データ
初登場 | ポケットモンスター 金・銀 |
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いりょく | 90( - 『ルビー・サファイア』)→120(『ダイヤモンド・パール』以降) |
めいちゅう | 100 |
PP | 15( - 『ダイヤモンド・パール』)→10(『ブラック・ホワイト』以降) |
タイプ | ドラゴン |
わざ分類 | 物理 |
攻撃範囲 | 相手ランダム1匹 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 2〜3ターン攻撃した後、こんらん状態となる |
英語名 | Outrage |
概要
『ポケットモンスター 金・銀』から存在するで技で、詰まる話がドラゴンタイプ版「あばれる」。自らの感情を爆発させ、怒涛の勢いで竜の力を叩き込みまくって攻撃する。名前から連想されるイメージだけなら「りゅうのいかり」と良く似ている。
技名の由来は竜の顎部分に付いた、触れると怒って暴走するとされる逆向きのウロコ「逆鱗」から。
当初は威力90の特殊技として存在していたが、習得出来るのがミニリュウ系統のみであり、特攻は低くないとはいえ物理寄りであるカイリューでの習得はデメリットの方が目立っており、採用は殆どされなかった。
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』からは汎用攻撃技である「ドラゴンクロー」が登場しさらに立場がなくなってしまった。
しかし、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』での技分類見直しに伴い、物理技に設定され、威力も120に上昇したことから価値が上昇。多くのドラゴンタイプのポケモンへの採用も考えられるようになった。特にガブリアスは相性補完の良い「じしん」もタイプ一致で放てる上、そのスペックの高さより様々なトレーナーに畏怖された。
『ポケットモンスター プラチナ』からは教え技になったため、ドラゴン以外の習得者も大幅に増加している。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』では伝説級の攻撃力を誇るオノノクスが、この技+ハチマキorスカーフという数値のゴリ押しともいえる戦法で猛威を振るった。
ただし、高威力ということもあって欠点もある。それは「あばれる」や「はなびらのまい」などと同じく、技の間一切手を出せなくなってしまうこと。
そのため無計画に使うとはがねタイプやフェアリータイプを強く呼んでしまう。
フェアリータイプに対しては無効化され、その時点で技が終了するのである程度立て直しは効くが、それが攻撃最終ターンの場合は容赦なく混乱するので注意が必要。
勿論交代も出来ないのでわざと1匹犠牲にされて次の手持ちに上から効果抜群技なんてもらってはたまったものでは無い。故にげきりんを使う際は相手の手を読み、適切なタイミングで使うことが重要になるだろう。
これらのことを嫌う場合、威力が80となるが「ドラゴンクロー」の方が目立った欠点がなく使いやすい。
他にもドラゴン物理技では威力100のドラゴンダイブもあり、20%の確率で相手がひるむ追加効果があり差別化は出来るが命中75と不安定な所がある。
『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』ではなんとわざマシン化。スピアーとカイロスが新たに習得した。さらにスピアーはレベルアップでも覚える。
そして『ポケットモンスター ソード・シールド』では、当技はわざレコード24の中身となっており、見た目が竜の姿でないポケモンも習得出来るようになった。
『ポケットモンスター ソード・シールド』以降、ミニリュウとハクリューがげきりんを習得できるのはそれぞれレベル55/67なのに対し、カイリューでは何故かレベル41。
前後のレベルアップ技を見ると、Lv.53「あまごい」、Lv.62「りゅうのまい」、Lv.80「はかいこうせん」であることから、「げきりん」は本来レベル71で習得という設定だったが、Serebii.net(海外のポケモン百科サイト)の運営者Joe氏曰く、キーボードのテンキーでの入力ミスによる間違いとのこと。(Joe氏のツイート参照)
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも習得レベルに変更(修正)が無かったことから、事実上の公式による黙認といっても良いであろう…。
『ポケモンGO』ではゲージ技(スペシャルアタック)としての扱いを受けている。
威力は110とかなり高め。しかも、これだけの威力を誇りながら消費ゲージが少ないためある程度連射が利く(勿論、本作では使用後に混乱するというデメリットも取っ払われている)という大変恐ろしいこととなっている。ドラゴン技は抜群を取れる相手が少ないため、威力の高さに対して連射性が高いという点でバランス調整したのであると思われるが、それを鑑みてもとんでもない技である点に変わりはない。
習得できるのはカイリュー、キングドラ、ガブリアス、ボーマンダ(イベント限定)、レックウザといったドラゴンタイプのポケモンの他、ギャラドス、カビゴン、ガルーラ、ラムパルド、ランドロス、オコリザル、ルガルガンなどのポケモンも覚える。
特にギャラドスに関しては外見的にもイメージ的にも一番しっくり来るポケモンであり、ランドロスに至ってはトルネロスとボルトロスの迷惑行為に怒って退治したという伝説を残している。
さらにレベルアップで「げきりん」を覚えないポケモン(チルタリス、ラティ兄妹、フライゴンなど)も、教え技や後述のわざマシン、わざレコードを使えば覚えることが可能。
「げきりん」といえばワダマンダ事件も有名であろう。この辺はボーマンダを参照のこと。