医学科

いがっか

医学部の学科のひとつ。医師を養成する。

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医学部の学科のひとつで、医師を養成することを目的としている。

学科の特徴

6年制である。普通の大学は4年制だが、医学科は要求される勉強量が他の学部に比べて非常に多いため、最低でも6年間の修学が必要とされる。なお、医学科以外の6年制の学部・学科には歯学部（歯医者を養成）・薬学部（薬剤師を養成）・獣医学科（獣医師を養成成）がある。
入学試験の難易度（偏差値・倍率）が国公立・私立を問わず非常に高い。
全ての大学の医学科に面接試験があり、将来医者になるものとしての適性が測られる。それに加え、高校在籍時の欠席日数も合否の対象になる模様。現に、2021年度の東大入試では、理科Ⅲ類の合格者最低点はおろか合格者平均点を超えていたにもかかわらず、登校日数は高3の7月から10日程だったという受験生が面接で不合格となっている。
医師を養成するという特性上、国家試験の合格率がそのまま大学の評価に直結する。そのため、勉強が足りない（国家試験に合格できそうにない）学生は容赦なく留年または退学させられることがある。特に偏差値が低めの私立でこの傾向が顕著である。

入試難易度が非常に高く、ほとんどの大学で少なくとも東大に合格できるくらいの学力が要求される。特に旧帝大などの名門大学では東大以上の難易度となることもある。
学費が私立より遥かに安い。
以上の理由から、浪人して入学してくる人が他の学部・学科に比べて高く、現役入学者が少ない。

やはり入試難易度は高く、最低でも早慶の理工学部に合格できるくらいの学力が必要。特に慶應義塾大学医学部は東大に合格した人ですら落ちることがある。また、「他の学部・学科は大したことなくても（Fラン同然）、医学科だけは別格」という大学もある。
慶應、順天、医療大以外の私立医学部は学費・授業料が他の学部に比べて非常に高い。安いところでも6年間で2300〜2500万円、高いところだと6年間で5000万円近くかかるところもある。下宿を考慮するともっとかかると思ったほうが良い。
学費が非常に高いことから、入学者のほとんどは開業医の子供（親の跡継ぎ）や政治家などの金持ちの子供である。ただし、奨学金を使って入学する一般サラリーマン家庭の子供も少数派ではあるが存在する。
国家試験の結果がそのまま大学評価に直結するため、留年する人が多い。ただでさえ学費が非常に高い私立医学科であり、留年すると親に迷惑をかけることになる（最悪、学費を払えず奨学金も打ち切られ中退する羽目になる）。だから、私立の医学科に入学した人は一生懸命勉強しましょう。