概要
『プリキュアオールスターズNewStage2』で初登場。妖精がプリキュアについて学ぶ為の教科書で、各プリキュアのあらゆる情報と、変身前の少女達のあらゆるプライベートに関する情報が掲載されている。
グレルの影に利用された時は、プリキュア達の弱点を的確についた対策により、多くのプリキュアが術中にはまり敗北し変身アイテムを奪われ、『スマイルプリキュア』までのプリキュアが全員封印されてしまった。
先輩プリキュア達は水晶化されたシーンしかないため、具体的な弱点の描写はなく、また教科書の内容が映るシーンもあるが妖精の世界の言語で書かれており解読することもできない。戦い方の弱点をついた描写があったのはスマイルプリキュア戦のみでキュアサニーの炎に対しては水で相殺、キュアピースの落雷は木を避雷針にして回避、キュアマーチのエネルギー弾攻撃は弾力のある網状になって跳ね返す、キュアビューティの氷は湖に潜り、表面だけ凍らせて回避……と4人の必殺技を完全に破っている。
『プリキュアオールスターズNewStage3』にも登場し、エンエンとグレルが『ハピネスチャージプリキュア!』の事を書く為に持っていくのだが、その後夢の中で落としてしまいマアムに悪用され、『ドキドキ!プリキュア』までのプリキュアが全員夢の中に閉じ込められてしまった。
同作での事件解決後は、ハピネスチャージプリキュア及びキュアエコーが記載されることになった。
秘めた危険性
妖精学校の教科書というとメルヘンチックな雰囲気だが、その実態はプリキュア達のあらゆる詳細なスペックを網羅した機密文書であり、これ一冊あれば各プリキュアの弱点や変身前の個人情報まで丸裸にされるという恐ろしい魔導書である。
本来的には妖精がプリキュアのことをよく知ることで信頼関係を結ぶための物として作られているはずなのだが、実際にはプリキュアを倒すための攻略本と化しているのが実情で、プリキュアオールスターズ世界の最強の敵はブラックホールではなくコレといっても過言では無い。妖精学校からの持ちだし厳禁が切に望まれるのだが、オールスターズ映画に登場する敵には盗賊などがいることから強奪される可能性もあるので予断が許されない。
ただしプリキュア教科書に記載されていないプリキュアチームの情報は解らない為、教科書が悪用された時はまだ教科書に載っていない新しく誕生したばかりのプリキュアチームが解決の鍵になった。
(『NewStage2』でのドキドキプリキュアや『NewStage3』でのハピネスチャージプリキュア&キュアエコーなど)
もっとも、その年の事件が解決したら活躍した新人達の情報が漏れなく記載されるわけだが…
ただ、『NewStage2』で水晶に封じられていたり『NewStage3』で夢の世界に封じられていた歴代プリキュアが脱出した後は、プリキュア(チーム)同士の想定外の連携攻撃で敵側が押されていったことからわかるように、教科書頼りの攻略の裏をかくことは十分可能である。
「私たちを倒す方法など教科書に載っていません!!」(byキュアビューティ in NewStage2)
余談
ちなみに、『春のカーニバル♪』でオドレンとウタエンはプリキュアの変身アイテムを奪いパートナー妖精を誘拐しているが、プリキュア教科書を参考にしたかは定かではない。また『奇跡の魔法!』において魔女ソルシエールが歴代ラスボスの複製体の作成に成功しているが、プリキュア教科書を参照したというより自身の能力によるものが大きい。
関連タグ
二次創作:メイン画像はプリキュア教科書を題材として書かれたものであって、公式設定や描写に準じたものではない。