概要
『スプラトゥーン3』で新たに登場した新カテゴリ「ストリンガー」のブキ。
製造はペトロ社で、ストリンガーの基本ブキであるトライストリンガーよりも小柄で丸みを帯びたデザインが特徴。なお名前は「ラクトよんひゃくごじゅう」が正しい読み方。
小型化に伴いトライストリンガーにあった矢の爆発機能を失ったが、代わりにチャージキープに対応した。また連射速度とチャージ速度はトライストリンガーに比べ大幅に速いほか、威力自体もフルチャージで全弾ヒットすれば確1を取れる(45×3=135)ため、極端に火力が低いというわけではない。
さらに軽量ブキであるため、サブのカーリングボムと合わせて優れた機動力を得ている。ドライブワイパーデコが登場するまでは『3』でマルチミサイルが使えるブキのうち唯一の軽量級であった。
射程が短いことと、爆風が使えないため外した際のフォローができないという点で、自分から積極的にキルを取るのは不得意。全弾当てにこだわるよりは、1本か2本当てて味方にキルしてもらう、といった立ち回りがオススメ。
また、このブキの大きな強みとしてノンチャージでの塗り範囲が非常に広いことが挙げられ、これをイカした塗りブキとしての運用もまた強力である。スペシャルがマルチミサイルであるためナワバリバトルでは自陣塗り役としての適正が高く、スプラトゥーン甲子園でも多くのチームで使われている。
モデルはヤクルトやピルクルと言った乳酸菌飲料。中央のバレルに面影が見て取れる。また名前の「LACT」は乳酸菌の英語名(LACTic-acid bacteria)から来ている。
そのため公式ツイートでの紹介も「1本あたりの有効ダメージ成分45.0配合」「相手に直接当てて素早くダメージを届けよう」と、その手の飲料の宣伝っぽい文になっている。
なお、なぜかヒーローモードではドライブワイパーともども登場しなかった。
種類
Splatoon3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
LACT-450 | カーリングボム | マルチミサイル | 10 |
LACT-450デコ | スプラッシュシールド | サメライド |
サブのカーリングボムは、ストリンガーが苦手な自分の進路作り・退路確保や、溜め投げで距離を詰めてくる前衛に対する牽制(爆風か接触が入ればメイン2発でキルが取れる)など多様な使い道がある。
スペシャルのマルチミサイルはメインの優れた塗り性能と非常によくマッチしており、射程外の敵に対する位置干渉、前線のかく乱と火力支援が主な用途となる。またロックオン時に敵チーム全員の位置が把握できる点も重要であり、相手進路を予測して素早く動きメインを叩き込む、といった芸当ができるのはこのブキの大きな個性である。
ver.1.2.0にて必要スペシャルポイントが増加したのを皮切りに、アップデートにより度々調整が図られている。
ver.3.1.0では、チャージ時間に応じてインクショットの拡散角度が狭まるようになり、チャージショットが当てやすくなった。また、チャージ中のヒト移動速度が上昇し、移動撃ちが行いやすくなった。
ver.5.0.0では、ノンチャージ・半チャージ時共に、インクショットの拡散角度が30%程狭められた。ノンチャージ時の塗り効率は落とされてしまったが、チャージショットについては更に当てやすくなった。
基本的な立ち回り
塗りとダメージの両面で味方をサポートできるのがこのブキの強み。ただ単に塗るだけ、ミサイルを撃つだけでは敵に塗りポイントとスペシャルゲージを献上しているのと同じであることを理解しておこう。
例えばミサイルを撃つにしても
- メインの射程が届かない相手(高台に居座るチャージャーやスロッシャーなど)をどかす
- 前線で枚数有利を取られたので、いったん相手を後退させて味方のリスポーンを待つ
- 前線が膠着しているのでミサイルの爆風に紛れて接近し、メインで仕留め打開する
というように、「なぜその行動をするのか」「その後はどうするのか」と二手三手先を読む力が問われる。
敵と遭遇した際はすぐに交戦しようとせず、仲間と合流して後ろからサポートするのが良い。前線より少し引いた位置で味方の援護をしつつ、隙あらばチャージショットを叩き込むという立ち回りができるとベスト。
横撃ちの場合だとインクが2本しか当たらず、一撃で仕留めきれないこともままある。その場合は即座に追撃したい。チャージ2本+ノンチャージ1発、あるいはカーリングボムの爆風や接触ダメージを絡めても相手を倒すことができるため、覚えておくといいだろう。
