「全エネルギーが放たれた時、東京は死の街になる!」
概要
『電磁戦隊メガレンジャー』第12話「こまるぜ!我らのぐうたら先生」に登場。
赤いラインの走る黒いバイザーで目元が覆われたモグラの姿をしており、機械的な左腕と左足が特徴。ネジレ獣特有のねじれた意匠も同じ個所に存在しているが、まるでキャタピラのような形状である。また、鼻先がねじれているのも見逃せない。
劇中ではユガンデ達に遣わされて地球に降り立ち、東京を破壊するために宇宙から飛来した「超高圧エネルギー体」の探索に乗り出した。
目のバイザーから破壊光線を発射し、左手のシャベルで地中を掘り進む。
活躍
世界の大都市を破壊し尽くすだけの力を秘めた「超高圧エネルギー体」とされる隕石を入手すべくユガンデに派遣される。隕石を入手した暁には、実験として東京の壊滅を画策。
隕石の落下跡に健太達と居合わせたため、メガレンジャーと隕石の争奪戦をクネクネと共に繰り広げることになるが、戦闘ではテストの結果のことで落ち込むブラックを一蹴してその場を撤退。
その後、「隕石は膨大な力を秘めている」と知った健太達の担任教師である大岩先生が隕石を所持していることを突き止める。しかし、大岩先生が「悪用されるくらいなら」と隕石を飲み込んでしまったため、デジタイザーの通信を妨害する電波装置の近くにブラックと大岩先生を拘束。
エネルギーを取り出そうと大岩先生を装置にセットするも、彼の言葉で奮起したブラックに電波装置を破壊される。
持ち前の戦闘力で圧倒したブラックに止めを刺そうと襲い掛かるモグラネジレだったが、電波装置の破壊によってデジタイザーの通信を受けた他の4人が駆けつける。そして大岩先生を救出された挙句、エネルギーを取り出すための装置まで破壊される結果となってしまう。
その怒りからメガレンジャーに襲い掛かるも、ブラックとの一騎打ちで圧倒され、止めを刺される直前に現れたビビデビからに巨大化ウイルスを注入され、巨大化。
巨大戦ではギャラクシーメガと交戦し、バイザーから発射する破壊光線でギャラクシーメガを攻撃するも通用せず、ブラックが操縦するギャラクシーメガに圧倒された末、トドメのギャラクシーランスを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフは言うまでもなくモグラだが、他にキャタピラも含まれている。モグラをモチーフとした怪人は『地球戦隊ファイブマン』のモグラルギン以来、7年ぶりの登場となった。
『百化繚乱[下之巻]』にてデザインを担当した下條美治氏は、「ドリルでねじれを表現したかったが、既にサイネジレで使用したため、キャタピラをモチーフにデザインした」と述懐している。なお、バイザーの赤いラインには電飾処理が施されている。
声を演じた米山氏は、昨年の『激走戦隊カーレンジャー』第1話にてボーゾックのモブ役で出演しており、3年後に放送される『仮面ライダークウガ』では桜井剛役で顔出し出演しているが、2022年時点で既に俳優業を引退しているため、これが最後のスーパー戦隊シリーズ出演となった。
関連タグ
電磁戦隊メガレンジャー 邪電王国ネジレジア ネジレ獣 モグラ
穴掘り忍者モグドラゴ:5年後に登場するモグラ繋がりの後輩。