ストライクウィッチーズ
すとらいくうぃっちーず
本項では作品そのものについて解説する。同名の部隊に関する詳細・その活躍については501JFWを参照。
概要
『ストライクウィッチーズ』とは、島田フミカネ及びProjekt Kagonish原作のメディアミックス作品。
- 機械で出来た魔法の箒「ストライカーユニット」を両脚に装着し、空を翔け人々を守る魔女「ウィッチ」たちの活躍を描く。
- 2005年の「月刊コンプエース」創刊から連載されていた島田の兵器擬人化イラストコラムが大元。
- 本作品並びに本作品と世界設定を共有する各作品を総称して『ワールドウィッチーズ』シリーズとする。初代のテレビアニメシリーズとして『ストライクウィッチーズ』(2008年)が放送されたために同作品内で描かれた物語がメインとして展開されることになったが、それ以外にも多くのウィッチたちの物語が小説、アニメ、漫画などの媒体で描かれている。『ワールドウィッチーズ』シリーズとしての原作クレジットは島田フミカネ&Projekt World Witchesとなっている。
その中でも『ストライクウィッチーズ』と題した作品展開の中心となるのは、第501統合戦闘航空団を舞台とするアニメーションである。
- 2007年にOVAが発売され、2008年の7~9月にテレビアニメ第1期が、2010年7~9月には、同2期にあたる『ストライクウィッチーズ2』が放送された。
- 2012年3月には、『ストライクウィッチーズ 劇場版』が劇場公開された。2014~15年に掛けてOVAシリーズ『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』(通称O.V.A.)3部作が公開され、これに合わせて劇場で『サン・トロンの雷鳴』、『エーゲ海の女神』、『アルンヘムの橋』が各30分の長さで上映された。2019年4月からは第4作となるスピンオフ短編コメディアニメ『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』(同名4コマ漫画のアニメ化)が放送されている。同年10月に同作の映画化となる30分の短編映画『ストライクウィッチーズ 劇場版 501部隊発進しますっ!』が劇場公開された。
- 2020年10月からは、テレビ第5作目にあたる『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』が放送され、続く2021年1月からはスピンオフ短編シリーズの第2期『ワールドウィッチーズ 発進しますっ!』が放送された。
第501部隊以外をメインとしたアニメーションシリーズとしては、2022年現在『ブレイブウィッチーズ』および『ルミナスウィッチーズ』の2作品が存在する。
- テレビアニメ『ブレイブウィッチーズ』は2016年10月から12月まで放送された。第502統合戦闘航空団をメインとした作品である。2013年10月に行われたイベント『みんながいたからデキること!bis』において、『O.V.A.』制作と併せてテレビアニメ第3作として発表されたものである。放送終了後の2017年には、未放送エピソード「ペテルブルク大戦略」(映像ディスクに収録)が一部劇場にてイベント上映された。
- テレビアニメ『ルミナスウィッチーズ』は2022年7月から9月まで放送された。同作品は「戦わなくてもウィッチです!」と銘打ち、戦いに参加する代わりに音楽活動に従事する音楽隊ウィッチたちの物語を描く。同作品では登場人物を演じたキャストたちによる現実世界での音楽活動も積極的に展開されている。
アニメ以外にはイラストコラム・小説・漫画・ビデオゲーム・ソーシャルゲーム・同人誌(※公式スタッフによる実質的公式作品、他媒体中に同人誌版登場キャラクターへの言及がある)・朗読劇などが存在する(一覧は後述、及び「ワールドウィッチーズ」単語記事を参照のこと)。
このうち、北欧スオムスの凹凸だらけの問題児ウィッチ部隊を舞台にした小説シリーズ『スオムスいらん子中隊』(ヤマグチノボル著)は2006年より刊行され、第1期よりも早い時期から展開された最初期の作品である。同作品は著者のヤマグチの死去により第3巻で未完となり、多くのファンが(「2009年春」と予告されながら実際には叶わなかった)同作の続刊を待ち続けることになった。2018年、アニメ放送10周年記念企画の一環として同作がリメイクされることが発表され、ヤマグチと親交のあった築地俊彦を著者として10年ぶりに刊行されることとなった。
2015年以前の作品については、テレビアニメシリーズの舞台となった第501部隊を題材としない作品の場合であっても、作品タイトルに「ストライクウィッチーズ」と冠されている。それ以降の、『ワールドウィッチーズ』シリーズの展開の一環で発表された作品については、作品舞台に応じた部隊名をそれぞれタイトルに付している(例:『ノーブルウィッチーズ 第506統合戦闘航空団』『ブレイブウィッチーズPrequel』など)。
