501部隊概要しますっ?
正式名称は『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』。
「4コマnanoエース」Vol.1〜Vol.18(2011年4月号増刊〜2012年8月号増刊)にて連載された漫画作品。
島田フミカネ&Projekt Kagonishが原作、藤林真が漫画を担当。
内容は宮藤芳佳たち501部隊のドタバタな日常を書いた4コマギャグ漫画で、各キャラクターのはっちゃけぶり(特にこの人たち)が本編よりも強くなっている。
その他、大きな特色として他の作品(本作と同じスピンオフギャグ漫画含む)でも基本描写されるネウロイとの戦闘が描かれない…所かほぼ出現せず、本編中にもほとんど出てこない(出撃シーンや帰還シーンはあるので全くの皆無というまけでもない)。その結果上述の理由も重なり「戦場の方が安全」、「助けてネウロ~イ!」と言わしめる程。
ファンからの通称は「発進します」、或いはそれを前述のネウロイが全く出てこない事にかけて「発進しません」(一応「501」と呼ばれる事もあるが、他のウィッチーズ作品と被る為にあまり使われてはいない)。
501部隊シリーズ化しますっ?
その後、ワールドウィッチーズの各作品を元にしてシリーズ化されていく。著者はいずれも『501部隊発進しますっ!』と同じく藤林真氏である。
- 『ストライクウィッチーズ劇場版 501部隊発進しますっ!』
『ストライクウィッチーズ 劇場版』を元にした作品。
発進しますっ!シリーズにて始めてネウロイとの戦闘シーンがまともに描写された。
「4コマnanoエース」にて2013年1月号増刊から10月号増刊まで連載。
その後、4コマnanoエース休刊に伴い「月刊少年エース」に移行し、2013年12月号〜2016年2月号まで連載。
単行本は全2巻。
『ブレイブウィッチーズ』を元にした作品。
「ヤングエースUP」にて2016年10月18日~2017年6月27日連載。
単行本は全1巻。
『サイレントウィッチーズ スオムスいらん子中隊ReBOOT!』を元にした作品。
「ComicWalker」にて2018年9月19日掲載。だが、試し読みだけの打ち切り状態。
- 『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!続☆』
「ヤングエースUP」にて2018年12月11日〜2019年7月2日連載。
唯一元になっている作品がないオリジナルストーリーとなっており、501部隊が再結成されるまでの受難を描く。
単行本は全1巻。
「ヤングエースUP」にて2021年12年1月20日から連載開始。
『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』を元にした作品。だが、2話で打ち切り状態。
501部隊アニメ化しますっ?
2018年にアニメ化が発表された。1話15分枠のテレビシリーズが2シーズン、短編劇場公開作品が1本、それぞれ制作されている。
いずれも原作漫画の絵柄が(藤林真氏が徐々に上達していく部分も含めて)忠実に再現されているが、それ故にアニメ本編とメインビジュアルやOP・EDなどで描かれるキャラデザは全く異なるものとなっている。
- 『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』
2019年4月〜6月にTOKYOMXやAT-Xなどで「異世界かるてっと」との抱き合わせとなる形で放送されたテレビシリーズ。2020年1月〜3月に「異世界かるてっと2」と抱き合わせで再放送された。
本編終了後には「山川美千子のウィッチーズ講座」としてみっちゃんが作中に登場するウィッチ達を解説するミニコーナーがある。
TV放送では尺の関係で本編の一部とウィッチーズ講座がカットされており、完全版は各配信サイトで視聴可能となっている。
また、アニメオリジナルで1話〜6話が『ストライクウィッチーズ』、7話〜12話が『ストライクウィッチーズ2』に当たる話と設定され、7話から一部キャラの服装や背景などに変更が加えられている。
- 『ストライクウィッチーズ 劇場版 501部隊発進しますっ!』
上記のアニメ終了直後に公開が発表、2019年10月4日から全国で上映開始された短編映画。
30分と短めの上映時間であるため、2巻合わせて200ページ以上にもなる漫画原作の内容は半分以上もカットされており、501以外の登場人物は服部静夏、ハイデマリー、山川美千代の3人のみとなっている(あまりに端折り過ぎた為か、作中ではエイラがこっそり漫画原作の宣伝をしている)。
なお前述の通り正式に発表されたのはアニメ放映終了後であるのだが、とあるサイトではあろう事かアニメの放送開始直後に誤って本作の情報が公開されてしまい、本作の予告ではハルトマンがその事をネタにしていた。
2020年秋に放送された『ROAD to BERLIN』の翌シーズンに当たる2021年1月より放送開始されたテレビシリーズ。
501部隊と502部隊(ブレイブウィッチーズ)のコラボ作品。
原作の『501部隊発進しますっ!続☆』と『第502部隊発進しますっ!』をアニメーションにした内容で、501部隊側と502部隊側のストーリーが交互に放送される。
各回の本編終了後には、「山川美千子のワールドウィッチーズ講座」というタイトルでみっちゃんが作中に登場するウィッチについて解説するミニコーナーが設けられている。
501部隊登場人物紹介しますっ?
