシタマン」として活動し始めたが、コロナ禍で自粛せざるを得なくなってしまった。けれども、前述の活動で注目を浴びつつあった。決めゼリフは「チャーンス!」。
瀬下の不祥事
若手時代は結婚前からかなりの女好きだと関西では知られて、東京進出直後にはある番組でナンパしている事が明らかにされていたが、前述の活動時は忘れられていた。
しかし、2022年3月に週刊文春で不倫している事が暴露されてからピンチに陥る。この時は取材時に立ち竦むことなく対応して大きなダメージにはならなかったが、翌月には過去の不倫の中で中絶させていた事が2報目で明らかになり、取材時に「芸人を辞めたいと考えている」とその場しのぎで取り繕うとしたが、事務所の勧めもあり一度活動自粛する。
その後、自身のTwitterで謝罪し6月にライブで復帰したり、またバラエティ番組に呼ばれるようになったりしたが、2021年12月に自動車運転中に交通事故を起こして、2023年1月に禁錮10ヶ月、執行猶予3年の判決が下されて復活のチャンスが遠のく。だが、ある男とは違い、事前に裁判は事務所に伝えたのでコンビ解散や解雇には至っていない。
余談
2022年2月1日のラヴィット!に初出演したが、実はこの時MCの川島明と田村真子アナウンサーがコロナウイルスに感染して初めて病欠した回だった。この時は同期の河井ゆずると日比麻音子アナウンサーが代役を務めたが、OPトークがよりよって「自由の日」に因んで「自由*」だったのもあり、川原がボケまくったり瀬下のギャグが滑ったりしてMC陣を困惑させていた。
その後、瀬下の不祥事が発覚しても番組内で弄ったり、TVerによる再配信でも出演部分をカットしなかったりして見放さないようにしている。尚、某番組ではカットされた。
関連タグ
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