カオスな奴らがワイルドにいく悪霊の家
かおすなやつらがわいるどにいくあくりょうのいえ
※この記事にはTRPGシナリオ「悪霊の家」のネタバレが含まれています。
クトゥルフ神話TRPGルールブックに掲載されている基本シナリオ「悪霊の家」を本セッションのKP(キーパー)を務めるディズム氏が現代版にアレンジしたもの。通称「カオスワイルド」。
2016年8月19日から始まった『驚天動地倶楽部』の栄えあるデビュー作であり、プレイヤーとしても参加しているJB氏の手書きながらも味わいのある豊富な(ネタ)イラストの数々、プレイヤー3人が絶妙なテンポで織り成す軽快かつ爽快なロールプレイがこの動画の魅力・本質と言っても過言ではなく、事実Part1の動画は公開されるや否や瞬く間に圧倒的な再生数(後に100万再生突破)とコメント数を叩き出し、同グループの人気を確固たるものにした衝撃の人気作(TRPGランキング最高3位)となっている。
なお2019年03月23日にはライブ配信でルールブックそのまんまの「悪霊の家」にも行っている。
東京の郊外にある古びた洋館、そこはかつて非業の死を遂げた外国人が建てた屋敷であり、そして移り住んだ人間は謎の失踪、もしくは変死体として発見されると言う曰く付きの物件だった。
そんな噂を聞きつけた凄腕のゴーストハンター「JB」は一人その屋敷に潜入しようとするものの、屋敷に漂う危険な香りから一人での探索を断念。そこで彼は仲間の一人である占い師の「ペレ夫」、そしてもう一人の仲間であるギャンブラーの「小ka栗ショーン」に応援を求めるべく、彼らの元を訪ねるのであった。果たして洋館で3人を待ち受けているものとは…?
JB(ジェームズ・ボンド)
「俺の名前はJB、凄腕のゴーストハンターだ」
「オカルトシックスセンス発動」「uh☆」
能力値 | STR:12 DEX:10 INT:15 CON:07 APP:08 POW:08 SIZ:10 EDU:10 SAN:40 アイデア:75 幸運:40 知識:50 耐久力:09 |
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特技 | オカルト:70% 生物学:41% 説得:70% 電気修理:50% キック:40% 拳銃:70% ショットガン:70% ライフル:70% |
持ち物 | ハンドガン:1丁 ショットガン:1丁 ライフル:1丁 懐中電灯:1個 ロープ:1本 |
今回の探検に仲間の2人を誘ったイギリス人。緑色のスーツに白い覆面を被ったゴーストハンター。
己のシックスセンスと(何処に隠し持っているのかは不明だが)多彩な銃火器を武器に、今まで数々の怪異達と激闘を繰り広げてきた…らしいのだが、その怪異への対処法が専ら銃火器をぶっ放す事であるため、他の2人からは(色んな意味で)危険人物扱いされていたりする。
また外国人なので英語は読めるのだが、日本語はたまに間違えたり、(3人の中でSAN値が最も低いためか)ゴーストハンターにもかかわらず怪異の一つ一つに大絶叫を上げる等、本当にその道のプロなのかどうかは疑問が残る。上述の通り、一度1人だけで屋敷を訪れていた様だが…?
ある意味で本作における全ての元凶。3人の中では最も自由人かつ最も好戦的な人物であり、応援を求めるためとは言え危険な探検に下記の2人を(多少強引に)誘ったり、屋敷の備品で勝手に遊び始めたり(時には完全に寛いでいた)、(ペレ夫の制止も聞かずに)銃火器でバリケードを破壊して中に入っていた手がかりを台無しにする等、良くも悪くもそれが彼の魅力となっている。
尚、本名は(本人とKPであるディズムの発言から)「ジェームズ・ボンド」なのだが、仲間の2人は常にJB(ジェービー)と呼ぶため、実は作中では一度も本名で呼ばれた事がない。
ペレ夫(ぺれお)
「よろしく☆ペレ夫です」
「このイケメンに傷をつけようってのか」
能力値 | STR:08 DEX:16 INT:16 CON:10 APP:15 POW:10 SIZ:11 EDU:17 SAN:50 アイデア:80 幸運:50 知識:85 耐久力:11 |
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特技 | 言いくるめ:70% 応急手当:60% オカルト:70% 鍵開け:60% 聞き耳:70% 信用:70% 心理学:50% 投擲:30% マーシャルアーツ:47% 目星:70% こぶし:70% |
持ち物 | 水晶玉:1個 |
JBの仲間の一人。紫色のフードを目深に被った怪しい風貌の占い師。福岡県出身の日本人。
表向きは新宿裏町で占い屋を営みながら、裏ではJBの情報屋として活動している。
自他共に認めるイケメンであり、動画内では彼(中の人)のあざとさが遺憾なく発揮されている。
ちなみに名前はコードネームではなく(家の表札にも書かれているため)どうやら本名らしい。
当初は情報屋らしく(インドア派だったため)表立って行動する事を嫌い、一度はJBとの同行を渋るものの結局は強引に協力させられる事になった苦労人。そして案の定、怪異に巻き込まれた際にはJBに対して怒りを露わにしていた。尚、小ka栗ショーンとは今回が初対面である。
また好戦的かつ癖の強い他の2人とは異なり、かなり常識人寄りな思考の持ち主であるため、危険を冒さない様慎重に行動する事が多いのだが、肝心な所でダイス運に恵まれない。
小ka栗ショーン(おかぐりしょーん)
「はじめまして、小ka栗ショーンです」
「お前との楽しい旅なら俺はどこだって付いていくぜ」
能力値 | STR:08 DEX:09 INT:11 CON:06 APP:10 POW:11 SIZ:16 EDU:14 SAN:55 アイデア:55 幸運:55 知識:70 耐久力:11 |
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特技 | 言いくるめ:55% 隠す:56% 跳躍:70% 目星:70% 居合:70% 組みつき:34% 日本刀:70% |
持ち物 | 日本刀:1本 カロリーメイト:沢山 |
JBの仲間の一人。首に巻かれた黄色のスカーフがトレードマークのギャンブラー。趣味は居合。
角刈り、白髪、強面、筋骨隆々と見るからに近付き難い要素満載の巨漢なのだが、彼自身(中の人はTRPG初心者であるにもかかわらず)はノリの良い性格の持ち主である。
常に日本刀を(他人には分からない形で)携行しており、その見た目に違わず高い戦闘能力を誇る。
JBとは良き戦友の間柄。尚、3人の中では唯一、出身地が明らかにされていない。
本人は歴戦の戦士らしく物事の解決に刀を持ち出す事も多いのだが、初対面であるペレ夫ともすぐに仲良くなっているため、JBほど好戦的ではない。しかし最も作画が壊れるのは彼である。
またギャンブラーとしての腕前も高く、自宅は学校並みの広さを持つ大きな豪邸であり、風呂場にはシャワーが2本付いていたりするのだが、何故か寝室だけは未だに敷布団らしい。