第501統合戦闘航空団
「今そこにある危機っていうのはわかったよ」
みんなの主人公であり501が誇る心優しいオカンだが、苦労人過ぎる故か毒舌属性を獲得してしまい、原作と比較すると発言に容赦がない。
基本的に暴力的手段には訴えないタイプだが、何かとストレスが溜まりがちであるためか黒い発想がチラつくこともある。501の食事事情の要(坂本少佐に他のメンバーから訓練の時は料理を作る体力は残してくれと陳情するほど)。
治癒魔法は原作以上に頻用されており、主な用途としてはしっぺ返しで半殺しにされたシャーリーとエーリカ(たまにルッキーニも)の治療。またエーリカの部屋の片付けの時のアクシデントで治癒をかけた際に散乱したジャガイモが蔦を生やしたり、ハロウィンの時にシャーリーに使ったら彼女が被っていたジャック・オ・ランタンの中身が復活してシャーリーが危うく窒息しかけたりと、植物にも有効である等何気に原作よりも高性能。
おっぱい星人ぶりも変わらず健在で、話が進む事に悪化していき終いには全く隠さなくなった(後述で飛べなくなった際、抱えて飛行する時に頑なに抱っこを要望したり、大浴場でシャーリーの生乳をガン見して、”ガチ目な扶桑人気質の坂本少佐”に「何事もほどほどが肝心だな…」と言わせるほど)。
また本作では原作第二期ラストでの魔力消失が俗にいう「大本営発表」となり実際にはコントロール不能となっただけで魔力自体は保持したままの状態で劇場版の物語に突入している(なおコントロール不能時期には"ケガ"ではなく"毛が"治っていた模様)。
「先っちょ!先っちょだけだから!」
宮藤と同郷の上官。
原作では厳格で決断力にあふれる武人であったが、本作では場の空気に流されがちな扶桑人的性格になっており、巻き込まれる形で被害を受けることが多い苦労人。
一方でかなりの天然でもあり、自身の発言で無意識に事態を悪化させてしまう事も少なくない。
生粋の鍛錬オタクで早朝から鍛錬にいそしんでおり、その騒がしい音を目覚まし代わりに活用している者もいる。
基本的に散髪は自前の扶桑刀を使用していた。
なお、作画ミスにより発進しますっ!本編中においても眼帯をつけていないコマがいくつか存在する(該当箇所はアニメでも修正されていない)。
「我々は軍人だ! 逃げるなぞあってはいかん」
原作通りのカールスラント人らしい厳格な軍人だが、漫画ジャンルの都合鉄拳制裁の殺傷力が向上しており、たまに流血沙汰になる。
数少ない強力なツッコミができる人材なのでほぼ毎回出番があり、宮藤と一緒になって自由人の制圧に当たることも多い。
故にトラブルメーカー達に振り回される事も多いが同時にしっかり気にかけてもいるようで、特にエーリカの事は大事に思っているらしく、自室でゴミの雪崩に巻き込まれて押し潰された際には普段の姿から想像も出来ないほどの慌てっぷりを見せていた(当のエーリカは無事などころか中で寝ている有様だった)。
劇場版では3バカのうち2人が欧州に行った事でエーリカとの絡みが増え、まるで彼女の世話係かのような光景を見たハイデマリーからは夫婦呼ばわりされている。
(後述のハロウィンと運転の時を除いて)基本常識人であるが重度のシスコンであり、妹のクリスのことになると人が変わる。
その暴走度合いは普段悪ノリしているシャーリーが終始ツッコミに回ってしまうほど。
そしてその矛先は徐々に宮藤に対しても向けられるようになっていき、ついには姉を自称するようになる。劇場版でもその暴走は続いている……。
「他の人が言ったら営倉行きよ」
501部隊の隊長であり、鉄拳制裁担当その二。最年長というわけでもないのに年齢ネタで弄られまくっており、そのたびに不埒ものを血祭りにあげている(ちなみに最年長は坂本少佐(20~21)である。またミーナと同年齢のバルクホルン(18~19)は特に弄られた事はない)。あと坂本少佐に手を出した場合もひどいことになる。
劇物を常用する殺人的料理センスの持ち主(ただし、繊細で手間のかかる工程な上失敗が外見にはっきりと出るためわかりやすいバームクーヘンだけは例外的に安全に作れる模様)であり、そのくせ妙に料理をしたがるせいで犠牲者が絶えない。
基本的には坂本少佐の事を気にかけているが、誤って消毒用エタノールを飲ませて吐血させたり後述の缶開けの際に匂いでぶっ倒れた時には軽く流しているなど、どうにも暴走している時には扱いがおかしい。
ちなみに彼女が本気で怒ると世界から一瞬全ての争いがなくなる。
「めんどくさーい!!」
501部隊最多の撃墜数を誇るエースであり、シャーリーと並んで最大のトラブルメーカー。
原作でも見せていた壮絶な汚部屋ぶりが悪化しており、死人が出かねない規模の雪崩が発生するほどになった、
しかしながら他の人間が暴走する回ではツッコミに回ることも多い器用なキャラ(劇場版では特にシーンによる切り替わりが顕著)。
真夏の暑い日には501のクーラーとして固有魔法シュトルムを酷使されている。
お風呂でシュトルムバブル風呂をする癖がある。(どう見ても屁です。本当にありがとうございました。)
本編とは違い貧乳を気にしているらしく、しばしば巨乳に敵意を向ける。
また、過去に何かやらかしているようで料理をする事は書面で禁止されている模様。
ちなみに妹のウルスラと同時に登場した事はない(というより、発進しますっ!シリーズでウルスラが出たのはスオムスいらん子中隊でのみ)ものの、エーリカは勉強する時などにしばしば眼鏡をかけており、当然その時の見た目はウルスラにそっくり。
「ふふふ陰謀は国技だからね」
501部隊最速の飛行能力を見せるエースであり、トラブルメーカーその二。
原作では大人の余裕を見せる良いお姉さんであり、バルクホルンとライバル関係にあったが、こちらではエーリカと良いコンビではしゃぎ、そして顔を凹まされている。
ルッキーニの姉貴分として優しさを見せる一方で、彼女が子供であることを盾にして悪ふざけに利用することも多い。
後買い出し時の運転が荒すぎるためほかのメンバーから恐れられており、同行するメンバーは毎回じゃんけんで負けた者たちが名乗り出る形となっている。
