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「我が分身達よ、もう十分にその数を増やしたろう?今こそ力を見せろ!」

CV:寺島幹夫


概要編集

第27話「イエロー戦線離脱」に登場。


獣男爵コボルダの所有するカードから召喚された地のサイマ獣

眼鏡を掛けたモグラの姿をしており、胸部に悪魔の顔のついた鎧を身に着け、弓矢薙刀で武装している。


自身の分身である「土を食らう虫」で操る能力の持ち主で、口から光線を放つ攻撃手段も併せ持つ。

劇中ではその虫を地中に埋め込み、地盤を脆くさせて地面を陥没させ、街に被害を及ぼそうと目論んだ。なお、ドグル自身はかなりの老齢らしく、その証拠にコボルダに作戦を命じられた際には「この老体でお役に立ちますかどうか…」とこぼしている。


活躍編集

上記のコボルダの作戦のため、大量のインプスと共に出現。インプスがゴーゴーファイブを足止めしている内に自身は弓矢で街の破壊活動を行う。

しかし、それはゴーゴーファイブを欺くためのカモフラージュにすぎず、その過程で地中に虫のを埋め込んで行く。そんな中、イエローはインプスとの交戦中に絵が好きな克哉少年に重傷を負わせた事が原因で、彼の両親から非難を浴びることになってしまい戦意を喪失する。


翌日、一斉に孵化した虫達は次々と土を食べ進めて広範囲の地盤を脆弱化させ、大規模な地盤沈下を引き起こす(冒頭の台詞はその際のもの)

駆けつけたイエロー以外のゴーゴーファイブをコボルダとサラマンデスが迎え撃つ中、自身は悠々と虫を操ろうとするも参戦したダイモンに弓を破壊されしまい、それと同時に虫も消滅してしまう。


計画を台無しにされた怒りからイエローを口からの光線ビで攻撃し薙刀で立ち向かうも、前述のトラウマを振り切ったイエローの至近距離からのブイマシンガンの射撃に怯み、その隙を突かれて5人のビックブイバスターをコボルダと共に叩き込まれて倒される。


直後にピエールの放った再生カードによって巨大な死霊として復活。

巨大戦ではビクトリーロボライナーボーイを強力な体当たりで攻撃するが、ライナーキックとブラスターシールドの射撃に怯んだ隙にマックスビクトリーロボへの合体を許してしまい、そのまま止めのマックスノバを喰らって爆散した。



余談編集

モチーフはモグラ


声を演じる寺島氏は『Xボンバー』のドクトル・ベン以来実に18年振りの特撮作品出演となり、同時に今作がスーパー戦隊シリーズ初出演にもなったが、2008年12月に亡くなった為このドグル役が同シリーズにおける最初で最後の出演となった。


当記事をご覧の皆様は既にご存知だと思うが、ゴーイエロー/巽ダイモンを演じた柴田賢志氏はゴーゴーファイブのクランクアップ直前に脳腫瘍が発覚。手術を受けたものの後遺症が残り、2007年に俳優を一度引退。それからメディアへの出演を控え、同番組の共演者との交流も絶っていたが、2018年6月に放送された『爆報!THEフライデー』において、実に19年振りにゴーゴーファイブの共演者との再会が実現。その際に第27話におけるマトイの「優しいだけが家族か!今戦わなければ…アイツは、二度と立ち上がれねぇ!!」のセリフが引用された。

それから約1年後の2019年3月、柴田氏はTwitter上で活動再開を表明。同年9月には20周年記念イベントへの参加を果たしたのである。


関連タグ編集

救急戦隊ゴーゴーファイブ 災魔一族 サイマ獣 モグラ


モグラネジレ:『電磁戦隊メガレンジャー』に登場した先輩モグラ。


サソリネジレ:同じく『電磁戦隊メガレンジャー』の怪人で、こちらも戦隊メンバーの一人が誤って子供に重傷を負わせてしまった回に登場している。


ヒエラヒエラ昨年登場した、同じく弓矢を操る戦隊怪人。


穴掘り忍者モグドラゴ3年後に登場するモグラモチーフの後輩。

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