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イモータルジャスティスガンダムの編集履歴

2024-02-13 20:59:40 バージョン

イモータルジャスティスガンダム

いもーたるじゃすてぃすがんだむ

STTS-808 イモータルジャスティスとは、劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するモビルスーツ(MS)。

【警告】この記事には、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本編のネタバレが含まれます。

































シン・アスカ「シン・アスカ、ジャスティス、行きます!」


機体データ

型式番号STTS-808
全高18.50m
重量71.62t
装甲材質ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力源???
開発
  • モルゲンレーテ社(本体)
  • マティウス・アーセナリー社(武装)
  • マイウス・ミリタリー・インダストリー社(武装)
所属世界平和監視機構コンパス
パイロットシン・アスカ

概要

ZGMF-X19A インフィニットジャスティスの運用データをもとに開発された世界平和監視機構コンパス所属の新型機。コンパス内ではシン・アスカの搭乗機として、彼が所属するヤマト隊で運用されている。

機体本体の設計はオーブ連合首長国(モルゲンレーテ社)、武装の開発・製造はプラントの二大兵器メーカー(やザフトの統合設計局)が担当するなど、国家・体制の枠を超えた最新技術が集結している。

さらに、大気圏内と宇宙を往還するコンパスの活動範囲に対応するため、オーブ国防軍の主力量産機MVF-M11C ムラサメの可変技術を導入した飛行型モビルアーマー(MA)への変形機構を採用している。また、この可変機能は兄弟機のSTTS-909 ライジングフリーダムと共通の内部フレームによって実現している。

全高は歴代ジャスティス系列機と大差ないが、重量は71.62tまで軽量化され、歴代で最も軽量な機体となっている(C.E.においてMS形態で大気圏内を飛行可能なガンダムタイプとしては、ライジングフリーダム、フリーダムに次いで3番目に軽い)。


ムラサメ等で培われた可変機技術を流用してオーブ連合首長国(モルゲンレーテ社)が設計・開発した兄弟機のSTTS-909 ライジングフリーダムとは共通の内部フレームを使用している。

【劇場版】自由と正義

アスラン・ザラ専用機であるインフィニットジャスティスの運用データを使用して製造された機体だが、アスラン当人はオーブ国防軍に残留しておりコンパス所属では無いことに加え、コンパスの後方支援組織ターミナルに出向中だったため、アスランが本機体に乗ったことは一度もない。

 

なお、ルナマリア・ホークの台詞から本機体をシンに託したのはヤマト隊隊長キラ・ヤマトの意思であることが明かされており、ヤマト隊においてもライジングフリーダムに追随もしくは匹敵する性能を持つ本機をシンに任せたのはキラなりの信頼の表れだとルナマリアは話している。物語序盤にはキラやシンに対してアグネス・ギーベンラートが自身にジャスティスを譲るようにけしかけ口論になる場面もあったが、アグネスへ本機が渡るようなことは無く、一貫してシンの搭乗機として扱われている。


外見

immortal justice gundam

インフィニットジャスティスの運用データが使用されている割に、全体的にインフィニットジャスティスやジャスティスよりもセイバーに類似した要素が目立つ。カラーリングもピンク味が強かったジャスティス系統よりもセイバーやイージスのような強い赤となっている。


機構

胴部

構造は歴代ジャスティスと似通っており、コクピットも同じく胸部に存在する。

一方、機体設定では動力が明言されていないため、腹部にニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)搭載型核エンジンを搭載しているかは不明である。


コックピット

歴代ジャスティス系列機よりもさらに範囲の大きい全天周囲モニターを採用しており、視認性が大きく向上した。

全天周囲モニターの採用に伴い、前方や上部を物理的に占領してたメインコンソールの各種計器やビデオ通話用小型モニターはフレキシブルかつ半透明な空中投影型ディスプレイに一新され、必要に応じて全天周囲モニターの内側に表示されるようになっている。


リフター

「DF2Mk3 スカイダート リフターシステム」という、歴代ジャスティスのファトゥム系列とは別系列のリフターを搭載している。

ファトゥム系列が持っていた着脱機能を排したことに加えてMA形態時に用いる大型機首パーツと干渉することから本体部分も殆ど省略され、後退翼と翼が接続している二連式スラスター部分のみとなっている。一方、翼は大型化しており(翼は形状も含めてレイダーのものとよく似ている)、翼の根元部分には大型スラスターが搭載され、推力増強による運動性向上に寄与している。


余談

型式番号の付いたリフターはコレが初である。


スラスター

メインスラスターは歴代系列機と同じくリフターに搭載されたスラスター群が担っている。

また、本体の肩、腰部背面、脛後面、足裏にはサブスラスターが内蔵されている。


変形

新たに戦闘機型モビルアーマー(MA)形態への変形機構が搭載されている。機構は同じ内部フレームを持つライジングフリーダムと殆ど変わらない。このMA形態のフォルムが奇しくもイージスと同系統のレイダーに類似している。