それ以外の、特に媒体を指定しない場合には、「ストライクウィッチーズ」とは第501統合戦闘航空団をメインに扱った物語、または作品として2008年のテレビアニメ第1期、2010年の第2期を指すことが多い。
世界観
現実の地球とよく似た世界であるが、「魔力」の概念が存在する世界の20世紀(1939年)。
人類は突然現れた異形の敵「ネウロイ」の侵攻を受ける。
ネウロイ相手には通常兵器では抗う事もままならず、唯一魔力を帯びた攻撃が有効打となる。その魔力を持つのは女性、特に10代を中心にした若い女性に多く、必然的に有効に戦えるのは彼女達のみとなった。
かくして世界の未来は、機械でできた飛行装置「ストライカーユニット」を駆る魔女「ウィッチ」達に託された。
- 一部作品を除き出番は少ないものの、飛行適性を持たない代わりに地上戦闘属性のみを持つ「飛ばない魔女」達も多数存在する(というより、こちらの数の方が多いようだ)。世界設定レベルで言えば、空を飛べるウィッチは少数の花形的な立ち位置にあり、多くのウィッチたちは地上部隊などに加わり地上から人々を守る戦いに参加している。
- 作中のできごとや登場人物、登場兵器などのモデルは基本的に第二次世界大戦当時のそれであり、作中に登場するストライカーユニットも同大戦において使用された軍用航空機(特に戦闘機)をモチーフとしている。
- ただし、登場する国家は第一次世界大戦開戦前(1914年時点)をベースに、若干のアレンジが加えられた架空の国家となっている(例えば帝政カールスラントは「ホーエンツォレルン朝ドイツ帝国が1940年代初頭の時点で残っている」イメージと考えてよい)。第二次大戦時には存在したが第一次大戦当時にはまだ存在しなかった国家(ポーランド、アイルランドなど)は本作世界では1940年代時点でも独立しておらず、逆に(現実でオーストリア=ハンガリー帝国に相当する)オストマルクなどは依然としてその版図の崩壊を免れている。総じて民族自決・国民国家形成のタイムスケジュールが若干遅れた世界であると言える。
- 古くから魔法の使われてきた世界であるため、作中世界のヨーロッパ(欧州)は現実と異なり古代ローマ的な文化・キリスト教以前の信仰などの雰囲気を残した独特のものとなっている(例えば作中におけるクリスマス文化は「サトゥルヌス祭」と呼ばれる冬至を祝う祭りとして行われる)。魔法力の科学的研究もなされており、魔女の飛行脚「ストライカーユニット」もそうした土壌の中で開発された発明である。
1940年以降、ネウロイの侵攻という人類共通の危機に対し世界各国は団結し、欧州戦線でネウロイを食い止めるべく連合軍を結成した。人類統合の連合軍の中でも、ネウロイに直接打撃を与えられるウィッチの果たす役割は重く、ウィッチなくして戦線は成り立たない状態である(ウィッチが居る場合でも戦況が厳しいことに変わりはないが)。
その中でも、各国の優秀なエース・ウィッチを募り一戦線に集中的に投入することで戦果を挙げようという発想のもと編成された部隊が、連合軍の統合戦闘航空団(JFW)である。
はじめ1941年ブリタニアに設立され(第501統合戦闘航空団)、その成果が認められたことで各地に次々と設立されることになった。1945年現在、第501JFW~第508JFWまで全8部隊が編成されている。
これら航空団にはそれぞれ「◯◯ウィッチーズ」といった愛称が与えられ(例:第501統合戦闘航空団=「ストライクウィッチーズ」)、連合軍を象徴するエース部隊となっている。
ネウロイ
その正体は不明ながら、金属を吸収し、有害な瘴気を撒き散らしながら、人類に対し攻撃を仕掛けてくる性質を持つ。ネウロイに占領された地域は、瘴気とネウロイの攻撃のために人々の生存することのできない土地になってしまう。
ネウロイに対抗する上で最も効果的なのが魔法力であり、その力を持った存在がウィッチとされる。
そもそも、作中世界には古来より「怪異」と呼ばれる人外の存在が出現しており、歴史上に幾度も現れては人類の生存を脅かしてきた。人類はそのたびに怪異に立ち向かい、ときに魔法力を有した女性が英雄としてこれに対峙してきた。
最近の出現としては、1914年に発生した欧州での大規模な戦い(「第一次ネウロイ大戦」)がある。
1939年に発生した怪異はそれ以前の怪異に比べて桁違いに威力を増しており、人類は既存の技術でこれに対峙することが出来なかった。ネウロイと名付けられたその新型怪異は、非生物的な機械的外見を有し、硬い装甲と高い攻撃力を併せ持ち、地上からだけではなく空からも襲来した。
東欧ダキアで最初に出現した異形の敵は、瞬く間に隣国オストマルクを呑み込み、欧州各地へ広がった。各国軍およびウィッチ隊による必死の奮戦も空しく、1940年には中欧の大国カールスラントを呑み込まんとし、翌41年にはカールスラント本土、ガリア共和国の各地、および東欧オラーシャ帝国のヨーロッパ側領土の大部分が陥落した。