その運転の粗さを示す実例として漫画では同乗した宮藤・バルクホルン・リーネの三人が無自覚に臨死体験(それぞれ「川下り」、「うっそうとした森をぬけた」、「お花畑を通った」とあの世への道を通りかけている)をしたことが明確に語られている。
「あたしやりたい! やーりーたーいー!」
501最年小のトラブルメーカーその三。
ただ本作の悪ふざけはバイオレンスな制裁とセットであるため、まだ幼いルッキーニがはしゃぐ機会は少なく、そのため出番もやや少なめ。
劇場版以降ではそのような制裁をする者が身近に居なくなった事もあり、シャーリーと共に暴走する機会が増えている。
真冬の寒い日には501のヒーターとして固有魔法光熱を酷使される。
元々イタズラ好きのやや自由奔放な性格なので、原作との乖離が少ないメンバーの1人。
「芳佳ちゃん戦おうよ現実と」
原作でもちょいちょい垣間見えた黒さが本作では全開になっており、3バカですら手を出せない影のドン(弱みを写真という形で握られている。ちなみにバルクホルンも)で、マルセイユが「501で一番強いのはハルトマン」と公言した際、エーリカ(とシャーリー)は恐る恐るリーネに確認取った後に申し訳なさそうに肯定している。
出番は少なめだが強烈な印象を残す言動が多い。
本作では国柄なのか料理が料理がかなり大雑把(キャベツを丸ごと茹でるだけで料理を終えたりなど)であるが、バルクホルン曰く「これでも(501では)まだまともな方」らしい。
501解散後はペリーヌと共に解放されたガリアの復興に携わり、劇場版ではネウロイとの戦いで親を失った子供達の世話をしている。
そのおかげか性格もだいぶ丸くなったようで、以前のようにドス黒さを表に出すような事はなくなった。
ただし料理の腕は相変わらずの模様。
「ネウロイは来ない!」
無傷のエース。基本常識人であり、それゆえに被害者枠。
未来予知の期間や占いの精度が原作よりも大幅に向上、集中すれば数日先のことも見通せるほどだが、分かっているのと回避ができるのは別ということで、超高性能なフラグ設置に役立てられているのが現状。
相変わらずサーニャの事となると暴走しがちだが、一方でおっぱい星人としてのは面は鳴りを潜めている。
ちなみに、『ワールドウィッチーズ発信しますっ!』のオープニングでは、501と502が握手するシーンでは、唯一相手がいなく手を差し出してそのままズッコケるという不憫な目にあっている(何故戦友のニパとの握手がリーネだったのかは不明だが、おそらくとある部分関係だと思われるが…)。
「じゃがいも踏んじゃった…」
夜間哨戒任務に従事している不思議系少女。
他の隊員と生活リズムが異なるため登場機会が少ないが、それゆえに被害も少なく、キャラ崩壊が一番軽度で済んでいる。
もはやストーカーと化しているエイラには困らされる事も多く、そのためか彼女に対しては容赦がない。だが、エイラが風邪を引いた時は任務中ずっと心配しているなど、本編と同じく大切に思っている……はず。
「うまうま まるまる! このペリーヌにお任せください!」
サーニャのような事情が無いにもかかわらず、何故だか本作では活躍機会が非常に少ない人物。
出オチ要員と化しており、登場する時はほぼ間違いなく少佐絡み。
アニメでは原作唯一の主役回(&坂本少佐とのある意味?ロマンス回)が丸々カットされてしまい、更に影が薄くなってしまっている。
その他
「凄いことだね芳佳ちゃん!」
宮藤のはとこで幼馴染で親友。何故か巨乳になった。
欧州に向かう前に宮藤に501のメンバーについて語っていたが、どれもプロパガンダの情報の為、欧州に到着して501の面々と対面した宮藤にプロパガンダの恐ろしさを痛感させた。
前述の通り、アニメでは本編後に501メンバーを解説する「ウィッチーズ講座」を行っている。
しかし内容はやはりプロパガンダを元にした解説だった他、〆の言葉が常に「すごーい芳佳ちゃん」だったりする。
「どうしたの!?そんな泣きそうな顔を!?」
「戦場のフラッシュバックかい!?」
芳佳の母と祖母。
(宮藤が真実を言わない事もあって)みっちゃんと同様プロパガンダの内容を本当の事と信じており、宮藤が激戦区にいるものと思い込んで彼女の事を気にかけている。
基本的にちょい役ではあるが、母の清佳は何気に発進しますっ!本編、劇場版、続☆と501メンバーが主役の作品では毎回必ず登場している。
「不本意ながら尻使いは私が世界最高ってことで」
自称ハルトマンのライバル。
宣伝目的で501基地に訪れる。手土産代わりに途中で遭遇したネウロイを倒したが、そのネウロイ目的で寝ずの番していた一同の反感を買い、自己紹介で舌打ち(アニメでは声での演技に交じってガチのモノが……)されたり盛大にため息を吐かれたりと申し訳なさから本編とは逆にお詫びにサインを書こうとした。
妹のクリスの為にサインをねだられた事がよほど嬉しかったのか、バルクホルンの事を気に入ったらしく、後述の電話を受けた際には犬のように尻尾を振って喜んでいた。
元々の性格もありキャラ崩壊はあまりなく、そればかりか基本振り回されるポジションであった為にむしろ原作よりも人当たりが良い性格として書かれている(バルクホルンへの罵倒もサインをねだられた際の照れ隠し的な発言になっているなど)。
「ちょっとマルセイユ!シッポふらないでよ!砂埃が!」
「もう駄目です…ッ」
「へ?ヤ、ヤボール!」
マルセイユが所属するアフリカの部隊ストームウィッチーズのメンバー。
501では猛暑日により扇風機の如くエーリカのシュトルムが酷使される中、暑さへの対処法を相談するべくバルクホルンがマルセイユに電話をかけるシーンで登場。
野営地で物陰に居た為に参考になるアドバイスは出来ないと返答するも、直後にマルセイユが飲んでいたビールを零してしまい、圭子が一日かけて書いた書類をびしょ濡れにしてしまった上、この時の悲鳴を聞いたバルクホルンは出現したネウロイに襲われたと勘違いをしてメンタルケアセラピーを受けなければならない程に精神を病んでしまう(ちなみに当のマルセイユは転身と言って逃げようとした)。