武装

基本的にはインフィニットジャスティスと同様だが、前述のリフターの分離・合体機能と、ビームサーベルがオミットされている他、ライジングフリーダムには存在するビームシールドも本機には搭載されておらず、全体的に武装の数は減少している。


MMI-GAU27Q 20mm近接防御連装機関砲 ヴァンダーファルケ

歴代ジャスティスと同じく、頭部左右に連装2門ずつの計4門を内蔵された機関砲。「ヴァンダーファルケ」はドイツ語で「隼」を意味する。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。

ストライクフリーダムに採用された「MMI-GAU27D 31mm近接防御機関砲」の小口径・連装版にあたる。


余談

インフィニットジャスティスに搭載された連装機関砲は「MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲」とMMI-GAUとは別系列になっていたが、本機ではジャスティスのようなMMI-GAU系列(の連装式)に戻っている。


MA-M727A3 高エネルギービームライフル

STTS-808 IMMORTAL JUSTICE GUNDAM

ライジングフリーダムと同型の携行式ビーム砲。マティウス・アーセナリー社製。本機のものはラインが赤く塗装されている。

詳しくはコチラ


未使用時はジャスティス同様に、腰部後面上部を守る装甲に設けられたマウントラッチにマウントされる。また、MA形態時は機体底面(胴体前面)に配置されたシールドブーメランにマウントされる。

MA形態時に本装備を外付けした機体底面を進行方向に向けながら大気圏突入したにもかかわらず融解も爆発も一切しなかった。インフィニットジャスティスのビームライフルのようにVPS装甲が施されているわけでもないのに非常に優れた耐熱性能を有していることがうかがえる。


MA-F2D2 ヴィーセルナーゲル ビームブーメラン

両腰にマウントされたビームブーメラン。「ヴィーセル」と「ナーゲル」はドイツ語でそれぞれ「イタチ」「爪」を意味する。

ビーム刃を延長することができ、通常のビームサーベルを持たない本機の携行格闘装備としても用いられる。

用途も含めた形態はデスティニーに装備されていた「RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン」に近いが、本装備はマティウス・アーセナリー社製の新系列となっている。


余談

フラッシュエッジ系列の技術がフィードバックされていれば、その軌道修正に簡易ドラグーンを用いている可能性が高い。


MMI-S2M5/X カルキトラ ビーム重斬脚

イモータルジャスティス (Ⅱ)

インフィニットジャスティスの「MR-Q15A グリフォン ビームブレイド」と同様に膝から足先にかけて展開されるビームブレイド。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。


余談

元々「MR-Q15A グリフォン ビームブレイド」は「脛サーベル」として開発されたものではなく、最初からそういう用途のために設計・開発されたのは本装備が初となる。


RQM75 フラッシュエッジ4 シールドブーメラン

上部先端にビームブレイドの発生器を内蔵し、表面に2基のスラスターを備えた実体シールド兼射出兵装。型式番号とペットネーム的におそらくザフト(統合設計局)製。

大型とされるジャスティスのシールドに匹敵するサイズであり、両側面からウイングを展開することにより大気圏内外問わず自力で飛行することができる。リフターが分離・合体不可能となった本機にとって、リフターに代わりMS支援空中機動飛翔体を担っている。歴代のリフターは分離時に本体の機動力が大きく低下するという問題を抱えていたが、本機では解消されている。一方、本機の防御兵装は本装備のみなため、本装備を射出している間はビーム兵器に対して脆弱となる。

射出兵装としてだけでなく、上下を逆に持ち替えビームブレードを発振することにより、マウント状態のインフィニットジャスティスの「RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン」と同じように近接武装としても使用できる。

発生器がビームサーベルよりも大型なためか、105ダガーの対ビームシールドを両断するほどの威力を持つ。また、ビームを防いでいることからラミネート装甲素材か通常装甲に対ビームコーティングが施されていると思われる。

MA形態時はビームライフルの固定を兼ねて機体底面(胴体前面)に配置される。さらに、取り外した状態(MS形態)での大気圏突入にも対応しており、大気圏突入の断熱圧縮で一切融解していない。


型式番号的とペットネーム的にデスティニーの「RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン」の発展型と思われ、自力飛行時の遠隔制御には歴代フラッシュエッジのように簡易ドラグーンを用いている可能性が高い。また、型式番号上はライジングフリーダムの「RQM73 フラッシュエッジG-3 シールドブーメラン」の後継モデルとなるが、こちらのビーム発振器は上部先端の1基のみとなっている他、ビームライフルのマウント機構も簡略化されている。


余談

作中では、白黒なため色は変わっていないものの、VPS装甲展開時のエフェクトが乗っている。同系列のフラッシュエッジG-3にも乗っているため、意図的=VPS装甲が施された装備な可能性がある。VPS装甲と対ビームコーティングを併用したシールドについては、アビス(とインフィニットジャスティス)という前例が存在する。


