オーロラ 揺らめく時空超えて
飛び込む 迷走するパラレルワールド
--GACKT「Journey through the Decade」
概要
『仮面ライダーディケイド』に登場する能力(現象)で、見た目には銀色の幕のようなもの。
自分の場所を、別の場所や異世界(パラレルワールド)と繋げ、別世界の仮面ライダーや怪人を連れてきたり遠距離を瞬時に移動できる。
出現させたあとに任意の方向へ移動させることもでき、静止した物体(人物)を強制的に巻き込むことも可能。
ディケイド本編の使い手としては、門矢士 / 仮面ライダーディケイド、海東大樹 / 仮面ライダーディエンド、鳴滝、アポロガイストが確認されている。
他作品の使い手はスウォルツ / アナザーディケイドや鳳桜・カグヤ・クォーツ / 仮面ライダーレジェンド及び「レジェンドの世界」においての一般人(詳しくは後述)
その他、『オールライダー対大ショッカー』を含むいくつかの作品で、士や海東によるものではないオーロラカーテンにより、仮面ライダーやスーパー戦隊が現れるシーンがある。(敵を増やす行為なので、当然ヴィランによるものではない)
これは、上記以外の人物達以外にもオーロラカーテンの使い手がいることを示している。
また、本編第1話で9つの世界が融合し始めたときは、怪人から逃げている光夏海が何度もオーロラカーテンをくぐっており、世界の融合による影響で自然発生するものとも思われる。
とはいえ、あくまで一種の世界観を遮る壁のようなものであり、これを利用して対象を別世界に閉じ込めたり、キングストーンフラッシュでこじ開けることもできるが、無理矢理通ろうとすれば変身が解除されるほどのダメージを負う。
第1話を見るにディケイドライバーが一種のパスポートの役割を果たしていると思しき部分もあり、光夏海がディケイドライバーとライドブッカーを士に手渡す時だけ、両手がオーロラカーテンを突き抜けていた他、士がディケイドに変身した影響でオーロラカーテンが破壊され、その破片がワーム軍団に激突するという現象が発生していた。
劇中での主な使用例
士のオーロラカーテン
当初は自然発生した(と思われる)オーロラカーテンを偶発的に使用するだけであった(※第1話では、光写真館へ急ごうとマシンディケイダーで移動している間にオーロラカーテンを突き抜けているが、本人は意識していなかった。そもそも並行世界を超える機能がマシンディケイダーに搭載されている為、おかしな描写というわけではない)が、映画『オールライダー対大ショッカー』で、「世界の壁を越える」という士自身の能力であることが判明し、記憶を取り戻して以降、自分の意思で発現することが可能となった。
これは仮面ライダーディケイドの力とは関係なく行使可能で、実際スウォルツによってディケイドの能力を奪われ、ディケイドライドウォッチに残してあったバックアップで変身能力を取り戻す迄の間にもオーロラカーテンを操っている。
また『仮面ライダージオウ』で再登場した際には時間移動にも利用できるようになっている。
オーラに対しては「わざわざ時間旅行をしないと時を越えられないのか?」と挑発しており、士にとって時空間移動は、当たり前に使える移動手段の一つでしかないということだろう。
回避や逃走に使用される場合が多いが、特にリスクもなく連発可能と言う辺りこれも大概チートである。
『仮面ライダーG』に客演した際には平成9大ライダーを丸ごと転送し、Gにエールを送った。
アナザーディケイドのオーロラカーテン
スウォルツがディケイドから力の一端を奪い取ったため、使用可能になった。
本編中では時空間移動の他に、相手を捕縛したり、敵をワープさせて攻撃を回避するなど芸当を披露している。ただ、これらの使い方はあくまで応用であるため士なども容易に操作可能と思われる。
固有の能力としては、人間を取り込んで”失われた可能性の世界"「アナザーワールド」を創出し、そこからオーロラカーテンを介してダークライダーを召喚・使役(支配)するというもの。理論上では世界の創出は出来るが、今の所、出来ないもののこれまた士にオーロラカーテンの制御を奪われてアナザーワールドの侵入を許してしまっている。
レジェンドのオーロラカーテン
『仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド』にも登場。「レジェンドの世界」において一般人にも普及しており、鳳桜・カグヤ・クォーツはこの力を使って様々な世界を渡り歩き、一ノ瀬宝太郎を自身の世界へ呼び寄せた。
オーロラカーテン風カーテン?
2019年7月、東映ヒーローネットから期間限定でこのオーロラカーテンを模したカーテン「あのオーロラ的なカーテン」が販売された。(※実際には時間移動できません)
販売は8/4で終了している。