後日、バルクホルンが圭子に安否の電話をかけるも、理由が理由過ぎる為に真実を話すことが出来ず、嘘をついた事に耐えられなくなった圭子は真美にお酒を頼んでいた。
なお、501と同様アフリカにもネウロイはほとんど現れないらしく、圭子は最後にネウロイを見たのがいつか思い出せなかった。
「ぐッ!なんて肌にビリビリくる圧迫感だい!」
かつて坂本少佐も修行を受けていた老人のウィッチ。
夏バテしている501に活を入れるべくミーナと坂本の要請で家事ばかりで軍事訓練の足りていないと判断された宮藤とリーネ、そして穀潰し生活をしているエーリカ(※原作ではペリーヌだったが変更されている)の3人の再訓練を行う。
彼女のかせる修行は厳しいものであるが、マルセイユの広めているプロパガンダでエースとして有名なエーリカを引率だと思い込み、更にはエーリカの口車に乗せられて一番指導すべき彼女を休ませてしまうなど、どうにも天然な部分が垣間見える(しかし、エーリカは二人の報復を恐れてちゃんと訓練もする)。
とはいえ指導自体はしっかりしているようで、1日も経たずして3人のチームワークと団結力を高めて送り返した(結果、3人には内緒でバーベキューをしていた夜間哨戒組とバルクホルン以外の5人が訓練所送りになった。しかし劇場版での描写ではペリーヌは訓練所に行っていないという扱いになっている)。
「ありませんよ…そんなもの」
501に勤務しているウィッチ専門の女医。
…なのだが本作では大抵の怪我は宮藤が治療してしまう為、医務室ごと無用の長物となってしまい、何もしていないのに給金を貰っている事を嘆いていた。
宮藤が魔法のコントロールを出来なくなってからは出番が増えたものの、皆(主にバルクホルン)が制裁の手加減の仕方を忘れてしまった為に頻繁に重症患者の対応をしなければならなくなり、かなり複雑な心境だった模様(シャーリー曰く「悲喜こもごもな顔をしていた」)。
「わっ、私の意識よしっかり!」
坂本少佐の教え子。劇場版に登場。
宮藤に憧れを抱いているが、どこかずれた天然な言動が多い。そしてめちゃくちゃ方向音痴。
初登場で遭難からの保護、2度目で芳佳と初対面するが即時補導され、2度目の対面で初見を装った。
宮藤の欧州派遣に同行するが、とくに問題なく欧州に到着し、仲違いする様子はない。
「これって裏口入学なのでは?」
カールスラントのナイトウィッチ。劇場版に登場。
おそらく、作中でもっともキャラ崩壊のない人物。と思いきやオブラートに包むことを知らない月光の剣。主にバルクホルンの暴走に対して(言葉の)釘を刺しまくる。
何気に初めて“ネウロイと交戦した描写”が存在する。
宮藤の胸に対する邪な気配を察してか、対面した際は遮蔽物で胸を隠していた。
なお、劇場版の後もサン・トロン基地に勤務している模様(続☆の単行本にて加筆されたコマで判明)。
「ネウロイの巣戦では見せられなかった赤ズボン隊ここにありって示さないと」
「向こうには凄い量の無駄なものがあるから仕方ないって!」
「現場に向かう前に高速射砲でやられたじゃないですか新型」
第504統合戦闘航空団所属の「赤ズボン隊」の三人組。劇場版、フェルナンディアは続☆にも登場。
ヴェネツィアでレガタ=ストリカの練習しようとした時に、シャーリー&ルッキーニと遭遇。フェルナンディアは治癒魔法が出来るため、シャーリーらに回復役として連れて行こうと画策されていた。
「エイラ!書いてないぞ!どういうことだよ!」
「聞いてましたよ 聞 い て ま し た よ」
言わずと知れた第502統合戦闘航空団の2人。劇場版で登場、続☆にもちょっと出た。管野直枝と変態も名前だけ出た。
エイラとサーニャの2人がサーニャの両親捜索の際に502に慰留したため、ちょっとだけ登場した。
ニパの不幸度が原作準拠かそれ以上の為、墜落数が事故を含めて洒落にならんのでエイラの書く「ニパのついてない日記」をサーシャが凄く頼っていたが、急遽エイラが502の元を去ると聞いて絶望的な表情をしていた(ニパはエイラから「お前に明日以降の未来はないから」と言われ「死ぬのか?」というやはり絶望的な表情をしていた)。
「おかえりなさい」
坂本少佐の従兵。劇場版に登場。
戦艦大和に艦上機で到着した坂本少佐を出迎える。出番はわずか。
- 有紀(ゆうき)
「あ はい こちらこそです 有紀兵曹長であります」
空母天城の搭乗員の若い女性士官。階級は兵曹長。劇場版に登場。
艦内では最古参であり、宮藤が釘付けになるほどの巨乳の持ち主。
本編に登場しないオリジナルキャラではあるが、本編には結城(ゆうき)兵曹長という年配の男士官が登場しており、名前の読みや階級などから彼がモデルと思われる。
「辛い家庭環境で育ったんだね…!」
ヘルウェティアのローザンヌ医学院に通う女生徒。『ROAD to BERLIN』に登場。
宮藤の親友で、家庭(501部隊)の出来事(勉強したくても家事しかしてもらえない等)を本当の家庭の出来事と勘違いし、酷い仕打ちを受けていたと勘違いする。
「ウィッチとからんだ」「すげぇ」「まじか」
概要の通りテレビ版を基にした本編ではほとんど出てこないが、最終回にてほんの少しだけ登場。
いろいろあって(※作中でも本当にこの一言で済まされている)決戦兵器大和を取り込んだものの、とある要因から坂本少佐が乱発していた烈風斬の一発が偶然当たった事であっさり撃破された。
一方、劇場版ではそれまで出番がなかった鬱憤を晴らすが如く度々登場しては大暴れを見せている。
そして『ROAD to BERLIN』第一話にて遂にウイッチ達との本格的な戦闘が描かれた…のだが、真面な戦闘が行われなかったこれまでとの違和感に、一人悩む宮藤の剣幕に思わずビビって退散してしまった。
前述のストームウィッチーズの件や続☆、502部隊発進しますっ!などのシリーズ作品での描写からすると、どうも501以外でもネウロイが出現及び交戦する事はほとんどないらしく、他の部隊も粉飾ネウロイ決済を行なっている疑惑がかけられている。
501部隊騒動しますっ?
