概要
千葉市花見川区幕張本郷にあるJR東日本総武本線(中央・総武緩行線のみ停車。1981年10月1日開業)と、京成電鉄千葉線(1991年8月7日開業)の駅。後者は「京成幕張本郷」駅が正式名称だが、両者は隣接・乗換駅になっている。
京成の駅側にあるバスロータリーからは海浜幕張駅や幕張メッセ/千葉マリンスタジアム、イオンモール幕張新都心をはじめ多くの地域にバス路線が広く運行され、そのほとんどは京成バスが占める。
特に駅側の乗り場に発着する【幕01】新都心・幕張線は千葉はおろか、全国でも屈指の高密度路線で、平日の朝8時台は2つの乗り場を使って1時間で52本もの便が出発していく。その中には専用に導入された連節バスを用いた便も多い。しかしそれでも多数のバス待ちの利用客の列が伸びるという。また沿線に千葉県の運転免許センターがあるために日中でも混在している。
「・・・最初から軌道系交通機関を整備しておけば良かったのに」などと言ってはいけない。当初はここまで利用者が急増するとは読めなかったのだ。
一応新交通システムやLRTの導入構想はあるにはあるのだが、以前に千葉都市モノレールが多額の赤字を出していたという”前例”や、現在の千葉県や千葉市の財政事情もあり今となっては実現は難しい。
ちなみに上記の幕張メッセ各方面までのバス料金は220円・タクシー利用だと約1700円である。(2021年現在)
駅構造
JR東日本
駅番号はJB34。
JR東日本千葉支社が管理する車両基地、「幕張車両センター」が隣接。入出庫列車は総武快速線から出入りする形になっており、所属車両も総武快速線の車両が主となる。当駅は緩行線の駅であるために始終着とする列車は存在しないが、隣の津田沼駅に始終着の列車がある。これは津田沼駅近隣にある元習志野電車区跡に緩行線の留置線があるからである。
緩行線ホームは島式1面2線。
京成電鉄(京成幕張本郷駅)
駅番号はKS52。普通列車のみの運行だが、昼間は新京成電鉄松戸方面への直通列車が乗り入れている。ホームは島式1面2線。
利用状況
近況
JR東日本
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は29,796人である。
京成電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は16,835人である。
利用状況比較表
事業者名 | JR東日本 | 京成電鉄 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 26,084人 | 52,168人 | 13,090人 |
2009年(平成21年)度 | 25,821人 | 51,642人 | 12,960人 |
2010年(平成22年)度 | 25,985人 | 51,970人 | 12,756人 |
2011年(平成23年)度 | 25,933人 | 51,866人 | 12,400人 |
2012年(平成24年)度 | 25,873人 | 51,746人 | 12,708人 |
2013年(平成25年)度 | 26,981人 | 53,962人 | 13,713人 |
2014年(平成26年)度 | 27,329人 | 54,658人 | 14,693人 |
2015年(平成27年)度 | 27,655人 | 55,310人 | 15,207人 |
2016年(平成28年)度 | 28,297人 | 56,594人 | 15,579人 |
2017年(平成29年)度 | 29,017人 | 58,034人 | 16,297人 |
2018年(平成30年)度 | 29,796人 | 59,592人 | 16,608人 |
2019年(令和元年)度 | 16,835人 |