概要
近畿大学卒業
本名・旧芸名は石川晟也(いしかわ せいや)
漫才では主にボケを担当するが、フリートークではどちらかというツッコミ側のトーク能力が目立つ。
「晟也」は祖父の命名によるもの。「晟」は太陽を意味し、「太陽に也(なる)人」「周りを明るくする人」という意味が込められている。
また、相方の粗品がピン芸人としてフリップ芸などの大喜利に長けたネタを持つ中、せいやはアクティブなギャグとモノマネ芸に長けている。「R-1ぐらんぷり」2018で決勝進出した時に披露した代表作「せっせっせいや」はその一環。
声帯模写を得意とすることに加えて、いわゆるカメラアイの持ち主であり、笑っていいともの最終回を一人で再現できるほど。
他にも、「単語ダービー(せいやが何も考えずに発する言葉を当てるゲーム)」などに代表される、ハイテンションで訳の分からない文章を延々と喋り続けたり、平場のトークで急に目を細めて独特のイントネーションで喋るというネタがあり、これらのキャラを総称してクレイジーマンとも呼ばれている。
有名な造語として「イニミニレカピカレーライオニメカチカロリパパランパンプッシュ」がある。
marvel作品をはじめとした洋画や昭和歌唱のファンでもあり、イチオシは中学時代から好きなアグネス・チャン。ほかにサザンオールスターズの熱烈なファンであり、桑田佳祐にも認知されている。
漫画、アニメ好きだが、深夜帯の作品(というよりニコニコ動画的なもの)を好む粗品とは違い「ONEPIECE」、「NARUTO」、「MAJOR」、「僕のヒーローアカデミア」、「進撃の巨人」といった少年漫画の中でも王道の作品のファンである。せいやが発信した事でお笑い界で広く使われるようになった「お笑い第七世代」という言葉も、ONE PIECEに登場した「最悪の世代」になぞらえて名付けた概念である。
また、「スーパー戦隊シリーズ」や「ウィザーディング・ワールド」の熱心なファンでもある。
性格は明るい方。小柄で童顔だが、本人は可愛いと扱われるのを嫌がっている。また、かなりの不器用で天然でもあり、「うどん屋でアルバイト中にカレーうどんのうどん抜きを客に提供(最終的にはミスが多かったため店長に『今度ミスしたら退職』と言われてしまい、その不安から皿を40枚落として割ってしまいそのままクビになった、と語っている)」、「洗濯物をすぐに溜め込む」、「折り紙が折れない」などのエピソードを粗品やバラエティ番組でバラされている。
絵心ない芸人の一人。どことなくレトロな漫画風のタッチ(ポンチ絵に近い)であることから、ケンコバからは「風刺画」と喩えられた。
若くして薄毛なことを気にしており(※ストレス性の脱毛症)、色々と育毛するための術を模索しているらしい。
父は左官職人。かなり独特な人柄のようで、ラジオで父のエピソードを語った際に粗品から「奇人」と呼ばれるようになった。
来歴
小学生時代にクラブ活動でコンビを組んでおり、テレビで当時の相方とコンビ「中島ミート」として漫才を披露、中学時代にもアマチュアとしてテレビ出演があった。
高校に入学して早々同級生からいじめの被害に遭う。記憶力の高さが災いしてフラッシュバックを起こしてしまい、ストレス性の円形脱毛症を発症する。母親や脱毛症の治療のため通っていた皮膚科の先生からは高校を辞めるように言われたものの、本人は「ここで休んだら『いじめに屈して休んだ』と思われて負けた気になる」と半ば意地で学校に通っていた。
ある時、文化祭でクラス全体で劇を披露することになり、いじめグループから「一人でやれ」と言われて奮起。脚本、演出、照明、音響すべて一人で考えた上に主役も務め、好評を得て表彰されることになった。表彰式の際、壇上で「いじめを跳ね返したぞ!」と叫んだところ、歓声が巻き起こり、その後もしばらくいじめは続いたものの、本人にとって人生の分岐点になったという。
2年生のとき、ハイスクールマンザイ2009年大会で「スペード」というコンビが決勝進出したことを目にし「スペードを倒したい」との思いでコンビ「ドンパルトン」を結成。3年生のときにハイスクールマンザイ2010年大会に出場し「スペード」の一人であった粗品(佐々木直人)と初めて顔を合わせる。このときは両コンビともセミファイナル敗退に終わるが、以後粗品と交友関係を持つようになる。
大学時代も「ドンパルトン」の相方や粗品とアマチュアで漫才に取り組むが、当時はプロの芸人志望ではなく、いじめの経験から教師になろうと考えていた(ちなみに、希望していた教科は国語だったが、履修選択のミスで社会科しかなれない課程に進んでいた)。
3年生の頃、すでに吉本興業にピンで所属していた粗品からコンビ結成を申し込まれ、粗品の熱心な態度に胸を打たれて「霜降り明星」を結成する。
NSCなどを経ず突然連れてこられたことや、結成当時は粗品が「オールザッツ漫才」で優勝したばかりであったことから周囲から白い目で見られる日々だったが、コンビとして活動を続けて理解されるようになり、今日のブレイクに至る。
俳優として「テセウスの船」や「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」などに出演している。
2023年9月に結婚を発表した、同年12月に第一子が誕生している。
2025年に「ゴチになります!26」にて新レギュラーに就任。
騒動
2020年6月にZOOMで一般女性とオンライン飲み会をしている最中で下半身を脱いだことが文春砲で発覚した。これにより、霜降り明星として出演していたおはスタは降板になり、他の仕事も失ってしまう。その直後に放送された「霜降り明星のANN0」では騒動について触れることなく、ファンを不安にさせない姿勢を示した。
だが、事実に反するとして吉本側が裁判を起こし、2022年12月に勝訴判決が下された。
この事でせいやはしばらく女性不信に陥ったが、前述の通り結婚している。
関連タグ
尾田栄一郎…2020年8月27日放送の『嵐ツボ』で「天才だと思う人ランキング」1位にせいやの名を挙げた。ちなみに、相方粗品とともに「ONE PIECE FILM RED」でクラゲ海賊団船員の声の担当をしている。
ウエストランド…井口浩之が女性とSNSのDMでやり取りしている時に、下半身露出した写真をばらまかれてしまう過去があった。その後、井口とせいやは「フリースタイルティーチャー」でMCバトルをしている。