※シリーズ作品まで含めるとあまりに多過ぎてしまう為、ここでは『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』及び『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』(続☆)内の描写のみ(+事実上の最終話)に絞る。
・メンバーに振る舞われるミーナ中佐の黒い(アニメでは紫色)特製料理(本編中で確認できるだけでも二人も吐血して突っ伏している)。これにより、厨房は「関係者(宮藤)以外ノ立入ヲ禁ズ」の看板が立てられる。最終的にネウロイの襲来を聞かされシャーリーとエーリカは出撃に感謝する。
また、後述の買い出し回では昼食を軍用食で済ませたハルトマンに対してエイラが説得に回り、その結果ミーナが思いついた結論「臭いものほどおいしい」を聞かされる。その結果、さらにエイラまで悪乗りしだして缶が変形しているシュールストレミング(エイラ)とアンモニア(ミーナ)という最悪コンボを使いエーリカは絶叫、その後、缶と蓋が開かず坂本に蓋開けを頼まれ本人は止めようと思うが、その声にやむなく承認(エーリカは激昂するが、坂本がやむなく対応した)、案の定、最悪コンボで坂本は失神、たまらず飛び込んだペリーヌにエーリカに止められ最終的にペリーヌがラジオで戻るようメッセージを送る始末となる。そしてオチとしてリーネが料理が作る相手がミーナだと推理したことを聞いた買い出し班(宮藤、シャーリー、バルクホルン)は落ち着いたようにゆっくり落ち着いて外食を取りのんびり帰ることになった。
なお、この時リーネは買い出し班を決めるじゃんけんに勝っていたのに自ら立候補したため出発前からうすうすこうなることを予想していた模様で、エイラに関しても(自らミーナの犠牲に巻き込まれたくないと判断してと宮藤が食べさせていた納豆などおいしい発酵食品に感化されていたか)わざと彼女に乗ることになり登場していないサーニャとルッキーニは寝ていた恐れもある可能性大でペリーヌも気づいたのは後述の坂本の危機を知ったため)結果、最終的被害者はエーリカだけである。
その後、漫画で描かれた後日談にて処理にあたった宮藤とバルクホルンが防毒マスクを着用している。また、ワールド3話ではペリーヌの支援物資を届けるため宮藤とバルクホルンが向かうことになったが突エーリカも同行を志願、バルクホルンは「遊びじゃないぞ?」と言われるが、彼女は『こっちこそだよ!二人が抜けると私の食事がミーナ担当に!』と前シリーズにおける彼女の実情を明かした。
・救護訓練中に顔の型を取った上に服を無断借用するなど、本編より悪化したエイラのサーニャへの愛情。
そのためかサーニャからエイラへの扱いが地味にひどくなっており、本人曰く「友達」であるエーリカには渡している部屋の合鍵をエイラには渡さず、夏場の夜間哨戒時には涼しくしてほしいのでエイラではなくエーリカをパートナーにしてほしいとまで言われてしまっている。
・上述した暴走ドライバーシャーリー。
それにより、ある給料日兼買い出し日にミーナの勘違いで運転を阻止出来る大義名分を得たバルクホルンと宮藤に部屋に押し入られて拘束される。ミーナの誤解とバルクホルン達のやり過ぎの反省により、ミーナに運転を注意されて解放されようとしたが、失言でミーナに制裁を受けてその日は運転できなかった(その後の展開は後述に)。
ちなみに、エーリカは一部始終を見ていて「戦友を見捨てない」と思いつつも「だから、宮藤戦友側に付く」とあっさり見捨てた。
・本編以上に肥大化するペリーヌの坂本少佐へのストーカー化。
恐ろしいことに早朝から自主練をしている坂本少佐よりも早く起床しているとのセリフも……。更にペリーヌだけではなくミーナの坂本少佐へのストーカー化が増しており主な例としてワールド3話ではエーリカが何となく行った発言に怒り魔力だけで窓を割る、ガリア復興を考え顔出しパネルに坂本少佐の顔が見えていなかったことに気づき穴をあけようと思い(当初宮藤がナイフで開けようと思ったが慌てたバルクホルンとエーリカの2人に止められ)バルクホルンがノコギリで開けようと思った時、ミーナが通りかかるも坂本少佐の顔からノコギリが出てきたためたまらず失神してしまう。
・坂本少佐+αによる烈風丸(扶桑刀)の私物運用。前述のミーナ&エイラによる凶悪コンボを開けるための缶切り&ビンの蓋開け(但しこれを頼んできたのはミーナとエイラである)、後に語る散髪騒動のハサミ、朝の素振りに使う木刀とその運用は数知れず、しまいには宮藤も暖房用の薪割りに使うため斧か鉈代わりとして借りる始末。
・坂本少佐の散髪騒動。急用で嫌々離れるミーナ中佐の代わりに(来なくていいと言われたにもかかわらず)やって来たシャーリー、エーリカ、ルッキーニが行うが、ルッキーニが二度もやらかす。宮藤の治癒魔法で事なきを得たが、ミーナ中佐の怒りを買った三人は、床に頭以外生き埋め状態になる(そばに「髪を切っていい」という看板を立てられる)。しかし被害者のもっさん当人も最終回でこの三人の内の一人に後述の騒動をやらかしてしまう…以後後述。
・事実上犠牲者役に当たる宮藤の回復の酷使。大概いつものシャーリーやエーリカ達への鉄拳制裁が主だが前述の坂本散髪騒動においてはミーナとペリーヌの二人が髪の切り方に失敗後回復してミリ単位での微調整にこだわり悪乗りしてしまい最終的に怒った宮藤はすぐに切って二人を落ち込まさせるというオチとなる。また、大掃除回ではエーリカがゴミでつぶされてしまい彼女を助けるためバルクホルンが回復を頼むが放置していたジャガイモから芽が出てしまった。
