これ以外のアルビオンに関してはこちらを参照。
艦体データ
艦級 | ペガサス級7番艦(改ペガサス級4番艦) |
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分類 | 強襲揚陸艦 |
全長 | 305m |
全高 | 82m |
全幅 | 210m |
武装 | 連装メガ粒子砲フッドXII型、連装メガ粒子砲、連装対空レーザー砲、連装対地レーザー砲、大型ミサイル発射管 |
所属 | 地球連邦軍 |
概要
一年戦争後、ペガサス級強襲揚陸艦の7番艦として月のアナハイム・エレクトロニクス社にて建造された、宇宙世紀0083年における最新鋭艦艇の一つ。
艦長はエイパー・シナプス。
本艦の外観はそれまでのペガサス級(ホワイトベースやグレイファントム等)の一般配置を踏襲しているものの、細部の形状に異なる点が多くみられる。
外見上の最大の相違点は翼の配置と枚数であり、それまでのペガサス級の2枚に対して、本艦は4枚の可変翼を有する。また、ホワイトベースなどではモビルスーツデッキに直結し、いわゆる「前脚」の内側に配置されていたMS用カタパルトが、本艦の場合はMSデッキの上(「前脚」の上面)に配置されている。このカタパルトは非使用時には折り畳まれて収容されているが、グリプス戦役以降の艦艇に見られる形式に近い物となっている。
なお、従来のMSカタパルトがあった部位はコア・ファイター用発着艦デッキ兼MS用着艦デッキとして機能する。
なお、本艦は連邦軍艦艇としては初めてレーザー推進用の受光ミラーを備えている。
ガンダム開発計画の一環としてオーストラリア大陸トリントン基地へ寄港し、そこで艦載していたガンダム試作2号機をジオン残党軍「デラーズ・フリート」に奪取され、ガンダム開発計画の責任者であるジョン・コーウェン中将の指示により2号機奪還の任に就いた事をきっかけに「デラーズ紛争」へと参加する事になる。
デラーズ紛争後の消息は不明だが、一説にはティターンズ所属の艦になったとも、廃艦処分になったとも言われている。
レーザー推進システム
一年戦争後、月面都市を発着する定期航路を用いる民間船に主に採用されたシステム。
艦艇側の受光ミラーと、月面側のレーザー発振システムからなる。
宇宙空間では減速要因が存在しないため、定期航路を用いる(=進路変更がない)船の場合は、熱核スラスターによる初期加速後は、慣性推進のみで目的地へと到達できるのである。
スペースコロニーの港は、回転体中心の無重力地帯に設置されているため、コロニーから発進する民間船は小型・小出力のジェネレーター(低価格)を用いて、段階的に初期加速を行えばよい。
しかし、月には地球の六分の一とはいえ重力圏が存在するため、この重力を振り切って月から発進する場合には、一定以上量の熱核スラスター推進剤を、一度に燃焼させて大加速するための出力を持った、“それなり”のジェネレーターを搭載しなければならない。
そこで、月から発進する際の推進剤着火エネルギーを外部供給式にしてしまえば、コロニー間航路専用の低価格民間船であっても、月の定期航路を利用できると考え、開発されたシステムである。
使用方法は、劇中に見られたように、月の施設から推進剤着火用レーザーを照射し、船側はミラーを用いてスラスター部へ当てることで、着火する。
だが、軍艦は元々、各種メガ粒子砲やMSの整備、エネルギー補給。大型ともなれば重力ブロックを稼働させるための超大型ジェネレーターを搭載しているため、月の重力圏を脱する程度の出力は簡単に確保できたことから、享受できるメリットが小さかった。よって、軍用艦へのミラー搭載は試験的にアルビオンに採用されたのみに留まった。
また、月側のレーザー発振施設についても、デラーズ・フリートのコロニー落としに利用された事から、同様の事件が起こらないよう閉鎖されるに至ったとされる。
関連項目
機動戦士ガンダム0083 アナハイム・エレクトロニクス ペガサス級強襲揚陸艦
役所が病気:詳細は該当項目を参照していただきたいが、イギリスの艦艇であるアルビオンが日本へやってきた際に「ガンダムは積んでいません」(意訳)のツイートをした。