Mk-1 高エネルギービーム砲

スカイダートの上部左右に内蔵された射撃武装。開発元は不明。

MA時の正面砲門となる。


劇中での活躍

劇中ではライジングフリーダム、ゲルググメナースギャンシュトロームと共にブルーコスモスザフト軍基地侵攻阻止に赴く。冒頭の戦闘シーンでは一見するとギャンより活躍していないように見えるが、唯一の防御兵装であるシールドを地表に突き刺しその陰で民間人を庇いつつ、地上の敵を撃ちながら別方向からの攻撃を最小限の動きで回避、続けて三連射で空中の敵三体を撃破、直後に右から迫る敵機を切り落とし無力化と実は短いカットでシンの技量が光る(それでいて民間人を守るためか不殺を心がけている為かどこかぎこちなさも残る)活躍を見せている。

その後はビームブーメランを投げて105ダガー2機を両断するなどソードインパルスデスティニーを彷彿とさせる活躍を見せている。


しかしファウンデーションとの合同作戦の際、ライジングフリーダムとのコンビネーションでデストロイ(現地で補修を受けた機体)を仕留める活躍を見せるも、彼らの精神汚染を受けたキラの暴走を止めに行こうとしたところブラックナイトスコード ルドラの編隊によるミサイルによる集中砲火を受ける。


その後は善戦するもののアークエンジェルが轟沈する様に気を取られた隙に胴部を両断され機能を停止する。シンはコックピットから脱出するもルドラに握り潰されそうになるが、寸でのところでヒルダ・ハーケン搭乗機のギャンシュトロームが射出したスレイヤーウィップでルドラの腕が止まったため難を逃れる。ヒルダは攪乱のため本機の残骸を撃って爆発させ(ここで完全に失われた)、爆発からシンを庇いつつコックピットにシンを回収しそのまま離脱した。


相手が悪かったとはいえシンは本機の後に乗ったとある機体での戦闘中に「ジャスティスだから負けたんだ!」と発言しており、実際そのまま格上の性能を持つ複数のルドラを無傷で撃破したこともあり、近接での受け寄りの戦い方を得意とするアスランのデータが反映されたジャスティスとシンは機体と戦闘スタイルとの噛み合わせがあまり良くなかったのかもしれない(これに関しては「キラが自分を頼ってくれない」という不安からくるシンのやる気の問題、シンに本来向いていた一撃戦法ではなくキラを意識した不殺戦法をとっていたなどの理由も大きいと思われるが)。


小説版では本機を託されたシンの心情が描写されており、自分の搭乗機があのアスランが乗った機体の後継機という事でどこか複雑な心境であった事が明かされた。


余談

  • 武装数の減少やリフターの分離・合体のオミットなど、インフィニットジャスティスと比較して劣って見える部分が目立つことから、ライジングフリーダム共々「バッテリー駆動機ではないか?」という考察が飛び交っている。
    • 特にリフターの分離・合体はエネルギーを多量に消費すると思われるため、バッテリー駆動であるならばオミットされるのも納得がいく。実際に、ジャスティス開発前にリフターのプロトタイプをテストした火器運用試験型ゲイツ改が、リフター内にサブバッテリーを追加しても10分しか稼働できなかったという設定もある。
    • 福田監督からは「今回は正式採用の機体」という発言があったことから、ユニウス条約に批准する範囲のスペック・動力が搭載されているのは間違いない模様。
    • プラモデルのHG版は背面の規格が俗に言うユニバーサル規格のため、ガンダムジャスティスナイトのジョイントパーツを流用することでリフターを装着するといった改造が可能になっている。

  • リフターの分離・合体のオミットにより、「外付けのフライトユニットを背部に接続し機動性を向上させるアイデア」を発展させて分離・合体可能なフライトユニットとの連携を可能とした機体だった歴代ジャスティスと対照的に、本機は元々のアイデアまで回帰している。
    • 連携を行うためのフライトユニットについては、フラッシュエッジ4が取って代わったとも捉えられる。
    • 機体特性としては「分離・合体機能がオミットされ近接武装が増えたフォースインパルス」とも言える。

  • 形式番号が「STTS」と、ザフトの従来機「ZGMF」・地球連合の従来機「GAT」・オーブの従来機「MBF」の何れにも当てはまらないものが使用されている。オーブ製ではあるが、恐らくライジングフリーダムと合わせ、コンパス所属機としての新規型番と目される。

  • ライジングフリーダムが17.8mと原型機からかなり小型化されたのに対し、イモータルジャスティスは18.5mと少し縮んだだけの高さに見えるが、これは頭頂のトサカで全長を稼いでいるだけのものである。実際このトサカはインフィニットジャスティスのものより長い。HGを並べてもライジングフリーダムと図体は大差なく、トサカを払ってしまえば同じくらいの全長になる。

関連タグ

登場作品

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM


関連組織

世界平和監視機構コンパス

オーブ連合首長国 モルゲンレーテ社


関連機体

前駆型

ZGMF-X09A ジャスティス

ZGMF-X19A インフィニットジャスティス


兄弟機

STTS-909 ライジングフリーダム


母艦

SCC-1 02 ミレニアム

SCC-1 01 アークエンジェル


技術的関連機体

MVF-M11C ムラサメ

ZGMF-X23S セイバー(接点は不明だが類似点多数)

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