・前述の宮藤の回復魔法の酷使も思えるがこれ以外にも「ミーナの能力を寝ているメンバーの様子を見るべくレーダーを発動させ所在を確認したり、後述の坂本の奇行(乾布摩擦)を無視しようとした宮藤を見つけ問い詰めるために使う」、「寒い冬の日、ルッキーニの光熱を暖房代わりとして使う」、「同じように熱い夏の日、エーリカの疾風を冷房代わりとして使う」、「後述のシャーリーとエーリカの『太った発言(という固有魔法)』をしたバルクホルンにたまらずシールド展開」、「買い出しに行くとき(シャーリーの運転を危惧してか)ジャンケンで勝つためエイラが予知を使う。その後、前述の理由によりリーネが自ら名乗り出た。大掃除で予知を使いごみを分別する」「ほぼ確定で行う怪力バルクホルンによる鉄拳制裁、大掃除で崩れたゴミからエーリカを助けるため怪力で瓦礫で支える」「ルッキーニ捜索のためにサーニャのレーダーを使う」、「リーネが訓練のために簀巻きにした(された)エーリカを至近距離で固有魔法まで使って狙う、同じく訓練でネウロイに見立てた高速移動するシャーリーのヘッドショットギリギリを狙い撃つ」、「冷蔵庫を動かすためルッキーニによるペリーヌの鼻にコンセントプラグ挿入事件や、電気の届いてない屋敷で電話を使うためにペリーヌがトネール発電で通話(双方劇場版)」のように(戦闘が以外での使用が難しい坂本少佐の魔眼以外の)全員戦闘ではなく私用での魔法の行使…もっとも、前述の通り戦闘シーンがほぼない作品である為にこうなってしまうのは仕方ないと言える。
更にワールド第1話では宮藤が揚げ物の油跳ねを護るためシールドを展開する。魚に治癒魔法をかけて新鮮な状態にするなど私用での魔法の行使が増長している。
・エーリカによる汚部屋ネタ。一回バルクホルンの提案で大掃除をすることになり、逃げだしたエーリカに掃除役(宮藤とバルクホルン)が抑えることになり、偶然起きてきたエイラとサーニャが顔を出すとそこで二人が見たのはロープで縛り猿轡をつけられたエーリカがおり、その足元に麻袋、さしてそれを見ていた宮藤がピッケル、バルクホルンがスコップを持っていた。二人は止めに入るも宮藤が「大掃除するだけですが?」と聞きエイラが「スイープを!?」と驚愕していた。
部屋に向かう途中、バルクホルンに部屋の様子を「鳥の巣の様だ」と例えられてメルヘンなイメージを抱いたエイラだったが、実物を見て瞬時に幻想を打ち砕かれる。サーニャがエーリカのスペースに入ろうとして地雷(ジャガイモ)を踏んでショックを受ける(事実第1話では宮藤も被害に遭った)。その後、苦労の末に部屋を掃除し終えたが、直後にやって来たリーネからエーリカの取材のために勲章を用意してくださいと伝言を聞くが、その勲章が山積みになったゴミ袋の中にあることが判明。なんとか見つかったが、ゴミをすべて出したため結局ふり出しに戻る。
501が解散になる際、自身のゴミの山を501の史跡として遺そうと主張するも当然そんなことが認められるわけが無く、あっさり焼却処分される。
・たびたび行われるミーナの年齢詐称騒動。主な例を挙げると上層部主催の佐官へのパーティーにミーナと坂本少佐が赴くことになり(この時のパーティー衣装は坂本少佐はミニスカの和服、ミーナはアニメでおなじみ「リリー・マルレーン」のドレス)、宮藤とシャーリーが入って来た時、宮藤は褒めていたが、シャーリーは「基地に新型の人型ネウロイが!!」と叫ぶ。その声に駆け付けたエーリカは「これは無理ゲー」と言って鉄拳制裁を喰らい、その後車に乗って会場に赴くが、いつの間にか3バカに車に空き缶を付けられており、「舌の根の乾かぬ内に!!」と激怒する。前述の坂本散髪騒動で最初刀で髪を切ろうとして慌てて止め、あえずフードをつけて切ってもらう時、坂本少佐が「なんか母親みたいだな。」と述べミーナは例の表情で「他の人が言ったら営倉行きよ」と発言。その直後、上層部からの呼び出しを受けは言ってきた宮藤が、布をかぶせて刀を持っていたため「せ、切腹っ!?」と驚かされる(その直後、ミーナは珍しく言い訳を述べていた)。
・上記のパーティーでミーナ達がいない間にサボろうとする3バカ。だが、何故かバルクホルンは止めるどころか宮藤と一緒にケーキを作ろうとサボる始末。存分にサボり始めた3バカだったが、いつもと変わらないことに気付いて(バルクホルンはそれを見越してあえて止めなかった)嘆き、今度はミーナと坂本少佐の部屋を探索しに行って見てはいけない物(ミーナの部屋で3バカそれぞれの名前が付いたぼろぼろのぬいぐるみと少女趣味な衣服でいっぱいのクローゼットを、坂本少佐の部屋で直前に煽ったせいで泣いてしまったペリーヌがベッドで泣き続けている姿)を見てしまう。この一件で三人は日頃の生活を反省して改心し、パーティーから帰って来たミーナと坂本少佐(ミーナの顔や服は返り血だらけで、坂本少佐の顔にはキスマークだらけであった)は3バカの変貌に驚愕し、すぐにバルクホルンと宮藤に恐怖政治を疑うも「何もしていません」という満面の笑みでいわれたが、その言葉を信じることができなかった。
・エーリカがあろうことか汚部屋でストライカーを「紛失」してしまう。
・策士として頭が働きまくり、降りかかる危険をサーニャの写真で買収したエイラの予知を利用して回避するという腹黒さ全開のリーネ(アニメOPではミーナ共々、ドス黒いオーラ全開)。そして、わざとか天然か分からない躊躇いの無い狙撃(ヘッドショット)。
・珍しくエイラとサーニャが喧嘩。宮藤が止めに入るが手に包丁を持っておりエーリカは困惑する(実はこの時エイラが風邪をひいており、サーニャはエイラの代役として宮藤と一緒に夜間哨戒を頼み、この事でエイラとサーニャが口論になった。なお宮藤が包丁を持っていた理由は単にエイラに夕食を運ぼうとしたため)。
その後、エイラが倒れた時、心配したハルトマンと坂本少佐は見舞いに行き、帰り際にエーリカは大量のサーニャのお面を持ってきて寝ているエイラの顔の周りに置く(暗くなると目が光る蛍光塗料仕様)。その後、夜間哨戒が帰ってきたサーニャが様子を見に行くとそのあまりの光景にショックを受ける。そのことに完全にブチ切れたエイラがフル武装して「ハルトマンはどこに行った!?」と言って隊長室に押しかけ、ミーナはたじろぎ当人は机の下に隠れていた。
