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スターター(遊戯王OCG)の編集履歴

2024-01-31 20:32:37 バージョン

スターター(遊戯王OCG)

すたーたー

スターターとは、TCGを始めるきっかけとなる商品。 この記事では遊戯王OCGのスターターを紹介する。

概要

遊戯王OCGの全種総枚数は7000枚を超え、人気も衰えず新商品も多く販売しているため

初心者からすれば「何を集めたらいいのか」「どこから手を出したらいいの?」「ルールがわからん」といった意見が多いはず。そんな悩みを解決してくれるのがスターターである。


ほぼ毎年販売されており、近年では新たな召喚方法の導入時期合わせて販売するため、新旧問わず購入するプレイヤーは多い。


主な商品内容

構築済みデッキ

・置く位置がわかるデュエルフィールド

・ルールブック

の三つが入っている。


構築済みデッキは使いやすい作りで、遊戯王OCG特有の複雑なデッキ回し(プレイスキル)は必要としないため難しく考えず遊ぶことができる。

デュエルフィールドはカードの置く位置が書いてあるので、慣れるまでは使ったほうが良い。

カードの種類、流れ、勝敗の決し方はほぼルールブックに書いてある。なかには難解な説明もされていたりするので、そういった場合はプレイ動画を参考にするか、既に遊び方を知っている知人に

聞いてみよう。


スターターの特徴

歴代のスターターに共通する点は通常モンスターが多く入ってること。

これは単に使いやすく、ゲームの根幹をなす攻撃と守備を覚えることに適しているからだと思われる。魔法カード罠カードともに使いにくい効果をもつカードはあまり含まれていない。


2008年以降、シンクロ召喚エクシーズ召喚、最近ではペンデュラム召喚といった新たな召喚法をお披露目することが定番となっている。


スターターの歴史

スターターの歴史は遡ること1999年。

遊戯王OCGの始まりである『vol.1』の販売から約一ヶ月後に『STARTER BOX 』という名で販売され2006年から『STARTER DECK』になり、さらに2012年からカタカナ表記になった。


STARTER BOX 1999年3月18日

記念すべき最初のスターター

BOXと書かれている通り、デッキだけではなくケース・電卓・フィールド・etc…

必要とされる物は全て揃っている。

社長こと海馬瀬人が愛して止まない青眼の白龍と、今も禁止カードであるサンダー・ボルトが初めて手に入った代物でもある。


EX 1999年12月16日

この当時、まだカードの価格がとにかく高く、青眼の白龍やブラック・マジシャンは欲しくてもそう易々と手に入らないカードだった。そんな時に販売されたこのEXはすごかった。

理由は青眼の白龍とブラック・マジシャンの新規デザイン2枚に死者蘇生心変わりブラックホールと強力なカードが入った構築済みデッキが2つも入り、新規カードも付いて価格も当時にしてみれば良心的であったため、当時のデュエリストは喜んだ。


EX-R 2000年11月23日

EXにビデオテープ(ルールビデオ)を付属した物なのだが、ハッキリ言ってあまり目立たなかった。新規カード『クロス・ソウル』と『手札抹殺』が付いてきても肝心のデッキ自体が何も変わっていないため、購買意欲はそそられなかったもよう。

既存カードは第2期フォーマットになっており、一部のカードテキストにエラッタが施されているものもある。


STARTER DECK(2006) 2006年3月23日

EX-Rから6年後、名称を「STARTER DECK」として販売を開始した。

内容は当時放送中の遊戯王GXで主人公遊城十代が使用するE・HERO

取り入れたデッキになっている…といってもせっかくのE・HEROも肝心の融合モンスター

が一枚も入っていないことが非常に残念。


STARTER DECK(2007) 2007年3月22日

遊城十代のエースカードE・HEROネオスと軒並み禁止カードになった大嵐ハリケーン早すぎた埋葬と、汎用性の高いカードで構築されたデッキなのだが、如何せん印象が薄い…前回同様融合モンスターはなく、収録カードも差ほど変化が見られないため薄い仕上がりに。しかし翌年は凄まじかった。


