アグキラ
あぐきら
【CAUTION】以下、SEED FREEDOMのネタバレ注意!!
実は、このカップリングの片割れであるアグネスは、コーディネイターとして優れているが故にモビルスーツパイロットとしてだけでなく女性としても並外れたプライドを持っており、「誰からも愛される資格がある女」と思い込んでいる傲慢な人物だった。
上述の性格故に、同期にしてアグネスにアカデミー在学時代の恋人を奪われた被害者のルナマリア・ホークを『恋愛面の敗者』として見下している(ルナマリアも、アグネスと分かり合うことを諦めている)ことから、アグネスは自分に相応しい優れた男、すなわちコンパスにおける上官で歴戦の英雄でもあるキラを狙っていたようだ。
このため、オルドリン自治区の戦いでは、ブルーコスモス残党と残党を追撃しようとした地元に駐留しているザフトを無力化したことで心身が疲弊しているキラをシン・アスカが心配している一方で、アグネスは「シンとは格が違うわね」と場違いな発言をしている。
『小説版SEED FREEDOM』では、アグネスがキラを狙っていたのは、「『フリーダムのパイロット』だから自分のパートナーに相応しい」「『ラクス・クラインから恋人を奪った女』になれるチャンスなんてそうそうない」という自己顕示欲による野心が理由とされている。
だが、コンパスにおける任務に明け暮れながらも、キラはコンパスの総裁にして恋人でもあるラクスのことを大事に想っており、コンパスとファウンデーション王国との共同作戦が進められようとしていた前夜のナイトパーティーでアグネスに踊らないかと誘われた時は「遊びに来たんじゃないよ、ボクらは」と拒否。
その後、ミレニアム艦内の自室で一人新装備のシステム調整を行っていた自分に夜食を持って来たアグネスが、ラクスを「愛する人を戦場に送り出して自分は安全な所でただ見ている」と一方的に非難すると同時に「自分ならキラにもっと優しく出来る」と宣いながらキスを迫った(この時、キラの個室の外には偶然にもキラ用の夜食を持って来たラクスがおり、アグネスはそれに気づいていた上でキラに上述の行為を行った)時は、声が似ているだけの別人とはいえ、アグネスが嘗ての初恋にして拭い難いトラウマとなった少女と重なったのか、引き離した上に毒虫を見るような目(小説版の表現)を向けた。
ファウンデーション宰相のオルフェ・ラム・タオがラクスと一緒にいたことなどから精神的に不安定になっていたとはいえ、本来は温厚な性格であるキラだからこそ上述の対応で済ませたものの、これがラクスの婚約者だったキラの親友である青年だったら、彼の逆鱗に触れたアグネスはどうなっていたことか……。
(自業自得とはいえ)自尊心を傷つけられたアグネスは情緒不安定になったまま港を彷徨っていたが、偶然出会ったシュラ・サーペンタインに泣いて縋りつく。
しかし、翌日に行われたミケール捕縛作戦でファウンデーション側に寝返り、逆怨みからキラの搭乗機であるライジングフリーダムを背後から攻撃したことが、ラクスから奪い取ろうとしたキラやキラを奪った事実を突きつけて絶望させようとしたラクスだけでなく、見下していたルナマリアとシンとの明暗を分けることになるとは、この時のアグネスは知る由もなかった。
ちなみに、昨夜に激怒したにもかかわらず、キラはアグネスの裏切りに驚きと困惑を隠せなかった。
関連項目(ネタバレ)
- キラフレ:このカップリングの片割れであるフレイ・アルスターが、アグネスとCVが同じ共通点を持つカップリング。但し、アグネスと違い、フレイは最初こそキラを父・ジョージの復讐のための駒として利用しようとしていたが、キラの苦悩と悲しみを知っていったことから無意識に彼に惹かれ、終盤ではコーディネイターを憎悪していた頃の自分の行動を反省するなど、精神的な成長を見せた。SEED最終回でフレイはキラの眼前で戦死してしまうが 「私の本当の想いが、貴方を守るから……」 とキラに言い遺して消えて逝った。そして、フレイが最期にキラへ望んだだろう「死んで自由を得るのではなく、生きて幸せになることで自由を掴んで欲しい」という願いは、劇場版の終盤に叶えられることになる。
- シンステ:このカップリングの片割れであるステラ・ルーシェが、アグネスとCVが同じ共通点を持つ。但し、アグネスと違い、普段は非常に幼く大人しい性格のステラはディオキアで出会ったシンと心を通わせており(小説版DESTINYでは、シンに対して明確に恋心を抱いている描写がある)、DESTINYの物語中盤で発生したベルリンの戦いで戦死してしまうが、DESTINY最終回でアスランとの決戦に敗れたシンの前に霊体として現れて悲惨な過去に囚われ苦しんでいた彼の心を救った。そして、劇場版でも意外な形でシンを救うことになる。
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愛される資格のある女
アグネスがキラを裏切らなかったら?のifものです。ラクスに裏切られたと思っている傷心の彼に言い寄って、ラクスからキラを奪い取る話です。前編にあたる本話では①世界情勢の把握、②ファウンデーションのパーティーの際のアグネスの独白、③キラに拒絶されたときのアグネスの独白、➃キラが暴走した時のアグネスの反応と行動を取り扱います。山場の寝取りは後編に譲ります。 注意 ・寝取りものです。純愛ではありませんので、ご注意ください。 ・アグネス×キラです。本作はキラ×ラクスではありませんので、キララクファンの方、申し訳ございません。 ・アグネスの性格を若干改編しています。我慢強いです。キラに袖にされても、諦めません。 ・原作改変が含まれます。 ・アグネスがだいぶキラにネットリとした感情を抱いています。原作以上の間女です。 ・映画 ガンダムSEED FREEDOMと、小説『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 上』、入場特典『月光のワルキューレ』のネタバレを多く含みます。映画未視聴、小説未読の方、ネタバレが嫌だという方は閲覧をお控え下さい。 以上の事をご理解いただけますと幸いです。 追記 2/14 キャプション、3~6ページの加筆・修正を致しました。タイトルを「アグネスがラクスからキラを寝取る話」から「愛される資格のある女」に変更いたしました。 2/15 2、3ページを修正致しました。12,454文字pixiv小説作品 - アグネスがラクスからキラを寝取る話
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