ちなみに、エイラはサーニャと喧嘩したことで落ち込み、坂本少佐に励まされるが、坂本少佐の「ミーナに美緒の為!って銃を突き付けられたことがあるが、関係に壁なんて出来てないぞ(※1期8話参照)」という発言に「それ喧嘩じゃなくて事件じゃないか…」「レベル高いな!?」とドン引きした。
・ハロウィンのことを知らない宮藤のために、シャーリーとルッキーニがやり方を実践するが、部屋に訪れては押し入ってお菓子を強奪するため「野盗のお祭り」と勘違いされる。ちなみに、エーリカはバルクホルンに事前に手を打たれてゴミ捨て場に監禁される(バルクホルンは宮藤が発見するまで放置していた上に、発見した後はその場から逃亡していた)。
・遅すぎる宮藤歓迎会。色々あって大分遅くなり年末に催され、宮藤は別室で待機させてミーナ達は準備を始めるが、エーリカとシャーリーの悪ノリやミーナの料理などで嫌な予感しかしない宮藤は「ネウロイ来ないかな」と笑顔で願ったほど。
歓迎会では、エイラが夜間哨戒の名目で逃亡(料理は持って来るなという言付け)し、シャーリーとエーリカも逃亡を図ろうとして椅子にロープで括られる。最終的に宮藤とバルクホルンしかいなくなり、出来ればやり直したいと懇願したバルクホルンに対し、宮藤は「扶桑で従軍を決意したところからやり直しますね」と言ったため、「それ絶対(501を)辞める気だろ!」と動揺させる。
・宮藤とエーリカがメンバーのメンタルケアを実施するが、むしろ悪化させる結果に……
・ルッキーニの虫歯騒動。当時の虫歯治療(足踏み式ドリル)を嫌って逃亡したルッキーニを宮藤達が探して拘束し、最初は宮藤の治癒魔法で治そうとしたが、何故か痛みを増す結果に(その際、泣き喚くルッキーニにシャーリーが胸を押し付けることであやしていた)。痛み止めをしようとするもルッキーニの我が儘で次第に宮藤は(リーネが用意した歯を抜くための)ペンチに目が行くように。最終手段で虫歯とドアノブに紐を括り付けて閉める勢いで引き抜こうとし、ルッキーニが逃亡。その際、転倒した衝撃で歯が抜ける。
実は、虫歯では無く乳歯の生え変わりだったことが判明(治癒魔法も永久歯の方を成長させたため。ちなみにルッキーニは12歳)。だが、リーネの提案で虫歯予防の一環として洗面台にいくつものペンチと糸が吊るされることになった。
・扶桑の行事である節分(いわしの頭などシャーリー達からは奇祭の一種と見られている)を宮藤の発案で行われるが最初、豆まきでエイラとサーニャが持ってきた時エイラがライスシャワーと勘違いされ、続いてバルクホルンに豆を巻こうとすれば得意の怪力で豆が壁を貫通する。その後、宮藤がミーナ中佐に(基地内の職員達の)年齢と人数を確認しようと大量の豆を用意すると「ミーナを(前述の年齢詐称の件も含めて)何万歳だと…」と勘違いされて一同を戦慄させる。
直後にミーナ中佐に呼び出しを受け、扶桑の実家から大量の餅が送られたことを知る。しかし、海運だったため発想から二ヶ月以上経っており、餅に青カビが生えていた(生えていたのは上の方にある餅だけで、それより下は無事)。餅はカビが生えたものはカビの部分を削り取って美味しく頂かれたが、シャーリーは喉に詰まらせて死にかける。
・上記の餅が届いた時にみっちゃん宛てに手紙を書こうとするが、501のみんなのことを赤裸々に書いたため、深夜にハルトマンとシャーリー、夜間哨戒を終えたエイラ達が密かに検閲という名の隠蔽を決行。最終的に大半が塗り潰されて「501の皆さん【す】【て】【き】です」という9割方が黒塗りの文章になったため、後日宮藤の家族から安否確認が来る。
・夜間にネウロイの襲来が予想され、当初は六人(宮藤、坂本少佐、バルクホルン、エーリカ、サーニャ、エイラ)で寝ずの番をしていたが、風呂に入る時に宮藤が当番ではないリーネとシャーリー(ちゃっかりペリーヌも)も巻き込み、最終的にはメンバーのほとんどが待っていた。だが、マルセイユがそれを倒してしまったことで寝不足でイライラしていたメンバーの怒りが一気にマルセイユへ。ミーナと坂本少佐、唯一巻き込まれていなかったルッキーニ以外のメンバーがマルセイユの自己紹介をボイコットする。
マルセイユ「他の奴らはー!?」
その後、無理矢理連れ戻された一同は、自己紹介するマルセイユに悪態を付きまくって萎縮させる。
・前述の風呂ネタ以外に連携攻撃の訓練を行う時、シャーリーが背負うよう頼むと宮藤は即座に怒り出し「抱っこがいいです!!」と懇願する、ワールド3話において宮藤が各部隊のウィッチ達をまとめたファイルから様々な巨乳のウィッチ達(シャーリーも含む)の胸の部分を収めた写真(しかも、十干でのランク付き)を入れていたり、後にリーネと再会した時「(かさ増し用の瓶詰を浮かばせるためか)風呂の水かさ増すだっけ?リーネちゃん。今日は一緒にお風呂入るよ!」と迫ってリーネもたじろがせたり(その後、ワールド5話の冒頭でリーネが涙目になっていたため、一部では堪能されたと解釈されている。ちなみに原作ではかさ増し用の瓶詰に負けた)、ワールド(事実502)最終話で孝美のことを聞き慌てて駆け付け『触診』と称して胸を見せ最終的に血涙を流す描写を見せるなど本編を超えた宮藤のおっぱい星人化。
・宮藤が突然飛べなくなった際、よりにもよって実際に太ってしまったことがあるエーリカとシャーリーがその原因が太ったことだとあらぬ勘違いをする。その後、真実は魔法力が強くなったことによるものと判明するが、宮藤はハルトマンとシャーリーの太ったと馬鹿にした言動を許さなかった。なぜなら、その魔法力はよりにもよって二人に何度も治癒魔法を掛けていたことで増えたからである。罰として二人に肝油を飲ませたうえお残しは許しませんと宣言する(今回太った原因と思われたのが宮藤がよく残った料理を食べていたことだったため)。
なお、漫画での幕間描写を見る限り実際に体重は増えていた模様。