1944年現在、ネウロイの脅威は海を渡った島国、ブリタニアにも迫っている。ネウロイは水に弱い性質を持ち、攻撃は飛行型による限定的なものに留まる。そこで、最初のエースウィッチ部隊(第501統合戦闘航空団)はこれらブリタニアに襲来する航空ネウロイを迎撃することを期して設立された。
ウィッチ
作中に登場する魔女「ウィッチ」達は、魔法力を操り、「ネウロイ」に対峙できるほとんど唯一といっていい存在である。その多くは10代の少女に発現し、動物の精霊である「使い魔」と契約することで魔法力を制御できるようになる。ウィッチが魔法力を行使する際には、使い魔と合体することによって頭部と臀部にその精霊の動物的特徴が出現する。動物であれば耳と尻尾、鳥類であれば羽根と尾羽が生えてくる。エディータ・ロスマンbyrosso
魔法力による攻撃がネウロイとの戦いに最も効果的な力であるがために、20世紀のウィッチの多くは軍組織に組み込まれている。若い少女らを戦争の前線に投入することに対する負い目から、軍におけるウィッチの地位は比較的高い場合が多い。
魔法力は成長に伴い10代の終わり頃にそのピークを迎え、20歳を過ぎると減衰していきやがて行使できなくなる。一部には20代を過ぎても魔法力を有し続ける者も存在するが、ごく稀な例であり、作中では第501部隊の主人公・宮藤芳佳の祖母などが該当する。
(残酷なことに)魔法力を失うに際して、ウィッチはそれに加えて自身の使い魔とも別れを告げることになる。使い魔は精霊的存在であり、魔法力を有した者にしか視認できないからである。
- 魔法力を失ったウィッチは現役を引退することになる。現役引退後の元ウィッチは地上勤務に就くか教官として後進の育成に当たり、また一部は退官して軍を離れる。
ウィッチの能力としては、魔法力を用いてシールドと呼ばれる魔方陣を生み出すことでネウロイの攻撃を防ぐことと、身体能力の向上があり、おおむね全てのウィッチが行える。
元来ごく一部のウィッチは箒などにまたがり飛行可能であったが、飛行装置「ストライカーユニット」の登場によって多くのウィッチが飛行能力を得ることとなった。これと同時に魔法力を伴う銃火器の開発も進み、これらの画期的な技術革新の結果、新たに「機械化航空歩兵」という兵科を成立させることになった。1940年代の現代におけるエース級航空ウィッチは、戦闘機以上の空対空魔法力攻撃を可能とする超人的存在へと進化しつつある。
また、これまたごく一部の特殊なウィッチはその個人に特有の特別な魔法能力である「固有魔法」を有しており、その例として治癒魔法や魔眼、未来予知などが存在する。
ストライカーユニットとウィッチの戦い
ウィッチの武装である「ストライカーユニット」は魔導エンジンを搭載し、両脚に装着することでウィッチの持つ魔法力を増幅させ制御する装備である。ストライカーユニットを用いることで通常時より強力なシールドを展開し、攻撃力を上乗せすることができる。ウィッチの戦闘形態に応じて航空用、および陸戦用が存在する。
- 航空用のストライカーユニット(飛行脚)においては、航空ウィッチが安定的な飛行能力と戦闘機動を行えるようにしたものである。これにより、ウィッチは生身の体では難しかった中型以上のネウロイに対抗することが可能となり、魔法力を伴う銃火器を抱えながら空中で機動的に空戦を行い、強力なシールドを展開してその身を守ることが出来るようになった。
- 陸戦用のストライカーユニット(歩行脚)は飛行能力を持たない代わりにキャタピラ状の移動機構を有している。飛行脚の場合では魔法力の大部分を飛行そのもののために割いていたのが、歩行脚では大火力武装・強力なシールド展開のために用いることが出来る。地上戦における切り札的存在であると言える。
作中で多く登場するのは航空用の飛行脚である。
ストライカーユニットでの飛行時に出現するプロペラは実体のない魔法の羽根であるため、左右の飛行脚や他の物体を至近距離に近づけてもプロペラが干渉することはない。
仕組みとしては、ウィッチから供給された魔法力を魔導エンジンで増幅し、増幅された魔法力は足首部分に相当する位置にある呪符発生機に送られる。ここで生成される飛行用呪符は通常3枚から4枚のプロペラ状をしており、これら非実体の呪術的プロペラが回転することで、ウィッチは揚力と推進力を得る。
大戦以前の従来型の飛行脚・歩行脚は、魔導エンジンを使用者の背中に背負う形で装着していたが、これは場所を取るうえ戦闘機動を制限するものであった。そのため、魔導エンジンの小型化および高性能化の研究が進められ、1936年、宮藤一郎博士が提唱した「宮藤理論」と呼ばれる新技術によってストライカー内部(脚部分)に魔導エンジンを収納し、その位置に来るウィッチの両脚を異空間に転移させることでユニットそれ自体を小型化することに成功した。この宮藤理論を採用したストライカーは大幅な性能向上を達成して技術史の画期となり、以後の対ネウロイ戦線で大きな成果を挙げていくことになる。