STARTER DECK(2008) 2008年3月15日

ここから遊戯王OCGは飛躍的に加速。新たな召喚方法『シンクロ召喚』によって

今までになかった展開力と制圧力で決闘は次のステージに移行することに。

新規カードも多く、遊戯王5D'sで主人公不動遊星が幾度となく使用するジャンク・シンクロンと、始まりと終わりをキメてくれたジャンク・ウォリアーが収録され

新規プレイヤー獲得とともに更に人気が高まるが…現役プレイヤーなかにはシンクロ召喚によって変わっていく遊戯王に付いていけなくなり、一時退いてしまう人も少なくなかった。


STARTER DECK(2009) 2009年3月14日

ジャンク・シンクロン、ジャンク・ウォリアーは続投。新規チューナーモンスターも入り

基本コンセプトは変わらず、前回同様シンクロ召喚を取り入れたデッキとなった。


STARTER DECK(2010) 2010年3月20日

ジャンク・シンクロン、ジャンク・ウォリアーまさかの三年連続で続投。

優秀なつり上げ効果を持つシンクロンモンスター『シンクロン・エクスプローラー』を収録。

ちなみにこのカード、つい最近まで再録されず、そこそこな値で取引されていた。

2008版に初登場した大地の騎士ガイアナイトが再び登場。一時はゴヨウ・ガーディアン氷結界の龍ブリューナクによってネタ扱いされ散々な目に…

2010を以ってスターターでシンクロ召喚を取り扱うのは最後となり、時代はエクシーズに。


STARTER DECK(2011) 2011年3月19日

エクシーズ召喚』の到来。

チューナーを必要としない新召喚法、エクシーズ。同じレベルを持つモンスターを重ねることで召喚できるエクシーズモンスターはお手軽さが凄まじく、あっという間にエクストラデッキを白から黒に染め上げた。このスターターから登場し、何度も再録されることになるNo.39希望皇ホープは出しやすい上に使いやすく、「とりあえずホープ」といえるぐらい使用され、インフレが進む現在でも使用率は割と高い。


スターターデッキ(2012) 2012年3月17日

カタカナ表記の始まり。

エクシーズ召喚が簡単にできる使用になっているほか、ホープ以外にも魔人と名の付くエクシーズモンスターを4枚収録。なかでも交響魔人マエストロークはホープより重宝された。

CMがリアルでガチプレイヤーの小松未可子氏が、劇中で初心者という設定の観月小鳥にデュエルを教わるという内容で、声優の実写登場も含めて話題となった。


スターターデッキ(2013) 2013年3月16日

このスターターには遊戯王ZEXALの主人公九十九遊馬と親友である真月零との友情の証『RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース』とホープの新たな姿CNo.39希望皇ホープレイVが入っている。ホープレイVはこれからどんな活躍をするのか期待していた矢先、まさかの暴露回から使われることがなくなった…上記のRUMも書き換えられ、その結果ぶっとんだCMのネタが目立つ結果となった。


スターターデッキ(2014) 2014年3月21日

エクストラデッキを使った方法から一転、『ペンデュラム召喚』が登場。デュエルフィールドの左右に新設した『ペンデュラムゾーン』の上にペンデュラムモンスターを置くことによってフィールドをモンスターで埋め尽くすことができる。遊戯王ARC-Vの主人公榊遊矢が使用する星読みの魔術師時読みの魔術師使って華麗にペンデュラム召喚しよう! といきたいが肝心のペンデュラムモンスターが上記二枚だけしか入っていないので、そう簡単にキメることができない…

エクシーズモンスターは2014から付属していないため、醍醐味はペンデュラムだけなのにそのペンデュラム召喚がまるでできない仕様。「デッキで覚えてパックで強化!!ペンデュラム召喚を覚えよう!」とはなんだったのか……。サポートの多さで言えば【通常モンスター】デッキと言ったほうが正しいレベルである。