・極寒(雪景色)の日に、屋外にて坂本少佐が上半身裸で扶桑に伝わるビックリ健康法(バルクホルンですらドン引きした)を実行。ミーナとペリーヌに本気で怒られる。しかも前述の魔法無断酷使によって宮藤も危うく巻き込まれかけている。
・シャーリーが妹のためにバルクホルンに車の運転を教えようとした結果、暴走する上ハンドルを文字通り「切」ったりして同行した宮藤共々生命の危機に瀕した(しかも宮藤は辞世の句を詠んでいた)。
その後、バルクホルンが責任を取ってヒッチハイクをする事になったのだが、銃を出すなどしてことごとく失敗、仕方なく恥を捨てて色気を使って誘うことに。そこを偶然買い出しのために街に行っていたエーリカ達が乗った車が通過(その姿を見た運転手のエーリカと後部に乗っていたルッキーニに至ってはドン引きされた)。バルクホルンは大恥をかく羽目になった。
バルクホルン「はぁ~い、止まってー」
挙げ句、この時のバルクホルンは「トゥルーデにクリソツの痴女」扱いされる羽目に。
エーリカ「今日、峠に痴女が!」
しかも、その所為で宮藤が夕飯を作れず、ミーナが代わりに作っていたため、買い出しから戻って来た一同は絶望する。
ちなみに、おまけページの後日談で、今度は宮藤がシャーリーの指導を受けるが、あっという間に巧みな運転技術を習得している(シャーリー譲りの粗さも含めて)。同乗していたシャーリーは苦笑いし、バルクホルンは落ち込んだ。ちなみにその運転技術は劇場版で披露されている。
……余談だが、バルクホルンのモデルになった人物は自動車事故で亡くなっている。
・バルクホルンに隠れてエーリカがマネキンを使って医学の勉強をしていた時に、急にバルクホルンが戻ってきたので慌ててマネキンを隠した際、部屋の中に散乱しているガラクタの中に隠しているマネキンの一部がバルクホルンに見えてしまい、更に一同の会話を聞いてバルクホルンがあらぬ事を考えて暴走してしまう。
バルクホルン「まさかその為にエイラを!?」
エーリカ「え?」
・その後救護訓練が行われた…のだが、救護訓練をしていた筈が、徐々に参加者達(最初は真面目にやっていたバルクホルンですら)の勝手な行動が目立つ様になり、そのせいで段々と講師のエーリカに次々とあらぬ罪がのしかかり、そして…。
参加者達「こいつ(=ハルトマン)にそそのかされてっ!」
果てには坂本少佐が、ペリーヌが服以外は自力で精巧に作った自身の蝋マスクを付けたマネキン人形を見て、やはりあらぬ勘違いをしてしまい、エーリカの疑いに拍車が掛かってしまう羽目に……
ミーナ中佐「イヤァァァ美緒!!」
※坂本少佐(のマスクを付けたマネキン人形)を処分する光景を見て。
最終的に、前述のエイラの風邪騒動や今回の一件の結果はエーリカが医者志望という設定がわかっただけである。
・ある日、いつも通り坂本少佐がより強力な烈風斬の習得をしていると刀が折れ、その際にそれた烈風斬で前線基地が半壊。その被害としてシャーリーが大変なことに……
リーネ「このままだとシャーリーさんはママからオヤジポジションになりますねー」
さらに烈風丸の強化のために使用した血がウィッチのモノではなく鯖の血だったためか烈風丸が暴走し坂本少佐の魔法力が尽きるまで烈風斬を乱射し続けることに……
・連合軍の「オペレーション・マルス」の実施を知らされてミーナがみんなに伝えようとするが、上記の烈風丸のための血を採取しようとする現場に遭遇、それを切腹と勘違いして発狂してしまう。その所為で本来の用事を忘れてしまい連合艦隊が基地の前を航行しても思い出せなかった。しかも「思い出せないのなら、大した用事ではない」と解釈してしまう。
そして、一同が事情を知らないまま烈風斬の試し切りのために近くの無人島へ行く際、「特殊任務」という名目で申請して連合艦隊に乗船。無人島の近くまで来るとストライカーで無人島に向かうが、扶桑海軍一同に敬礼されながら見送られたため、それを見ていたバルクホルンは「ミーナはどんな申請をしたんだ?」と困惑した。
・上記のバルクホルンによる本編以上にバイオレンスできつい折檻は最終回で宮藤が魔力が無くなった(という設定である)ことで扶桑に戻ることになったため、バルクホルンは3バカの抑止力が減ったことに、3バカは回復役がいなくなったことに戦慄する。そしてアレッシアの項目でも述べたように、3バカの悪い予感は的中してしまう事になる……
・仕上げに言えることは何より1話冒頭の襲来会話と最終話にほんの少しのみ出てくるネウロイ。そして毎回とばっちりで撃破される。
501部隊余談しますっ?
劇場版単行本2巻のカバー裏に描かれた漫画によると、発進しますっ!作中では各作品の元になっているアニメなどは「(遊んでばかりの事実を隠すために)プロパガンダとして制作された作り話」であり、実際は発進しますっ!内で描写が真実である、という扱いになっている模様。
宮藤の見立てでは、501メンバーでの胸が大きさはルッキーニ→エーリカ→ペリーヌ→(服部→)サーニャ→エイラ→バルクホルン→坂本→ミーナ→リーネ→(ハイデマリー→)シャーリーの順との事(劇場版ではルッキーニの成長に伴いハルトマンと順番が入れ替わっている)。
なお3期ではエイラから「中の上」と評される程には大きい筈の服部がサーニャより小さいという扱いになっているなど、原作とは若干異なるキャラもいる。
『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』の第7話は、そのあまりのぶっ飛び具合に加えてネウロイが出てこない(映らない)話であった事から、視聴者からは「これ発進しませんの方じゃないか?」という感想が続出。
どうも製作側もそういう認識であったらしく、島田フミカネ氏は「「発進します的時空」にあなたを連れていきます。」とツイートしており、バルクホルン役の園崎未恵氏も感想と共に「発進します味あるけどこれ本編だから。」と述べている。