「ズボン」
本作品における「パンツのようなもの」は「ズボン」という名称であり、「スクール水着のようなもの」は立派なアウターウェアの一種(水練着)である。
- このスタイルはストライクウィッチーズの世界においてはごく普通のスタイルであるとされる。だから、恥ずかしくないもん!
- 作中においては若い世代の作業着、実用的な服装という扱いになっている。ウィッチを中心とした、両脚にストライカーユニットを装着する際の利便性・安全性を取るための格好であると言えよう。
- もちろん、「スカート」のようなものを着用したウィッチの登場人物も存在する。これは「スカート」ではなく長めの「ベルト」ということになっている。
- 実際のところは、原作者・島田フミカネの上げてくるキャラクターのデザイン(※「ズボン」含む)を最大限に活用するためにスタッフたちが考えついた設定であるという(どうしてこうなった)。
この設定の結果として、映像作品としての視覚的な絵面の衝撃度、情報量、およびコメディストーリーの回における作風(本来は大戦中を舞台にした架空戦記物であるはずの)の破綻っぷりが凄まじいものとなってしまっている。
媒体ごとの違い
作品世界の細かな設定は媒体によって多少の違いがあり、注意を要する。
特に、初期の発表作品である「ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊」シリーズと、2008年放送のテレビアニメ第1期以降を中心とする作品群のあいだでは、作中の世界地図や敵であるネウロイの設定描写などに大きな差異が見られる。また、公式スタッフによる非公式同人誌のみに存在する設定なども存在する。
また、アニメシリーズによってウィッチの使い魔の存在が描かれる場合と省略される場合とがある。SW第1期~RtBまでの戦闘描写を重視する作風の場合、作画上の負担(使い魔をウィッチの数だけ描写しようとすると単純に登場キャラクターが倍増し、作画体力の必要な戦闘描写を圧迫してしまう)を踏まえて使い魔描写がほぼオミットされている。
それに対して、初期OVA及びルミナスウィッチーズでは使い魔が具体的なキャラクターとして登場する。
アニメ『ストライクウィッチーズ』
2008年7月から9月まで放送されたテレビアニメ(第1期)。
物語の主人公・宮藤芳佳は、扶桑の横須賀で母、祖母と共に治癒魔法を用いた診療所を営む少女である。1944年のある日、亡くなったはずの父からの手紙が届いたことをきっかけに、芳佳は父の死の真相を確かめるべくブリタニア連邦へ渡る。そこで第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」に入隊し、ブリタニア防衛及びガリア共和国奪還のための戦いに身を投じることになる。
主題歌
オープニングテーマ
「STRIKE WITCHES 〜わたしにできること〜」
作詞 - 只野菜摘、高村和宏 / 作曲・編曲 - 宅見将典 / 歌 - 石田燿子
エンディングテーマ
「ブックマーク ア・ヘッド」
作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - 橋本由香利
挿入歌
日本語詞 - 鈴木貴昭 / 作詞 - Hans Leip / 作曲 - Norbort Schultze / 編曲 - 長岡成貢 / 歌 - ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(田中理恵)
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 魔法少女 |
第2話 | 私にできること |
第3話 | 一人じゃないから |
第4話 | ありがとう |
第5話 | はやい・おっきい・やわらかい |
第6話 | いっしょだよ |
第7話 | スースーするの |
第8話 | 君を忘れない |
第9話 | 守りたいもの |
第10話 | 信じてほしい |
第11話 | 空へ… |
第12話 | ストライクウィッチーズ |
映画『ストライクウィッチーズ 劇場版』
2012年3月17日に劇場公開されたアニメ映画。
テレビアニメ第1期、第2期の続編に当たり、舞台は1945年の欧州。第501統合戦闘航空団のウィッチたち11名に加え、本作では新たに服部静夏が登場する。
スタッフ
原作 | 島田フミカネ& Projekt Kagonish |
---|---|
監督・アニメキャラデザイン | 高村和宏 |
キャラクターデザイン原案 | 島田フミカネ |
脚本 | ストライカーユニット |
軍事考証・世界観設定 | 鈴木貴昭 |
アニメーション制作 | AIC |
製作 | 第501統合戦闘航空団 活動写真 |
OVA第2作『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』(O.V.A.)