さらに付け加えると、オッドアイズ・ドラゴンという主人公に書き換えられた悲しきカードにも不満が多くみられる。


デュエリストエントリーデッキVS 3月21日

2015年はスターターデッキは販売せず、構築済みデッキ2つが入った『デュエリストエントリーデッキVS』を販売した。

実況中CMが流れた際、友達は付属しませんと書き込むのが流行った。


STARTER DECK(2016) 2016年3月19日

1年ぶりに発売されたスターターデッキ。表記が英語表記に戻った。

榊遊矢の使用する【EM】をテーマとしたデッキで、そこに汎用カードが積まれているというスターターデッキとしては珍しい構成。同時期にペンデュラムモンスターのEMが環境で暴れた影響かEMサポートは若干抑え目だが、2014年とは違いペンデュラムモンスターも多数収録され、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンも入っているためペンデュラム召喚のためのスターターデッキとしては完成度は割と高め。


STARTER DECK(2017) 2017年3月25日

10期に入って初のスターターデッキ。

新ルールである新マスタールールに対応する最初の商品で、『リンク召喚』の到来。

スターターデッキにしては珍しく非常に完成度が高く、新規カードは新召喚方法であるリンク召喚をやりやすく遊戯王VRAINS主人公である藤木遊作/Playmakerの使用カード群であり、再録カードはどのようなデッキでも採用を検討できる汎用性の高いカードが多い。そのため単なるパーツ取りとしても、これからOCGを始めるにあたってデッキを作るプレイヤーにも最適な構成となっている。


STARTER DECK(2018)2018年3月24日

トランスコード・トーカーが表紙モンスター。

当時の時点で【コード・トーカー】デッキの敷居が高くなりすぎていて初心者向け商品と言えるかは謎。

秘蔵レアカードの封入により飛ぶように売れた。


STARTER DECK(2019)2019年3月23日

デコード・トーカー・エクステンドが表紙モンスター。

コード・トーカーデッキで重要なカードの一部とサンダー・ボルトが再録された。


該当商品なし(2020)

現行アニメがOCG準拠でなくなったことでスターターデッキは発売されずストラクチャーデッキ混沌の三幻魔が発売スケジュールを埋めた。

なおラッシュデュエルのスターターは発売される。


スターターは初心者向きか

上記の通り、スターターの出来はあまりよくない。

それでもルールを知らない初心者にスターターを勧めたい理由は、難解なテキストとにらめっこするよりも効果処理が比較的簡単なスターターから始めたほうが楽しいと思えるから。

※具体的に興味のあるデッキがある場合やルールを多少知っている場合ならその限りではない。


デッキの完成度、勝ちを意識するならストラクチャーを買ったほうが絶対に良い。

しかし、正しく扱うにはルールや言葉の意味を知らなくてならない。そんなのルールブックを見れば解決するだろ!と思うだろう。だが、スターターレベルならともかくストラクチャーデッキクラスになるとそうならないのが遊戯王なので……


始めて物足りなさを感じたらストラクチャーやパックを買って、徐々に戦略の幅を広げるのが良いと思われる。ある程度遊び方に慣れて来たらカードショップに出向き、定期的に行われている大会に出てみる事もおすすめする。


その他の商品

ストラクチャーデッキ

同じ構築済みデッキストラクチャーデッキという商品が存在する。

内容も同じ為、いったい何が違うのか?と思うが簡単に説明するとスターターはルールを知らない&ルールを覚えたい入門者&初心者向けでありストラクチャーは遊び方を知っている人or新たに復帰した人に向いているということ。


初めての人でもストラクチャーを買うことは問題ないがデッキによってはクセの強いものもあるので注意。

デッキとしての完成度はストラクチャーデッキにはまるで及ばないが、とりあえず遊んでみたい人はスターターをオススメする。


ブースターパック

小さな袋に十数枚ほどのカードが入れられたものは「ブースターパック」と呼ばれる。さらに正確に言えば、主力商品の「基本パック」とそれ以外の「コンセプトパック」に分かれている。

ブースターパックとスターターセットでは入っているカードの種類に違いがあることが多く、ゲームに慣れた人はブースターパックも購入してその構築済みデッキを再編および補強する。


関連タグ

カードゲーム TCG 遊戯王OCG 遊戯王

構築済みデッキ


外部リンク

遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム - Yu-Gi-Oh!

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