マルチミサイルばかりが注目されがちだがメイン性能自体もかなり高く、「フルチャージ時でプライムシューター以上の射程」と「スクイックリンより早いチャージ速度と長いチャージキープ」を併せ持つ。
加えて威力自体は半チャージとフルチャージで変わらないため、近距離適性もそこそこある。手傷を負わせた相手には一気に忍び寄り、チャージショットをお届けしよう。
おすすめギアパワー
スペシャル増加量アップ
元々の塗り能力の高さと相まって、マルチミサイルの発動回数を増やしやすくなる。
ただし、マルチミサイルはただ撃っておけば得というモノではなく、高台の敵を退かしたり混戦状態での事故を狙ったり追尾するために撃つ、繊細さが要求されるスペシャルである。
勘違いしているイカ・タコも少なからずいると思われるが、マルチミサイルを永遠に撃てば貢献できる訳ではないので注意されたし。
例えば初手ミサやリスミサなどは以ての外で、復帰した敵に安全に塗れるスペシャル溜め場を提供するのと同義である。
さらにバンカラマッチにおいて自陣を永遠に塗ってミサイルを撃ち続けるのも論外であり、味方が3対4になりオブジェクトの取り合いに撃ち負けやすくなる上、打開する際に塗る場所が無く、打開が困難になってしまう。
無駄撃ちは避け、タイミングを見て差し込むのがイカした戦い方である。
スペシャル性能アップ
マルチミサイルのロックオンサイトを拡大でき、より多くの敵を狙いやすくなる。
スペシャル減少量ダウン
前線に立つ立ち回りを取る場合、少量でもつけておくと、やられた際に次のスペシャル発動までの時間を短くできる。
インク効率アップ(サブ)
サブ性能アップ
前者はカーリングボムのインク消費量を減らし、後者はカーリングボムの塗り進み距離・速度をアップさせる。
カーリングボムを積極的に用いる立ち回りをするのであれば、こちらも選択肢に挙がる。
イカダッシュ速度アップ
元々機動力に優れたブキではあるが、味方のもとに駆け付けやすくなったり、敵の攻撃から逃げやすくなるため、付けるメリットは大きい。
話題に事欠かない悲しきブキ
初期稼働で猛威を振るった上に、次にラクト談合によるルール違反同然のおカネ稼ぎ(詳細は個別記事に譲る)。
その上、常時ミサイルを撃ち続けるチーターの出現により何度もトレンド入りをしてしまい悪名が轟かせた。
公式大会でも活躍してしまい、数多くの要修正の武器アンケートでは必ずランクイン。
そしてver1.2.0にて更新データ文章に【バトルに関しては、離れたところからサブウェポンやスペシャルウェポンを使用し続けるような戦法を、ある程度抑制するための調整を行いました。】とお叱りの文章まで添えて弱体化。
スペシャル必要ポイントが200→210に変更。
しかし修正が10ポイントのみのため圧倒的な塗り能力があるラクトがギアを揃えた場合、1秒未満の差しかないため大きな変化がない模様。
そしてとうとう本体と揶揄されていたマルチミサイル自体が弱体化するという調整を受ける事となった。
2022.11.30の更新にて
発射を確定したあとも、スペシャルゲージが徐々に減少するようにし、完全にゲージがなくなるまでの間は、新たにスペシャルゲージをためることができないようにしました。
勘違いしてはいけないのはミサイルマンと揶揄されるプレイヤーに対しての直接的な処置であり、きちんとLACTを使用してるプレイヤーは大きな被害はなく反対に使用者が減った事がヘイトと警戒度が軽減し大暴れしている熟練者もチラホラいる。
実質、本体性能は悪くなく塗るのも得意なのでナワバリだけでなくガチエリアやガチヤグラでも活躍出来る。
サーモンランでの運用
残念ながら、サーモンランではマルチミサイルが使えず、スペシャルウェポンの使用回数も限られている為、通常のバトルに比べるとスペックは落ちる。
とはいえ、塗り性能と機動力の高さは変わらずなので、この点を活かして味方のサポートに回るのが主な立ち回りとなる。トライストリンガーと比べ、爆発を失った代わりにチャージキープを手に入れたものの、こっちでは元のチャージの短さもあってほとんど役に立たない。(そもそもチャージキープ自体がサーモンランではあまり使われない)
ザコシャケや、あまり反撃してこない大柄のシャケ(ドスコイやテッパンなど)であれば比較的対処しやすい。
ザコシャケへはワンチャージ、タワーへはノンチャージ縦撃ちで手早く倒せる。
実はダメージで勝っていたトライストリンガーにバイトになった瞬間二倍以上の差を付けられている(フルチャージの威力がコレは70であちらは150)。何故。
まぁ、向こうはクマサンに愛されているブキだからしょうがないのかもしれないが…。
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