2014年12月から翌2015年7月にかけて発売されたOVAシリーズ。全3巻。
テレビアニメ第2期と劇場版の間を繋ぐ物語である。
関連タグ・項目
スタッフ
- 『ストライクウィッチーズ』において島田フミカネと共に原作クレジットを構成する「Projekt Kagonish」とは、当作品の世界観設計を担当する鈴木貴昭の筆名で、"Kagonish"は"Kampf Geheim Objekt Niederschrift"の略。鈴木によると「私の名前を使っても箔が付かない」と思い、この名にしたという(この件に関するツイート)。
高村和宏 …アニメシリーズ(『ストライクウィッチーズ』『ブレイブウィッチーズ』)の監督を務める
GONZO …初期OVA、テレビアニメ第1期で制作を担当
AIC …テレビアニメ第2期、劇場版で制作を担当
SILVERLINK. …『O.V.A.』および『ブレイブウィッチーズ』で制作を担当
david production …『ROAD to BERLIN』で制作を担当
佐伯昭志 …『ルミナスウィッチーズ』の監督を務める
シャフト …『ルミナスウィッチーズ』で制作を担当
シリーズ各作品タイトル
外伝作品、スタッフによる非公式作品
『スオムスいらん子中隊』 ヤマグチノボル著 既刊3巻(2006年~2008年)
のちにリブート作品が執筆され、『サイレントウィッチーズ スオムスいらん子中隊ReBoot!』として刊行されている。築地俊彦著 既刊4巻(2018年~)
『アフリカの魔女』シリーズ アフリカ戦線、のちに「ストームウィッチーズ」と呼ばれることになる魔女たちの戦いを描く作品群。商業小説および公式スタッフによる同人誌として刊行。
このうち商業刊行された『アフリカの魔女 ケイズ・リポート』は鈴木貴昭著、既刊3巻。
『ノーブルウィッチーズ』 南房秀久著 全8巻
ガリアに設立された高貴なウィッチ部隊、506JFWの活躍を描く。
コミカライズ版は槌居著、全3巻。
『ストライクウィッチーズ零』 全ての始まりとなった1937年の扶桑海での戦いを描く。
『501部隊発進しますっ!』 『502部隊発進しますっ!』 『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』 藤林真著
魔女たちの日常を描いた4コマ漫画。
用語
キャラクター別の二次創作関連タグ
宮藤芳佳
ゲルトルート・バルクホルン
妹服シリーズ きれいなお姉ちゃん だめだこのお姉ちゃん早くなんとかしないと かわいいお姉ちゃん カッコいいお姉ちゃんシリーズ
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ
エイラ・イルマタル・ユーティライネン
ムリダナ(ムリダナ(・×・)) エイラホイホイ サーニャヲソンナメデミンナー
その他501JFWメンバー
黒リーネ エーリカマジ天使(EMT) ペリ犬 静夏ちゃん逃げて ストライクウィッチーズ第7話
502JFWメンバー
pixiv絵師
お姉ちゃん屋さん(新和涼氏)
その他
カップリング
コラボ(クロスオーバー)タグ
⇒偽ストライクウィッチーズ参照
関連作品・ジャンル
ストライクウィッチーズ1991 ストライクウィッチーズ1940
アリス・ギア・アイギス:島田フミカネ氏がキャラクター監修&キャラクターデザインを担当しており、本作品とのコラボが行われた。このうち、前編が2018年12月20日~2019年2月1日まで開催。ログインボーナスとして前編後編で2人ずつ本作のキャラが貰える。前編は芳佳とリーネ、後半はゲルトルート・バルクホルンとエーリカ・ハルトマン。
2021年8月26日からは追加エピソードで坂本美緒&ペリーヌ・クロステルマンが参戦。